後天性英語(外国語)スピーカーの頭の中を一挙公開(?)、とはおおげさだけれど(笑)。

東京オリンピックの会場

Q) どうしたら、英語(外国語)を流暢に話せますか?あやつれますか?

となんど、町中の見知らぬ人も含めて(笑)たずねられたかわかりませんが、今日は「こんな五感の作用、意識の流れがあるようです」という私の実体験をつづってみます。

A) 1)文法はまったく考えてないです。
2)シナプスがすぐに反応しているようです。
3)相手の話を聞いていると、日本語を聴いているような気がしてきます。

 

ではくわしく説明しますね。

●後天性スピーカーの私が英語を話しているときの頭の中=感覚、はどうなってるのか。

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帰国子女のかたや海外で生まれたようなかたはやっぱり、私のようなはたから見ている人間からすると、その外国語を「母国語みたい」に流暢に自由自在にしゃべってらしゃると思います。

「あ、そんな言い回しができるんだ」

と彼ら・彼女たちから教えてもらうこともたくさん。ネイティブから学ぶことと一緒ですね。

その点、このブログで何度も書いているように、私は物心ついたときに学校の義務教育で英語を初めて習い始めて、いろいろなことをして、なんとかしゃべったり聞きとったりできるレベルになった人間です。

なので、私の経験はきっと、私と同じように、ものごころついたときに英語をはじめとする外国語をはじめて勉強しはじめたというかたの、なにかお役に立つかもしれない、と思い、今日は「聞き取ったりしゃべったりしているときの私の感覚や意識の流れ」などについて具体的に書いてみようと思い立ちました。

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1) 文法はまったく考えてないです。

ネイティブや外国人と英語で話すとき、私の頭の中や感覚は、「日本語をしゃべってるとき」とほとんど変わらないです。

相手の話を聞いて、「うんうん、なるほど。私の考えはこうで」と思った瞬間、長い年月をかけて潜在意識のなかに落とし込んだ英語が口をついて出てきます。

そのときに頭のなかに描かれていることは、「文法」ではなく、「感情」や「共感」、「意見」、「同意」、あるいは英語の言葉、そのもの。

新国立競技場

SVOでどうだからとか、この場合の時制は仮定法過去と仮定法現在のどちらがふさわしいか、とか、そんなことはまったく頭に浮かんでいません。

だから、おもしろいことを言われれば、日本のお笑い芸人さんのネタを聞いた大笑いするのと同じで、瞬間的に笑います。「文法」がでてくるときはまだ、潜在意識に英語が落とし込まれていないから、頭で英語を考えている状態ですよね。

それだと、会話としてはもうすこし、の段階だと思います。

2) どうも、シナプスがすぐに反応しているようです。

電車のなかで流れる女性の英語のアナウンス。私鉄であろうと地下鉄であろうとJRであろうと、どの電車に乗っても同じ声の女性に聴こえます。

たぶんロボット音声なのでしょう。でもこのかたの英語は、私には若干の日本語なまりが感じられます。おそらく、日本語として吹き込んだ一般日本人のたくさんの声(ロボット音声はたくさんのかたの声をデータとして収集して作られています)なのでしょう。

その女性に、“The next station is Jiyugaoka. The door on the left side is open.”と言われて、「ああそうですか」と私は立っていれば左を向きます。「いまleftって言ったなぁ。leftは左だからこっちがわ」みたいな反応は、してないです。“left side”と言われた瞬間に左、向いてます。笑 せっかちなので。

3)相手の話を聞いていると、日本語を聴いているような気がしてきます。

私は英語をまるっきり「感覚」で理解しているようです。だから、普通の会話であれば日本語でおしゃべりしている感覚と、かわらないですね。

横浜スタジアム

●話がずれるようですが。「感覚」をわりと否定している方が多い気がします。でも語学はまずは「感覚」。

横浜スタジアム
Yokohama Stadium

ゴルフをやってるとわかるのですが、ゴルフは「感覚のスポーツ」です。私のレッスンコーチもそういいます。だからプロなどは、自分の感覚におとしこめるよう、日に何時間もスイング練習する。ひたすら。

