小山ケイの人生ドリル71-「引き算する」Do subtraction in your life

今日の記事では、「人生においては引き算する」ついて書いています。

<もくじ>
●引き算する。
●では実際に、どういうことが引き算となるのか。私が考える「人生の引き算」。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。

●「引き算する」。

人生において、足し算できる人はわりと多い。

けれど、ある程度の年齢になったら、「引き算する」ことを人生ドリルとしたほうがいい。

私はこのことを自分の経験から学びました。

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引き算をしたほうがいい理由は、年齢を重ねるごとに「知の共有」や「人類の英知」に少しでも加わる人間になるためです。

平たく言うと、「社会の一員として自分ができることをする。私が私が、ではなく」

青山ビジネススクールに通っていた時。とにかく足し算するかたがおられました。

どういうことか。

誰かが発表していたり意見をいったりすると、それに対して何かを必ず言わないと気が済まないようなのです。そのかた。

重複的に「私もまったく同じ考えで」と発表者の言った内容をそのままなぞって発言する

あるいは医薬会社に勤める人が業界について発表していると、「ではその分野についてはなにかあったら●●さんに相談、ですね」と途中で口はさむ(●●さんとはその発表者のことです)。

発表者の話の流れをブチ切りながら。

自己顕示のためにしていたのか、あるいは気づいていないだけなのか。

いまだにその意図は分からずじまいですが、はたから見ているとまるで、バラエティ番組のひな壇芸人みたいでした(ただし、かけだし。笑)。

われ先にとモノを言う。

若いうちはこれでもいい。遠慮せずに「私が、私が」で自己表現することも若さの魅力といえます。

まわりからぼこぼこにされる可能性はあるけれど。

「自己チューだ」と言われながら。

けれど、ビジネススクールに通うぐらいの年齢となったら「引き算」をしていく必要があります。とくにビジネススクールは、高度な専門性を有する人たちが集まる。

あらゆる専門的なことをすでに知り尽くしている人もかなりの割合で存在します。そのなかにあって足し算をするのであれば、さらに高度な専門性ある発言が求められる。

それが知の進化・深化だからです。

そして知の進化・深化を求める人がやってくるのがビジネススクールであるはずだからです(「箔付け」「なんとなく」「まわりが持ってるから」で取得できるほど生易しかない。笑)

たったひとりの人間の自己顕示の場としてビジネススクールが存在しているわけではない。

「とにかく目立って売れてやれ」の駆け出し芸人はいらない。

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引き算の何がいいかというと、「場」の密度が高まりやすくなること。

場の密度とは:

1) 知の密度。

2) 参加者間の共有密度。

3) 他者にインスピレーションを与える力の密度。

4) 共感性の密度。

5) 多様な方向から意見が発現する可能性の密度。

●では実際に、どういうことが「引き算」か。私が考える「人生の引き算」。

立ち止まって「引き算してみる」機会はたくさんあります。

★会社で自分の意見を言うとき。

★ネットで自分のTweetを送信するとき。

★ネットでリツイートするとき。

★誰かにメールをおくるとき。

★ものを購入するとき。

★人付き合い。

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「ミニマリスト」という生き方が若い方の間で主流となりつつある、とききました。

私の若いころなど「足し算の生活」でブランド物をはじめとするあらゆるものを次から次へと購入する人が主流でした。毎年水着を買い替える人がいたり、高額なブランド物のバッグや服・アクセサリーを次々と購入する人がいたり。

渋谷の空

自分にとっていらないものをわざわざ購入する必要もないわけですし、人と共有(シェア)できるのであればそれにこしたことはない。

生活の潤いとなりえるもの(たとえばデザインの良い食器類、家具、音楽など)までそぎ落として修行僧のような生活を送る必要はないと思いますが(一部の「自称ミニマリストさん」におられるとのこと)、無駄なものはわざわざ購入しなくてもいい。

意見を言うこともそうです。

自分が参加する場やSNSで既出の意見があれば、それを完全になぞることを言う必要はない。言うのであれば、+アルファな新規性ある意見。それがなければ「いいね」とポチすればいい。

昨日も書いたように、とくにネットの世界はなぜか、同じ意見がいくつか出てくるだけでも、「受け取る側」にとってはその情報が大ごとであるかのような印象を与える傾向にある。

受け取る側にはネット世界の情報を拾っているNHKの担当者(今日のニュース用に。笑)や新聞社、テレビ局などのマスメディアも含まれます。

「ネットの世界では大ごとになっています!」

とマスメディアでよく言われるからくり(?)は、いたって少人数の人がそれぞれ同じ意見を出しただけにすぎない、ということに気づかれるかたは多いんじゃないかな。

兜町VASHON店内の様子

私が実践している引き算のしかたはこんな感じです。

引き算の仕方:

a) まずは自分の克己心を確保。

b)「場」の特徴(参加者、知性、性格、背景)を把握。

c) まわりの意見をとにかくよく聞く。

d) アタマと感覚をフル回転させる。

e) 既出をなぞらない。言いたいときは+アルファで。

f) 「どんなことがインスピレーションを与えることになるか」

g) 相乗効果を意識する。