今日の記事では、英語をはじめとする外国語が喋れるようになる方法について書いています。
昨日は下の記事を書きました。
●毎日3分の音読。文法をこねくり回したり、文章を分解したりするよりも。
【英会話のコツ】
★とにかく、音読。
★文章をひとかたまりで、唱える。
★頭はからっぽ。笑
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大学受験の勉強やTOEIC対策には有効な文法の勉強や文章の分解も、「外国語をしゃべれるようになる」ことにはそれほど効力を発揮しません。
何度も書いているように、毎日数分の音読、それも頭を空っぽにしてのほうがずっと、効果的です。
だらかでしょう、びっくりするような超有名国立大・私立大を卒業しています、という人でも驚くほど外国語がしゃべれない。
NHKのアナウンサーでも関西の某名門国立大を卒業していながら「外国語が喋れNight」なんて番組、出てましたよね。私はあれをみたときびっくりしました。「え、あんな超有名国立大、卒業してても喋れないんだ・・・」
頭で考えて、文法をこねくり回しながらしゃべろうとしている人はときおり見かけます。でもそれでは会話が続かないです。
理詰めで考えたいひとには理解できないかもしれませんが、言葉の性質自体が理詰めとは関係ないのです。「言葉は生き物」、といわれるゆえんです。日本語であってもそう。人がいて言葉に血が通って変化する。若者言葉や流行語、短縮言葉などがその典型です。
毎日少しの音読。そして、理詰めで考えたり論理性を駆使したりせずに、とにかく文章をひと固まりで唱える。頭をからっぽにして。時間がなければ、よく使われる慣用句や言い回しでもいい。
やってみてください。だまされたと思って。目的は、「外国語が喋れるようになること」ですよ。文法を理解したり、文章を分解できたりすることではありません。
●続けていると、出てくる効果
★外国語が喋れるようになる。
★相手の言っていることが拾えるようになる。
★スペルの法則が考えずとも理解できるようになる。
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もちろん、外国語をしゃべれるようになるには時間がかかりますが、日々のスキマ時間を利用してこつこつ、と上記のやりかたをしているかたは、その言語を話すネイティブの言っていることも耳で拾えるようになります。
日々、自分が音読して、自分の声を聴いているからだと思います。以前も書きましたように、音読の際は
1)発音の確認
2)つづりの確認(文字をみながら音読する)
は大切です。
毎日、音読していると、1年ぐらいたったころからでしょうか、ネイティブの言っていることもだいぶ拾えるようになります。わからない箇所は、人名や固有名詞、スラングや省略言葉の場合が多い。
すこしまえも、ネイティブのスピーチを聞いていて“PC police”と言っていたのですが、なんのこっちゃ??と思って調べると、“Politically Correct” について厳格なまでに監視することについて言っていたのでした。そんなのわかるわけない。笑
だから、わからなくていいのです。その国・地域の文化や社会情勢、時事を反映させて言葉が流動的に生まれたり変化したりしているのですから、外国人である私たちがそれを理解できなくて当然なのです。
わかるところを少しずつ増やせばいいだけ。
そして、先日もお伝えしたように、謝罪や感謝、質問の言葉を覚えておけば、耳慣れない(聞き取れない)言葉を耳にしたときも、相手に「それはどういう意味ですか?」とその言語で聞けばいいのです。頭をさげながら。
「こつこつ毎日、音読」の利点はつづりの法則も自然と理解できるようになるということです。
英語の場合だと、つづりに「t]が入っていてもそれを発音しなかったり、単語の真ん中で母音が二つ、重なっているところはそこが強調される部分であったり。
なので、音読のさいは文章を「目」でみながら唱えるのがよいです。シャドウイングが取りざたされますが、可能であれば目で文字もみたほうがいい。視覚はいろんな情報を伝えてくれますよ。
つづりの長いのはもともとラテン語からの借用(borrowing)だってこともわかりますし。
日本語とおなじく、言葉を短く言って情報量を多くしようとするのが「現役世代(10-50代)」に好まれるのは、英語でも同じです。それも、文字を見ればわかります。
Sci-Fi→ SF
Sit-com→ Situation comedy
‘cause→ because
などなど。
●おまけ。その言語を使える場面をつかみましょう!
せっかく喋れるようになったりネイティブが言うことがわかるようになっても、それを使える場面がないとモチベーションが下がってしまいます。旅行でも、道端の外国人でも、会社の同僚でも、ボランティアでもいい。とにかく、その言語を話すと思われる人を捕まえて、おしゃべりしてもらいましょう!
ガッツと能動性とずぅずぅしさ、ですよ
(^^♪