英会話も同じです。「感覚」が基本です。

日本の英語教育の負の側面なのでしょうね。「文法」を教えるところから入ってしまうから、「頭」で英語をとらえようとする。そうすると、「文法の間違いをさがせ」とか読解問題などは正解率が高くなるのですが、残念ながら「しゃべり」には直結しなくなる。

つまり、日本の英語教育は受験勉強やTOEICなどには有効かもしれませんが、英会話には有効とはいえない。

静岡・葛城

ゴルフも頭で理解しようとするかたがいるのですよ。こういう角度でシャフトがはいったらこういうヘッドになるからこういう球筋になって・・・と言うことははまるでプロ並み。でもアマチュアはまずは、感覚で体にしみこませることが先。「頭」で思った通りに打てないのだから。笑 (プロだってミスショットするときがあるというのに)

学年がすすむにつれて、「頭で考える」ということが優位性を発揮するようになることも理由のひとつだと思います。

St. Andrews

たしかに、感覚だけでは世のなか、わたっていけません。とくにビジネスはそう。だから、ビジネスを勉強するビジネススクールでは、頭で考える「左脳系の授業」がものすごく多いのです。左脳至上主義だと思いますし。

でも私はビジネススクールを卒業したことで、人間は「頭で考える」顕在意識と「感覚でとらえる」潜在意識の左脳と右脳を一緒にフル活用することで、とてつもない能力を発揮することができるのだ、ということを改めて確信するにいたりました。

(こんなことを言うMBAホールダー、ほとんどいないと思いますが・・・笑)

もしあなたが、「英語(語学)が話せるようになりたい」とおもっておられるのだったらぜひ、ご自身の「感覚」というものを大切にしてください。

「感覚」こそ、神様が人間に生まれ持って授けてくださったGift。こどものときにあんなに感覚を大切にしていたときのことを思い出して、英会話も感覚で習得していってくださいね。

 

もしなにか、頭で文法とかなんとか、考えそうになったら、「だめだめ。考えない考えない」と、頭をからっぽにして、ひたすら反復練習

 

まえにも触れましたが、たとえば道をふさいてしまって通行人に「すみません」とあやまるときだって、自分以外の人たちと一緒にそうしてしまったのなら、「Excuse me」ではなく、「Excuse usです。

中学1年のときにならうような単純な英文であっても、「Excuse us」ととっさに出てくる人はそう多くはないと思います。

 

Excuse us.

Excuse us.

Excuse us.

Excuse us.

なんどもなんども、唱える。

なんどもなんども、音読する。

なんどもなんども声に出して練習する。

自分と友達が海外の旅行先で大きなスーツケースを運びながら歩道をふさいでしまい、そこを現地の通行人のかたが通ろうとしているところ、をイメージしながら。

あるいは反対に、自分たちが現地の人たちのグループの横を通りたいとき、も使えます。「すみません、通りたいのですが」という感情を持ちながら。

セントアンドリュースの風景

ご自身が、「感覚で生きてきたからなぁ」「勉強するより遊びがすきだったからなぁ」「塾通うより友達と外で遊んでるほうがすきだったからなぁ」というかた。私もそうです。英会話の習得には向いてますよ。

左脳と右脳のマリアージュ、についてはまた、時間を割いて書かせてください!(^_-)-☆

 

サイバーエージェント創業者藤田さん、マクロミル創業者杉本さん、「かたやぶり校長」藤原さん、世界的なインフルエンサー「Organizing GURU KonMari」こと近藤真理恵さんなどなど(関係会社も含む)、数々のすばらしいリーダーを輩出したリクルート社による英語アプリ。スキマ時間を有効活用しましょう!↓↓

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