今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・気候変動・地球温暖化」に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、英語という外国語を話せる人が習慣にしていることをいくつか書いていきます。前回、このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では、下の記事を書きました。
●「~する人の小さな習慣」という表現がはやっています。私も便乗して、「英語(外国語)が話せる人の7つの習慣&小さな習慣について」。
ちまたのベストセラーや雑誌の記事などでよく目にするのは、「●●する人の●●な習慣」というやつです。笑 数字で表すのは印象が強いですね。頭に残りやすい。
モーゼは「十の戒め」と言いました。コビー氏は「7つの習慣」、知らない著作業のかたは「できるビジネスパーソンの10の習慣」(あるいは13の習慣、15の習慣)。奇数は偶数より、なんか理由がありそうでキャッチーですね。
数だけではなく、「●●な人の小さな習慣」というのもよく目にします。
「●●」な部分が一般的には難しいと思われていることで、そのあとに「小さな習慣」とくるから、その難しいことがまるで、自分でもちょっとしたことをすれば手に届きそうに思えるから人気があるのかもしれません。
と、ここまで落語のマクラみたいな話になりましたが(笑)、そろそろ私も羽織を脱ぐと、さっこん、「英語(外国語)が話せるようになろう!」というような趣旨の雑誌記事をよく目にするようになりました。
もちろん、単行本などでも目にします。
「話せる(喋れる)」というところがポイントです。
「英文法を操ろう!」や「英語を聞き取ろう!」ではありません。「しゃべる」のです。
数年にわたって英語教育を受ける人が多いのに、卒業しても「話せない」人が多い、このグローバル化の時代に。あるいはビジネスはとっくにグローバル化して上司は英語しか話さないのに自分は英語が話せない、ということなのかもしれませんね。
そこで今日の記事では、キャッチーに私を含めた、英語を話している人たちが習慣にしていることをリストアップしてみようと思います。
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1)とにかくコツコツ、ちょこちょこと。
週に1回何時間も勉強、というよりも毎日、ちょこちょこと数分、声に出して何度も何度も、その言語の単語や慣用句などを練習します。
時間はできれば「朝」がいいですよ。一発で覚えられる確率が夜の眠いときよりも高いです。私の経験上。
私が高校生のとき、留学経験がないのに英語が流暢な同級生がいました。努力家でしたね、彼女。こつこつと毎日、勉強していたようです。
2)自分の興味のある分野を集中的に。
いやでいやでたまらなかった、学校の教科書を選ぶ必要はありません。自分の好きな海外YouTuberの動画、好きなマーケ学者の動画や本、好きな「TED」のWebinarでいいのです。
私は10代のころから、エンタメ一筋でしたよ。
3)語学に関係する目標や「夢」があればビジュアル化する。そして声に出してアファメーションする。
まずは「文字」というビジュアルにします。
★ハワイに住む!
★留学する!
★ブロードウエイで役者をする!
そしたらそれを、「過去形」で宣言します。
「私はハワイに住みました!」
「私は留学しました!」
「私はブロードウエイで役者になりました!」
過去形にすると、私たちの潜在意識がそれを勝手に「すでに叶ったこと」として私たちの行動を促すそうです。
4)若いうちに機会があれば留学する。
私の友人たちも、英語をはじめとした語学が話せるひとは若いころに1年以上の海外留学をした人が多いです。
若いときは変なプライドもないしまわりにも平気でものを聴けるしで怖いもの知らず。若い人の特権です。
5)ずうずうしくなる。笑
外国人と思しき人をみかけたら、捕まえて、話しかける。若くても、おばちゃん根性を身につける。
6) 頭で理解しようとするよりも、「感情力」「感覚力」を大切にする。
(先日の記事で書きました。上のリンクをご参照)
7)(すこし高度ですが)危機感が持てる機会や場をあえて設定してみる。
海外出張をする。外赴任する。英語をはじめとする外国語が標準語という外資系に転職する。など。
以上が私の考える、「英語が話せる人の小さな習慣」「7つの習慣」です。
●それぞれの「習慣」を、できるだけまんべんなく、実行してこそ、本当に「喋れる語学」が身に付きます。
どれかひとつ、よりもこれらの7つの小さな習慣をまんべんなく行うことでしゃべれる語学が身に付きます。
1)の机上の努力だけでも現場での実際の「場の力」は感じ取ることができません。言葉に息吹を与えるためにはやはり、4)と5)あたりが必要です。
うんと大人になってから「しゃべれる語学を身につけたい」、というかたなら、ご自身の自宅に、その言語を話す留学生をホームステイさせてもいいですね。国際的なスポーツ大会でのボランティアもよいと思います。
先日の続きで言えば、語学は「現場力」も大切です。火事場のバカぢからのような思わぬ才能を発揮したりすることがあります。
最初のうちはネイティブを師匠にして、まずはとことん勉強させてもらう(守)。
そして、ネイティブが使う言い回しや相づちのしかたがだいぶ、わかってきたら、こんどはどんどん、いろいろな出身地の人とやりとりしてみる(破)。
そして次第に、自分が言いたいことを言ってみたり日本人として、あるいは外国籍であっても日本に長年住む人として、その独自性を表現していく(離)。
先日も書いたとおり、語学は「ツール」なのです。人と人が意思を通わせるためのアメーバーみたいに変芸自在に形を変えるおもしろい道具なのです。