今日は私の長年のライフワークと言える、「直感力」について書いています。
Q) 企業分析や財務分析などを仕事でしていると、行き詰まり感に襲われるときがあります。
A) 直感力で打開しましょう。鬼に金棒です。
昨日は下の記事を書きました。
(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!)
●「定量分析能力」に加えて「直感力」を養うと、定性分析の精度が神がかりとなって、鬼に金棒です。
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直感力が鋭くなると、ほとんんど神がかります。今風に言うと「神ひらめき」笑。自分の意志とは関係ないようなところから降ってくるからです。ここにその人の独創性や”one and only”のずば抜けた価値が表現される。
でも。
残念ながら、ビジネススクールではそんなこと教えてはくれません。ビジネススクールでは定量分析の精度をいかにして上げるか、ということについてはたくさんの授業を用意して教えてくれますが、「いかにして直感力を鋭くするか」「天からクリエイティビティを降ってこらせるか」の授業は皆無。
だからこそ私にはチャンスなのですが。笑 「誰もそんなこと書かないもんねー。だったらブログで書くもんねー。私の独創性として。しめしめ」と。
朝から晩まで定量分析することを仕事にしている人にはビジネススクールで習うこと=鵜呑みにしてよい、だと思いますが、人より頭一つ出た仕事をしたいと思うひとであれば、プラスアルファが、ほしい。
それが、私の考える「直感力」です。
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定量分析の精度を上げるだけなら、いずれ近い将来にAIをはじめとするテクノロジーにその仕事を奪われます。これは、多くのインフルエンサーや専門家も指摘している。(そうなると、ビジネススクール自体の存続もあやうくなるかも・・・??)
AIがどうやっても追いつくことができないものや、マンパワーでデータを半永久的に入力しないかぎり「プロダクトアウト」ばりの発想を養うことができないもの、が、人間のひらめきや直感、「なんかしらないけど無意識にそうやったらよいことが起きた」のような領域です。ゆらぎ、ともちょっと違う。
半分、あの世に行ってこの世を見ているような視点。霊感もそう。前世の記憶やあの世の記憶もそう。宇宙とつながっている感覚もそう。「大いなる知性」とつながっている感覚もそう。
こうした感覚(Feelings)は、わりとアカデミックな世界では否定されやすい。というのも、感覚を大切にすること自体が否定されやすいから。でも、その感覚を大切にすることで、世界的な文学者になったり映画監督になったり起業家になったりする人たちもいるわけです。おそらくSteve Jobsなどはその典型ではないですか。
野中郁二郎先生が10年以上まえに監修をされた書籍、「出現する未来」はすごくおもしろかった。その後、その筆者の一人であるドイツ人教授ピーター・センゲによる「U理論(U Theory)」も私は読みましたが、これも本当に面白かった。
時間軸や物理的な空間の概念を飛び越えて自分の意識を飛ばす方法は、日本だと古くは仏教の修行を通して行われてきました。いまでも深い瞑想をすることで、意識が別次元に行くことがあります。目は開いていて体は物理的に「ここ」にいるけれど、自分は違う次元にいる。
上記のU理論をお書きになったMIT教授のセンゲ博士の体験では、「子どものころに、農業を営んでいた実家の納屋が火事にあった際、自分自身が納屋そのものになった不思議な感覚」を体験されたことが序章にかかれています。これが、全章を貫くモチーフだと私には思えます。
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【私が自己体験から考える、時間軸や物理的な空間の概念を飛び越えて直感として表出するものの例】
1) 人が「ああなるほど!」「おもしろい!」という反応を示してくれるであろう自分の意見が、発言するまえからその反応がわかる感覚(もちろん、本当にそのように反応してくれます)。
2) なんとなく、「しっくりこない」ことをやらないでおくと、自分の身を守ったり、無駄なことをしなくて済んだ経験。
3) なんとなく、「やっておいたほうがいい」と執拗に感じることを心をこめてやってみると、それが大正解となった経験。
4) 「こういう言葉遣い、意見はきっと、相手の気持ちにぐっと刺さるだろうな」という表現で書いてみると、雑誌や新聞の投書に採用される経験。Writingのクラスで「いい例」として読み上げられる経験。
5) 意志の力では無理やりやってみるけれど、どうもうまくいかないので断念すると、それが結果として断念してよかったという経験。
6) 自分の興味と好奇心の「内なる声」に従ってビジネススクールで授業を取っていたら、2年目に受講した通年のクラスで「事前に受講するほうが理解度を促す可能性がある」とされる授業をすでにすべて受講していた経験。
7) 内なる声に従って脱サラし、10年以上もまえにNomadとなった結果、時代が自分についてきた経験。当時は「在宅ワーク」なんて言葉も「ノマド」なんて言葉も存在しませんでした。
8) 内なる声に従って持続可能性や環境CSRに特化した専門翻訳会社を興してから15年。ちまたでようやく、「サステナビリティ(持続可能性)」という言葉が使われるようになった経験。とくにアカデミックな世界で使われ始めました。
●直感力を養う方法。
いろいろな方法があると思います。今日はその具体例を一挙に書き出してみます。詳細はまた後日にあらためて書いてみますね。
1) リラックスする。
2) 宇宙の大いなる存在、大いなる知性とつながる感覚を常日頃から大切にする(「自分独りで大きく立派になった」と思いあがる感覚のまるっきり反対、といえばわかっていただけるでしょうか。おてんとうさまが見ている感覚)
3) 呼吸法を使って瞑想する。
4) インストルメントだけの音楽を聴く。お勧めはクラシック、Jazz、瞑想系の音楽。
5) 1)から4)を日々実践していくなかで、「なんかおかしいからやらないほうがいい」「やってみたほうがいい」などと、理由はわからないけれど、自分のなかに湧き起こることに従って行動する。
6) 「頭で考える」感覚と「無意識になって意識を遠く彼方へ飛ばす」感覚をそれぞれ、自分のなかに同時に増幅させる。どちらか一方だけを肥大化させるというよりも。とにかく訓練が必要です。
感覚としては脳全体が使われている。五感すべて。それでいて計算能力がさえにさえわたっている感覚です(違法にクスリをつかって逮捕されている表現者は、この感覚がほしくて使っている面もあると思います。あるいはこの感覚がなくなってしまった恐怖心から?)
これができれば、鬼に金棒。こわいものしらず。人の心も手に取るようにわかりますし、声すら聞こえます。ものごとの先も見えます(透視)。
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