会社を作ることは難しい?
今日の記事では、私の経験に照らして、法律上の会社を作ることが
思うほど難しくはないことについて書いています。
【なぜ?】書類上の手続きだから(極論)。
前回、このカテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」では下の記事を書きました。
●会社は簡単に作れる?「作る」ことは簡単。経験したことを書いてみますね。
結論から言って、
作るのは簡単です。
さらに、司法書士さんのような
専門家のかたにおまかせされるのであれば、
なおさら簡単だと思います。
私は個人事業主であるフリーランスから
法人にしたので、
すべて自分で手続きを取りましたが、
作ること自体は難しくはなかったです。
ただ、よく言われる「縦割り」はこのときに
感じました。
関係機関各所がツーカーになってないので(大笑)
それぞれに自分で(あるいは司法書士さんで)
出向いて手続きをとらないとけない。
法務局なら法務局。
税務署なら税務署。
年金事務所なら年金事務所。
建物も近くにあるわけではなかったので、
私の場合は何日かがかりで
手続きしました。
なんだかとても疲れた記憶があります。
法務局のチェックも何度か入って
そのやりとりも煩雑だったように
覚えています。
でも、若い女性で手に職で仕事をされていたら
いずれは法人にされることをお勧めしたいです。
私も税理士さんのすすめで
法人にしました。
「若い女性が法人にすると、さらに信用がつきやすい」
日本の企業社会はやっぱり、
男社会です。
それに、
フリーランサーだと依頼主から
10%の源泉徴収があります。
法人だとそれはありません。
自分で会社を作ったという
達成感もあるので
精神衛生上よいですし(笑)、
会社のれっきとした(?)経費として
落とせるものも出てきます。
しなければならないことは多いですが、
青色申告もできます。
いろいろな大会社の沿革をみていくと、
最初は小さな個人商店みたいなところから始まって、
月日をかけて
有限会社(当時)や合弁会社、合資会社などにして
しだいに株式会社に変更していった、
というところはとても多い。
そういう経営史を見ていくと、
小さく始めても、
時代に即したものを世の中や世界に
提供していくことで
大会社となる過程は、
まるで自社のことのように
わくわくします。
いまは首都圏や海外にも店舗がたくさんある
ある会社の女性社長(創業者)に
本店でお会いしたことがあるのですが、
(とても有名なBtoCの会社ですよ)
中高年になってから起業されて
最初は苦労されたようですが、
その商品が好きだという熱い思いや
細かな試行錯誤を繰り返して
成功されています。
そのお姿を拝見しているだけで
私はパワーをいただきました。
大きくはじめなさい、と
おっしゃるかたもおられますが、
小さくでも事業は始められます。
今の時代、
大型設備投資が必要な起業って
限られてますよね。
とくに女性の場合、
公的機関などから助成金が出ることもあります。
ご自分のお仕事の成長ぐあいにあわせて、
ぜひ法人化を検討してみてほしいですね。
●ジャニー喜多川さんの経営手腕。
ジャニーズ事務所の創設者、ジャニー喜多川さんがお亡くなりになってしまいました。以前、このブログで書いたことがありますが、
私は自身がMBAホルダーで経営者であることや、青学の学生だったときに渋谷郵便局でアルバイトをしたさいに当時は渋谷区恵比寿にあったジャニーズファンクラブの郵便物なども取り扱っていたこともあり「ジャニーズ」にはときどき、気持ちや興味を寄せていました。
(「マッチ」がとんがってたときも知ってるし。笑 私には「マッチさん」じゃなくて「マッチ」なのです)
喜田川さんのご冥福をお祈りいたします。
ジャニー喜多川さんの経営手腕についてはテレビのこちら側から拝見していてもさすが、と思うことがときどきありました。
いまあらためて調べてみてもあんなに大きなエンターテイメト会社でありながら、資本金が(なんと)1000万円におさえられていることや、無駄な設備を建設しないこと、大型の設備投資をしないこと、既存のものを利用すること(wikiに事務所の写真が掲載されていますが、ここって昔、ソニーミュージックの建物でしたよね。
赤坂方面に向かって下っていく坂にある、特徴的な建物です)
肖像権の徹底管理、
「社員(従業員)」教育など。
そのほかにもきっと、
社内におられるかたはご存じのことが
たくさんあると思うのですが、
関係者ではない私にも
上のようなことが垣間見えます。
渋谷の宮益坂付近は
喜多川さんのご自宅もあるせいか
「ジャニーズのメッカ」と呼ぶ
ファンもいるのですが、
そのほかにも都内のあちこちには
ひっそりとした小さな建物に
ジャニーズ関連のレコーディングスタジオや
ファンクラブ、事務関連の施設などが
入っています。
テレビ局の会議室を利用したり、
なんてこともあるようですよね。
タレントさんたちがテレビで
ポロっと話しておられることを
見ていると。
一部の税率って、資本金と従業員数が
関係してきます。
資本金が大きくて
従業員もたくさんいる企業は
税率も高くなる。
非上場企業が銀行や社会の信用を
えるために資本金を増やしたりする
ことがありますが、
上場企業ならいざしらず、
非上場企業が信用のためだけに
資本金を増やしては
税金も増えてしまうので
よく考えないといけません。
税金の中には税法上、
「経費」として認められない(計上できない)
ものもあるので
・・・って書いても
お分かりにならないかたがMBAホールダーや
講師のかたにすらおられるので、
あまりマニアックには書きませんが・・・・
翌年度以降に「課税標準」がそのぶん
大きくなる場合があります。
平たく言って、
「たくさん稼いで
利益をだしている会社」は
資本金についてもよく考えないといけない。
節税、ということです。
ジャニーズ事務所のBSPLCF、
見てみたいですね。
とても興味があります。
監査法人がどこか、
探してみたのですが、
あいにく上場企業ではないので
有報も、
IRサイトももちろんありません。
残念。
アミューズならわかるんだけど。笑
(上場してるから)
資本金1000万円というと、
私の知り合いの非上場企業の資本金よりも
少ない。笑
びっくり。
従業員のかたも
130人。
所属タレントさんたちが
150名くらいいらっしゃるのだから
同じくらいですよね。
どなたか関係者でご専門のかた、
「ジャニーズ事務所の決算書」
なんて本、書かれたら売れそうですよ。笑
もちろん、ビジネス書です。
首都圏各所にあるスタジオの地図などとともに、
それぞれの賃貸料とか
契約の詳細などが
書かれてあったりすると
視覚的にもおもしろい。
私なら購入してみたいです。
ビジネスパーソンたちに話題になりそうな気が。
どうでしょうか