霊長類最強のリーサルウエポン「人類の想像力」の育て方。5つ。神様からのGIFTです。

今日は、人類が神様から贈られた「想像力」の育て方について書いています。実体験をもとに5つ、ご紹介します。



昨日は下の記事を書きました。

●人類の「想像力」は神様からのGIFTです。大切に育てましょう!

 

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以前私は、「想像力は霊長類のなかでも最強のリーサルウエポンです」と書きました。

  小山ケイ過去記事】「とびきりの想像力を身につけよう!」

想像力とは、自分の頭の中に映写機を設定してスクリーンに映像を映し出すようなものです。なので、鮮明なイメージを思い描くことが「カギ」になります。ただ「想像力」と呪文のように唱えても、映像が思い浮かばないようなら深いところで納得できないはずです。

ではじっさいの養い方を見てまいりましょう。

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1) 日頃からあらゆるところで練習してみる。

2) 文字の世界、耳の世界は、想像力を養う最強の場。

3) 匂いや音を聞いた時も、「映像」を思い描いてみる。

4) 「すごいなぁ」と感動したことこそ映像化しやすい。

5) 味気ない企業報告書(笑)も格好の教材です。

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●日頃からあらゆるところで練習してみる。

アンダス虎ノ門

どんなささいなことでもよいのです。一番よいのはご自身がとても興味を感じることや好きなことがいいかもしれません。

ハイアット箱根のモーニング

たとえば、フレンチ料理を外で食べているとき。ひとつひとつの食材が物珍しかったり、あるいはすごくなじみがあるのにまるで新しい食材をいただいているかのような気がしてくることがありますよね。おいしいフレンチレストランでの食事であれば。

そういうときに、ただ食べて終わり、ではなく、そのときどきで自分の感じたことを「映像」にしてみます。映像化のコツは「疑問にしてみる」ということ。感じたことだけなら「おいしい」でおわってしまいます。ご自身の好奇心や興味に沿って疑問文を作ります。

★シェフはどんなふうに料理されたんだろうか。

★どこで食材を仕入れたんだろうか。

★こういう食材は今の時期、限られた場所しかないはずだから、わざわざ遠出されたんだろうか。

★これだけ味が染みているなら、かなりの時間、煮込んだのではないだろうか。

★なにがそんなに「おいしい」と思わせられているのだろうか。

★シェフはどこで修行されたんだろうか。

★このぴかぴかのカトラリーは、手入れするのにどれぐらいの時間かかるんだろうか。

など。

疑問にすることで、それに対する答えもなんとなく自分のなかに浮かんできます。これが「想像力」ということです。

◆どういうふうに料理?→ まず厨房に立つチェフの姿が浮かびます。包丁やナイフをもちつつ、さらに前日から下ごしらえをしている様子が頭の中のスクリーンにしだいに映し出されてきます。集中している姿も浮かぶことでしょう。食材を丁寧に扱いながら。優れたシェフなら。

★さらにその数日前、シェフが千葉の港町まで足を運んで新鮮な魚介類を手に入れようとしている姿が思い浮かびます。あるいは相模湾や駿河湾。そのときの天気は「晴れ」とは限りません。でもアナタというお客様がいるから、雨が降ろうとやりがふろうと、自分の足で食材を仕入れにいくのです。

★フランスの三ツ星レストランで修行をしているシェフの姿を想像します。映像は以前、映画でみたパリ郊外の静かな農村地帯。小さな町のレストランながら、地産地消でよく吟味された食材を、これまたよく吟味された食器に入れて提供しています。

まるで映画「バベットの晩餐会」のようです。

ミシュランの審査員は、こういうところにもしっかり、足を運んでいるのです。新緑の緑が木漏れ日に揺れて空の青に生える季節です。

★従業員のかたたちが早朝、カトラリーをせっせと磨いています。クリストフルの銀製食器なので、ちょっと手抜きをするとすぐに錆びてしまいます。気が抜けません。歯磨き粉を使って手作業でしっかり、丁寧に、磨いていきます。要する時間はざっと半日。

●文字の世界、耳の世界に触れてみる。

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動画の時代が到来するといわれています。私も動画は大好きです。そして、物語のある映画はさらに大好きです。

その一方で、私は文字の世界や耳の世界にも好んで触れています。文字の世界の代表は文学であり、耳の世界の代表は朗読や落語です。

映像は見ただけでものを瞬時に伝えますが、文字の世界や耳の世界はそれを伝える表現者さんの力を頼りに、読者や聴衆は自分の頭のなかで自分で映像を創り出していきます。

たとえば落語。「隅田川に浮かぶ船を船頭が竿でスゥーっと川底をついて岸から離しますと、空から粉雪がちらほらと振り出しました。その一遍が水面に落ちては溶けていく様子はまるで、いままさに旅立とうとする二人の行く末を暗示しているかのようです」などと噺家さんに言われると、頭にぱぁっと映像が浮かんできます。

そら

私はある師匠が好きでよく聴きにいくのですが、「スぅーっと」というところなんて、リズム感をもって抑揚つけてお話になられるので、私は瞬時に江戸の隅田川へ行ってしまいます。笑

好みもあるかと思いますが、文字の世界や耳の世界は自分の想像力をうんと鍛えてくれる、ということは、頭の隅にいれておいて損はないと思います。

少し長文になりました。上記の3)から5)はまた、明日に書いていきます!

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