Minimalistでいこうー音楽も、生き方も。問題解決も細かに区切るとうまくいく。

横浜関内

今日の記事では、私が考えるミニマリストの良いところを書いています。このカテゴリーでは前回、下の記事を書きました。

●ミニマリストのすすめー問題解決も細かく区切っていくとうまく行くことが多いです。

横浜港

私はミニマルミュージックが大好きです。小さなテーマが何度も何度もロンドのごとく繰り返されるような音楽。

Philip Grassや坂本龍一、ラベルのボレロなど。

ものごとは本来、いたってシンプル。そのシンプルなことが何度も何度も繰り返されているのだということを強烈に感じるからです。Simplicityの美すら感じます。

ミニマリスト、と言う言葉は本来、社会主義者の一派をあらわしていたそう。Minimalist」の「Minimal」とは「最小限の」という意味や「小さな繰り返し」というような意味があります。

最近では、「必要最低限のもの以外は持たない人」という意味で使われることが多いと思います。今日のこのブログの記事で私は問題解決や目標設定にもミニマリズムを当てはめてみます。

赤羽橋のあじさい

いっけん、ものすごく複雑に見えることも、じつはつぶさに見ていくととてもシンプルなことがたんに絡み合っているだけにすぎないということが多いですよね。

卑近な例だと、先日このブログに書いた私が青学ビジネススクールに行くか行かないか、ということなどがその例だと思います。

どんなにあーでもないこーでもないと悩んでも、結局は「行くか、行かないか」の二者択一でしかない。いたってシンプルです。

私の経験では、複雑だと思える問題に直面したときは、

1)自分が把握できそうな小さな手掛かりを見つけて、

2)そこからものごとを細かく区切っていくと解決することが多いです。

横浜港

★いろんな人間がいろんなことを言ってものごとがいっこうに先に進まないとき、実はある人物がものすごくまわりをひっかきまわしていて、その人物だけを取り除けば、すべて収まった(知り合いから聞いた話)。

★骨肉の遺産相続争いがあって、それらをすべて、財団に寄付したら争いは収まった(私のフィクション。笑)

★働きながらMBAを取りに行って、仕事と学業の両立が難しい。けれど、仕事はまわりの協力者をすこしづつ見つけていって、学期中は彼らのお世話になりつつ、夏休みなどのときにその分、自分が彼らの仕事をたくさん受けたらうまく行った。(友人たちの例

★米国大学留学中に授業の英語がどうしても分からない。まずは録音してテープ起こしをし、それからネイティブを見つけてノートを借りたり、以前その授業を取ったネイティブの友達に授業について話を聞く。(私の例)

つつじ

目標もそうです。会社員が大きく「100億かせぐ」とするとかなりつらくなりますが、まずは必ず入ってくる月給の1割以上を貯蓄に回しボーナスは全額、貯蓄に回して資金を作っていく、

というような自分ができるところから小さく、小さく、歩を進めると、あれよあれよという間にうまくいく可能性があります。なにしろ、ものごとは指数関数ですから。

●ミニマリストでいくと、達成感も得られやすいという私の経験。

うんと背伸びしてうまくいくこともありますが、たいていは小さく、ちょっとだけ負荷をかける、ぐらいのほうが確実に結果につながって達成感が得られます。

それをどんどん数こなしていく。若ければ若いほど。

そうすると、それが蓄積されて年をとるほどに大きな、ゆぎない自信につながります。そこから、大きなことにも挑戦できるようになる。

横浜港

私がアメリカに留学したり、働きながらMBAを取る際、ちょー秀才なかたたちが行くようなアイビーリーグや有名国立私立校を選んでいたら、私はアメリカの大学をDouble-major one minorで卒業したりMBAを取ったりできなかったかもしれません。

逆立ちして仮にそんな学校に入れたとしても、周りは自分よりうんと出来るひとばかりで、私の精いっぱいの努力もまったく実らずに挫折ばかりが大きく膨らむような気がします。

でも私にとっては、アメリカの大学に留学することも、働きながらビジネススクールに通うことも、ちょっとした負荷でした。

なぜなら、アメリカの大学に留学することはネイティブと机を並べて英語を駆使することであり、文化も食生活も違うアメリカに住むことであり、そしてビジネススクールは数学の論理性が重んじられるような、私にはあまりなじみのない左脳の世界だったからです。

はたから見るとごく一般的な挑戦だったかもしれませんが、自分の意志で少し負荷をかけて行動してみたことが結果として実ったことはやっぱり私に大きな自信を与えてくれました。

そら

私には大きな目標はたくさんあります。そのひとつは、10年後ぐらいにPhDを取って、海外のそんな秀才たちに講師として接してみたい、日本について学んでもらいたい、なんてことも「小さく」、しかしながら着実に、計画しています。

路上駐輪

もし若者が、自分に自信がないとか、自信をつけたい、とか思っているとしたら、目標ややりたいこと、あこがれていることなどに対して、自分が頑張れば手が届きそうな階段を設定して、そこに向けてすこし頑張ってみることをおすすめします。

大きな階段は転げ落ちやすいけれど、小さな階段は着実な一歩として上りやすい。

私の経験から確実にそう思います。