集中力の高め方。コツ5つ。「集中力を味方にできるひと」は鬼に金棒です。

「集中力」は万能です。集中力を味方につけることで、あらゆることが可能になります。語学の習得、時間が足りないときに成果を出す能力、火事場のバカ力の発揮などなど。今日は集中力の高め方について、コツを5つ、ご紹介します。

Q) 集中力の高め方を知りたいです。

A) 実体験から、コツは5つ、あります。

昨日は、下の記事を書きました。

●「集中力」はあらゆることを可能にしてくれます。「高めるコツ5つ」をご紹介。

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1) 「時間は自分の想い次第で長さが変わる」

2) 残りの0.00001秒まで意識を向ける。

3) 焦らない。「大丈夫だから」

4) 「集中力を味方につけて」と唱える。

5) 本当にできてうれしい感覚を「最初から」持つ。

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小学校の通信簿で、「落ち着きがありません。注意散漫」と私が先生に書かれたことは以前、このブログで書きました。おとなになるにつれて、集中力がどれほど自分の味方となってくれるのかを私はかずかずの実体験を通して知りました。

その過程は、たとえば米国大学でレポートに追われて切羽詰まっていた時や、翻訳者として納期に間に合わせようとなかばあきらめながらも必死になっていたとき、どうしても時間が足りない中で、さまざまなことを同時に行わなければならないとき、ビジネススクールに通っていた時に課題のレポート作成にとりくんでいた際などに発揮しました。

そら

1) 「時間は自分の想い次第で長さが変わる」

24時間という時間は、誰にとっても同じ、だと思いますよね。計算上はまったくそのとおりです。でも、「感覚」や「意識」としては、違うのです。多くのかたがご存じなのではないかな。おそらく。

大嫌いな試験やマラソン大会の前日までの日数や時間の短いこと短いこと。笑 

その反対に、楽しみにしている遠足を待つ日数や時間はべらぼうに、長い。

苦手な部長のとなりの席で過ごす会議はむちゃくちゃ長いですが、大好きな人の隣に座って過ごすひとときは短い。いずれも同じ、30分だとしても。

この時間の長短に対する感じ方がたとえ錯覚だとしても、「集中力を味方につける」という視点で考えると、この「錯覚」を利用しない手はありません。

新国立競技場

時間は自分の想い次第で長さが変わるのです。まずは、そう信じこむ。そうして、時間が足りない、と思えるようなときにも、この信じたことに意識を集中させて、いま、目の前にあることをマインドフルネスでこなしていきます。

私はそう自分を信じこませることで、上記のことをすべて乗り切ってきました。

2) 残りの0.00001秒まで意識を向ける。

「0.00001秒」とはたとえですが、それぐらい、細部の細かい細かい時間にいたるまで、意識を向けておく、ということです。

そうすると、やることをおろそかにしないで、粘り強く、最後の最後まで、丁寧に仕事をしたり、努力をしたり、なにかひらめいたりすることがあるのです。

横浜中区

 

3) 焦らない。「大丈夫だから」

焦ると、不思議なことに、時間が過ぎていくことばかりに意識が向くようになります。そうすると、本当にしなければならないこと(仕事やレポート作成などなど)が中途半端になって、結局、焦った通りに、「間に合わなくなる」。

意識を向けるべきは、いま、手元にある「やるべきこと」。まずは、「大丈夫だから」と唱えます。

 

4) 「集中力を味方につけて」と唱える。

口に出せるのであれば、呪文のようにして唱えます。「集中力、集中力」だけでもいい。せっぱつまっているときほどきっと、藁にもすがりたい気持ちなのでしょうか。この呪文がけっこう効果あるのです。あるいは、ランナーズハイの状態とも言えます。

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5) 本当にできてうれしい感覚を「最初から」持つ。

3)に通じますが、最初から「焦り」に意識を向けるのではなく、「すでにできている。だからうれしい」というポジティブで幸せな気持ちを持ちます。そうすると、気持ちがとても落ち着くので、おもわぬひらめきや能力が発揮されたりするのです。

だからつねひごろから、瞑想や腹式呼吸などで気持ちをフラットで穏やかな状態にしておく訓練が必要になってきます。「すでにできている。だからうれしい」という気持ちを本当のこととして信じならないのですから。

これが、スポーツ選手のかたもよく言う、「自分を信じる」という感覚なのだと思います。

●集中力の持続時間はどれくらいだろう?

