【イライラを解消】自分の意識とエネルギーの流れをクリアにする方法ーまずは文書化(視覚化)

つつじ

母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「気候変動・地球温暖化・サステナビリティ・環境CSR」に特化した専門翻訳会社を経営している小山ケイです。

今日は、先日書いた「人間関係でなんだかもやもやいらいらする」ときの私の対処法について、さらに詳細を書いています。

<もくじ>」
●自分の意識とエネルギーの流れをクリアにする具体的な方法。
●文書化の利点は「読み返せること」

●自分の意識とエネルギーの流れをクリアにする具体的な方法ー文書化による視覚化(鳥の目で俯瞰)

デパ地下

 

文書化にはコツがあります。

まず、自分の感情を客観視すること。

あいつがこんなこと言ったあんなこと言った、と相手の態度ばかりを思い出しては自分もふたたび感情的になってしまいます。

「なぜ、自分はあのとき、こんなことを感じたのか」

 

これを、冷静に、分析することが文書化という問題の視覚化の目的です。

鳥の俯瞰のような感覚で。

六本木ヒルズの鳥

その次に分析することは、その感情は、相手のどんなことに対して湧き出たのか、を考えてみます。

1) 視線→アイコンタクトがなかった、ガンとばしてきた、斜めから見てきた。

2) 服装→TPOを無視していた。

3) 座る場所→喧嘩をうってるかのように、目の前にデンと座った。

4) 声の大きさ→ 目と鼻の先にいながら大声で話してきた。

5) 相手が言った内容。→ 気にしていることにわざと触れてきた。言い方。

6) ジェスチャー→ 山猿のボスやくじゃくのオスみたいに、相手が手足を不自然に大きく広げて自分を威嚇してきた。

などなど。

マ・マンというタイトルの蜘蛛型オブジェです。

この分析のときに生きてくるのが、「それまでの人生経験」です。

ここでようやく出番がやってまいりました。笑

人生経験の豊富な人ほど、分析はやりやすいと思います。人生経験のなかにはそれまで読んだ本や芸術鑑賞、勉強してきたことなども含まれます。

よく言われることが、高齢者ほど人間関係のいろいろなことを解決させられやすいそうです。それまでの何十年に渡る人生経験から解決の糸口を見つけているのだと思います。

自分の過去から「検索する」感覚じゃないかな。

「こういう問題は若いときに経験したあれと一緒」とか「似ている」とか思いながら。たぶん。

自分の抱いた感情にはなんとか気づけても、それが何に対して沸き起こった感情なのか、はそれまで自分が経験してきたことからヒントを探していかないといけない。

「なんとなく腹立った」では自分をさらなる高みに乗せられないです。

新宿のビル群

なぜ、そう思ったのか。

なぜ、自分は腹がたったのか?

なぜ、不愉快だったのか?

 

つぎのコツが文書化の際は手を休めないということ。

文法や漢字変換を気にすることなく、流れてくるままに書き出します。

「あーすっきりした」

という気分になるまで。

近代映画博物館のカフェ

自分の感情、相手の態度、そのときの状況、

まわりの雰囲気

音は?

音楽は?

人通りは?

交通量は?

室内の匂いは?

朝だったか?夜だったか?

自分はカフェインをたくさん取っていたか?

PAUL新宿南口店

光の分量(明るさ)も分析材料のひとつです。目に入ってくる光の分量は人の高揚感を左右させるといわれています。

カフェインもそう。

 

「ムンクのさけび」は日照時間の少ないオスロで自殺の名所と言われる岬を背景にして描かれていると言われています。

人の目の中に入ってくる光が少なくなると光が多い状況よりも気分がめいりやすい。

大切な会議のときはカフェインをがぶのみしないほうが良いそう。

人の精神を高揚させやすいから。

 

これらはそれまでの人生のなかで、医者や専門家から聞いたり、芸術鑑賞したり、映画をみたり、ライブに行ったり、読書をしたり、セミナーに参加したり、ありとあらゆることを吸収してこそ得られる「解」だと思います。

●文書化の利点は「読み返せること」

六本木ヒルズのテレビ朝日
六本木ヒルズから見る、テレビ朝日のあたりです。

自分が分析を徹底的にして、「あーすっきりした」という気持ちになったら、一度、その文書を読み返します。

この時点で、文法を直したり、言い回しを変えたり、漢字変換を正しくしたりします。

そして数日間、読み返したら、あとはしばらく放置。笑

できれば印刷したほうが良いですね。

出力すると、手元に残るから。

データは事故で消去してしまうこともありますし。

とらやカフェ

そして、ここが大切なのですが、また同じようなことがおこったばあいは、すぐにその文書を読み返します。

あるいは、そのときのいやな感情がふたたびふつふつと湧き起ったら、すぐに文書をゆっくり、読み返してみる。

ワインのラベル

これを長い人生において、何度も何度も繰り返していると、あなたは「自分との折り合い」がいつでも冷静に、リラックスした気分でできる回数が増えてくるはずです。

精神が安定している、ということですね。

社会のなかで、いろんな人や状況に遭遇しながら生きているのですから、自分の感情がさまざまに揺れ動いて当然です。

そのときに、少しでも自分の心をいつものようなリラックスしたステータスに修正することが、今日私が記事にした「感情や出来事を文書化・視覚化する」ことの最大の目的です。

これまで私自身が自分で考え、実践してきた解決策。

私自身には絶大な効果がありました。

(自分で考えた方法なんだから、当然っちゃ当然か。笑)

六本木ヒルズから見る新宿方面

自分が心を落ち着けられる、静かな(あるいは好きな音楽を聴いている)リラックスした気分のときが最適です。

まるでスローモーションのように鳥の目で冷静に俯瞰。

宮本武蔵がハエを箸でガシっとつかむ感覚で。笑

 

お互い、頑張りましょうね!