今日の記事は、美容に関心のある女性を中心に行われる、歯科矯正について書いています。
●歯の矯正について。私が歯科矯正したのは、高校生のときでした。
●歯科矯正のメリット、デメリット。
昨日は下の記事を書きました。
●歯の矯正についてー私が歯科矯正をしたのは、高校生のときでした。
★私が歯科矯正をした理由
★歯科矯正は保険適用外
★治療方法
★治療中の見た目
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★私が歯科矯正をした理由
永久歯が生えはじめた小学生のころ、
私の歯はそのひとつひとつが大きく、
あごの大きさよりも大きかったので、
上の前歯2本だけがあごに収まらずに
ぴょこん、と前に飛び出てしまいました。
クラスの男の子にはよく
「ビーバー」とからかわれたものです。
(私をよくからかった男の子は
私にちょっかいをだしたかった、と
あとから人づてに聞きました。笑
小学生らしい話です)
そのため、口を閉じたとき、
下あごにうめぼしのようなしわが
できていたのです。
私がきれいに口を閉じられないことを
母親がいつも心配し、
「もう少ししたら歯を矯正しようね」
と言いつづけてとうとう、
私が高校生になったときに母親が
私の歯科矯正を決断しました。
★歯科矯正は保険適用外
歯科矯正に保険はききません。
虫歯や歯茎の病気ではないからです。
それでも、私の上あご前歯は
2本だけ前に出ているせいで、
ものをちゃんと噛むことができなかったり、
ほかの歯も隙間ができて虫歯ができやすく
なっていました。
診察してくれたかかりつけの医者が
「どうやってお蕎麦やうどんを食べてるの?」
と聞いたほどです。
麺類は前歯で噛み切って食べるものだ、
ということをその医者のひとことで、
初めて知りました。
あごがそれほど大きくない私は、
そのまま矯正してあごにむりやり収めるか
(けっきょく、収めた分、えらがはる、
と言われました)
それともあごの形はそのままに、
抜歯をして歯をきれいにそろえていくか、
二者択一となりました。
親とも相談し、
私は抜歯をして歯をそろえることになりました。
★治療方法
いまでも歯科矯正している人たちから聞くと、
私のときとやりかたはさほど変わりはないようです。
1)ブリッジをつけて、歯をゴムで締めていく。
2)ブリッジが終わったら、
元の位置に戻ろうとする歯を
リテイナーで矯正する。
1)歯の裏側に矯正器具をつけているかたもいるようですが、
私は歯の表面にブリッジをつけて、
その間と間に小さなゴムをかけて
歯をしめていきました。
このゴムの、痛いこと痛いこと・・・。
最近、矯正している若い女性と話をしたとき、
彼女も「また歯を締めたので痛くて・・・」と
言っていました。とても共感しましたね。
痛くてもゴムをしないと、歯が締まっていかない。
締めるごとにゴムが小さくなっていくんですよね。
大きさにして真珠くらいの直径でしょうか。
白い輪ゴムで。
ものを食べるときはこのゴムを外すのですが、
このとったりはずしたり、もけっこう面倒。
私のときはたしか、米国製だったと記憶しています。
英語でなにやら文字が書かれた小さなビニール袋が
診察ごとに渡されます。
そのなかに、白い小さな輪ゴムがいくつか入っているのです。
2)リテイナーは、入れ歯みたいな形のものです。
映画「ロリータ」ってみたことあります?
エイドリアン・ライン監督版です。
あれで、主人公の女優さんが「小道具」として
つけたりはずしたりしているのが、
リテイナー(retainer)です。
retain = 保つ、とどめる、に
er = 機械、器具、
ということ。
彼女も撮影当時、
歯を矯正中だったんでしょうね。
★治療中の見た目
「獅子舞」そのものです。笑
歯をにかっと見せると、
上にも下にも、銀色の四角いブリッジが
ひとつひとつの歯についている。
よくアメリカ映画でteenagerがやってる、
あれです。
10代のときにアメリカにいったとき、
税関職員に「あれ、君も矯正やってるの?」
と話しかけられました(もちろん、
入国審査の一環ですが・・・)。
その税関職員のかたも男性ながら、
歯科矯正をしてましたね。
●歯科矯正のメリット・デメリット
★メリット
1)歯みがきしやすくなる。
2)審美的によくなる
★デメリット
1)抜歯をすると親知らずがすぐにはえる。
2)ブリッジをはずすと、歯が黄色くなっていた。
3)中年になったからこそ分かったこと。
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もちろん、ひとによってまちまち
だとは思いますが、
私の場合は歯ならびがよくなったことで、
1)歯がみがきやすくなりました。
虫歯はあいかわらずいまでもできますが、
それでもがちゃ歯だったときよりは
歯はそろっているので磨きやすくなりました。
2)見た目もよくなりました。
下あごの、梅干しのようなふくらみが
なくなりました。
矯正歯科の先生とさいしょにやりとりしたとき、
「横を向いたときに、
鼻の先と上唇の先、あごの先が、
一直線の斜めになるようにするのが
いい」と言われました。
たしかに、美人といわれる女優さんや
モデルさんの横顔をみると、
そのような一直線になっている人が
多いです。
矯正前の私の横顔は、
上唇から前歯が2本、飛び出ていて、
そのぶん口がきれいに閉まらずに、
下あごのところに「うめぼし」
ができている状態でした。
★デメリット
1)抜歯をしたので、
親知らずが20歳ごろにはすでに
生えてしまいました。
先生いわく、
「歯を抜いたので、その分、
歯が生えてくるスペースができてしまって
親知らずがすぐに生えた」とのこと。
奥歯は磨きづらく、
けっきょく親知らずはごたぼうにもれず、
虫歯になってしまって抜歯しました。
2)約2年間はめていたブリッジをいよいよ
はずしたとき、歯の表面が黄色くなっていました。
いまの歯科技術ではどうかはわかりませんが、
私が矯正したときは
ブリッジの間をうまく磨けなかったり、
ブリッジを接着する接着剤などの
影響があったのかもしれません。
今の時代はよく、
「歯を白くする」とうたっている
歯磨き粉や歯科治療などがありますので、
歯科矯正されたあとに気になるかたは
それらを利用してもよいと思います。
3)そして、中年になって
わかったことがあります。
1)で親知らずを抜いたことで、
歯が奥のほうに逃げるスペースが
できてしまい、
奥歯がなんとなく隙間ができて
ものが挟まりやすくなりました。
虫歯にもなってしまいました。
あるときなんとなく奥歯がいたいので
かかりつけの先生に相談すると、
「親知らずをすでに抜いていることもあって、
物をかむごとに
奥歯が後ろのほうに逃げやすくなってる
んじゃないかな」
とのことでした。
矯正して歯をそろえた分、
奥歯に負担がかかりやすくなっている
とも言われましたね。
奥歯が大きく虫歯にもなってしまい、
先生にびっくりされました(つめものも
大きかったそうです)。
歯は大切です。
がちゃ歯であちこち虫歯になったり
歯茎の病気になるのもいやですが、
矯正しても
デメリットはあります。
そして、
女性にとって美容は関心事。
私の知り合いには、
40歳になってから
矯正を始めた人もいます。
もちろん、10代20代で
始める人のほうが
多いとは思いますが、
矯正を始めるのに
年齢はおそらく、
あまり関係ないと思います。
専門サイトを参考にされたり、
経験者のかたのお話も聞いて、
参考になさってくださいね!
私の今日のこの記事も
歯科矯正を考えている女性の
参考になりましたらさいわいです。
ゴムを締めて痛いのは2,3日ですよ~!