人によってさまざまだと思います。私の場合は、最大で50分くらい。高校までの学校の授業時間と同じです。笑 なので、大学や大学院の授業となると、最初からきばって集中せずに、ゆるく参加しながら、ときおり集中する、というようなメリハリが効果的です。

50分を過ぎると、あとはどっと疲れがでてきたり、自分の希望とはうらはらに、脳がいろいろな違うことを考え始めます。

スタバのカフェモカです。

最大は50分ですが、「あと5分、10分しかない」なんてときのほうが、集中力はすごく発揮されますよ。本当にやるしかない、とギアがファーストからセカンド、サードと短時間の間に確実にレベルアップするからだと思いますね。

それに、その5分、10分をすぎれば、あとはゆるめればいいのだから、とどこかで思っているからだと思います。自分の全神経・意識をその5分、10分に注ぎ込む感覚です。

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持ち時間に対する私のそれぞれの感覚や意識、集中の度合いは以下のとおりです。

 

★5分から10分

時間としては短いので、わりと簡単に集中できます。その短い時間さえ乗り切れば、あとはふっとゆるんでいい、と思ってますので。

こういう短い時間に、英単語を覚えたり、英語の気に入った言い回しを連取したりすると効果的です。集中力が時間いっぱいに味方してくれますので。まるで、時間という「風船」がぱんぱんに膨れているようなイメージ。

向いていると思われること:語学の勉強、瞑想、お経を唱える、祈りの時間、机等の身の回り片付け、→ 一点集中型の作業に向いています。

銀座の服部

 

★15分ぐらい

途中で一瞬、意識が違うところにいってしまうこともありますが(笑)、たいていは意志の力で「集中力、集中力」と唱えながら正しい軌道に戻します。

向いていると思われること: 楽器の基礎レン、ダンスのウォーミングアップ、ゴルフをはじめとするスポーツのウォーミングアップ、アファメーション、イメージトレーニング、料理の下ごしらえ、→ 同時にいくつかのことをするものや、いろいろなことを短時間でするようなことに向いていると思います。

渋谷の道玄坂

 

★50分

完全に集中するのは難しいので、「意識の波」や「緩急」「メリハリ」をイメージして作業にあたります。

向いていると思われること:難しい企画書の原案づくり、ドラフトづくり、学校やセミナーの授業、→ わりと時間的には余裕がある、と思いがちですが、気を抜くとすぐに過ぎていくような時間が「50分」だと思います。苦痛なことよりも、わりと自分が興味や関心のあること、好きなことに使うとよいかもしれません。たとえば、「音楽を聴く(たいていのミュージシャンのアルバムって50分ぐらいですよね)」「尊敬する人のセミナー聴講」「デート」(笑)

 

●まとめ

横浜港

私はこれまで、「集中力」が自分に力を与えてくれるということをたくさん体験してきました。ここぞというときにとびきりの集中力が発揮できる人は、自分が願うことも叶いやすいと思います。

私が実践してきたコツは、以下の5つ。

1) 「時間は自分の想い次第で長さが変わる」

2) 残りの0.00001秒まで意識を向ける。

3) 焦らない。「大丈夫だから」

4) 「集中力を味方につけて」と唱える。

5) 本当にできてうれしい感覚を「最初から」持つ。

スコットランド

集中力は、勉強だけではなく、あらゆることに力を発揮してくれます。時間が足りないときに成果を出したり、どうしてもなにかをひらめかなくてはならないとき、記憶のかたなから何かを思い出さなければならないとき、さまざまなことを同時にやらなければならないとき、などなど。

豊かで、幸せで、充実した人生を送るためにぜひ、「集中力」を発揮させてくださいね。

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