今日の記事は、
働きながら副業として不動産経営している
友人の話をエッセイにして書いています。
●正社員として働きながら副業で不動産投資をしている友人のこと
●投資について。
●ところで再度、不動産投資をしている友人について。
昨日は下の記事を書きました。
●正社員として働きながら副業で不動産投資をしている友人のこと
あまりくわしく個人情報を書いてしまうと、
私のまわりの人たちにはわかってしまうので
一部ぼかしますが（笑）、
不動産投資をしている友人は、
研究職として某大手会社で正社員をしています。
彼が不動産投資を始めたのはすでに
10年もまえ。
理詰めで数学的な論理性を用いて
不動産投資をしています。
不動産投資ときくと
お金さえあればだれでもできそうに
思えるかもしれませんが、
彼の話を聞いていると、
間に仲介業者を入れたり、
未払いの人のところへ出向いたり
不動産を売却する人と交渉したり
あらゆる能力が求められるのだと
あらためて思います。
「人の人生を見ている気がする」
と彼が言ったことがあります。
大切にしていた不動産を
どうしても手放さなくては
ならない人がいたり、
連絡がつかなくなった入居者が
衰弱した姿で見つかったり。
どんなふうにして収益性をあげているのかを
いちどパワポにして見せてくれたことがあるのですが、
あれはドクターコースの論文でした。笑
見たこともないような数式や記号がでてきて
（シグマとかベータならまだしも）
それにもとづいて計算したりしているのですよ。
文系の私にはちんぷんかんぷん。
でも私は、もらさずにしっかり
目を皿にして見た点があります。
「けっきょく、なんぼ儲かってんの？」
たしか、マンションやアパートを
10棟以上、
銀行から借り入れて
レバレッジをきかせて運用しているのですが、
経費を差し引いた営業利益が
毎月100万ぐらいでした。
100万。
どう思います？
大金だけれど、
借金背負って
仲介者とやりとりしたり
入居者をおっかけたりして
得た金額が月、100万です。
副業だから、
よいお小遣いにはなるでしょうが、
私などは
それならお金を使わないで
100万ためるように節約するほが
おもしろそう、
と思ったりします。
きっと彼にとっては、
研究職である自分の仮説を
実証することが不動産経営であり、
計算したりするその過程そのものが
おもしろいんじゃないかなぁ、と思います。
会社員、それも研究職だと味わえない、
人間ドラマを垣間見たり、
人と生のやり取りをしたりすることも
含めて。
●投資について
私のまわりには投資家がたくさんいます。
私がもともと新卒で入社した銀行では
私の上司たちはいわゆる
「機関投資家」（Buy-side）と呼ばれる
ファンドマネジャーたちでした。
だから、若いころから
私の人生にはつねに
投資家がいたことになります。
私のようにMBAをとっていながら
若いころの職場での苦い経験から
投資（投機）にはまったく
興味のない人間にとって、
アマチュア投資家を含めて
彼らの話は面白くもあり
小説のような物語を感じさせる時もあります。
儲かるときも吹っ飛ぶときも
「億単位」というような
ハイリスクハイリターンの現場を
正社員として見てきたので、
私自身が投資をするとしたら
しょせん、
パッシブのインデックスファンド
オンリーだと思いますが、
それと合わせて、
企業をじっくりと見極め、
ぜひ頑張ってもらいたいなぁ、
と応援したい企業には
ロングで運用します。
それもどかんと。
株式は、儲かる儲からないよりも、
応援料だと思ったほうがいい。
楽しみにすべきは、
配当金とか株主優待とか。
1)余裕資金があって
2)できれば元本割れしなくて
3)ボラティリティの低い投資をしたい
というかたには株式はおすすめです。
企業側のガバナンスも整ってきていますので
株式が紙切れになることは
よほどのときです
（ご自身がちゃんと企業研究していないとか、
有報や決算短信、IRなどを確認していないとか）
クラファンはおもしろそうですよね。
自分でいつかやってみよう、と
画策中です。
「私の夢に投資してください」
見ず知らずの方たちと
想いを一緒にしてひとつのことを
成し遂げる。
少額からでも大丈夫だから、
参加するかたの参加者意識も
高くなりやすい。
みんなでつくりあげる夢。
いいですね。
●ところで再度、不動産投資をしている友人について
不動産投資ってやっぱり、
こまかい管理ができてこそ
実りがあるのだと
彼の話を聞いていて思います。
コンスタントにちゃんと
収益性を上げる、という点についてですね。
私のようなおおざっぱな人間には
どうも向いてない気が・・・。
だいたい、彼のようにちくいち、
資金の流れや不動産の状況
（査定を含めて）をつねに
論理的に、冷静に、ていねいに、
把握していないといけない。
言葉は悪いかもしれませんが、
素人にはできることではありません。
もし、
「資金はあるけど、不動産投資は
やったことがない。でも興味はある」
というかたがいらしたら、
最初はやっぱり、
真ん中にプロを入れておくことを
お勧めします。
借りる側はいろんな人がいますし。
いちばんいいのは、
最高に信頼できるひとから紹介されたプロです。
世の中のビジネスの多くが、
「人からの紹介」という信頼に依拠しているのは
信頼を担保にしているからです。
それほど、「信頼」は大切なのです。
