「テレビのない生活」と「ネットのある生活」を実践中の私から。

横浜港

プロフィール欄でも書きましたしブログの中でも何度か書いていますように、私は2012年から「テレビのない(持っていない)生活」をしています。そして約20年前から、「ネットのある生活」をしています。その私から、自身の体験に基づいた「メリット・デメリット」などを書いてみたいと思います。

昨日は下の記事を書きました。

●テレビのない生活を2012年から実践しています。まずは、「テレビのない生活」のメリット・デメリットについて。

 

もろもろの理由によりテレビのない生活をはじめてから7年が経過しました。物理的にテレビがない、のであって、私の生命線であるネットには完全につながってますので、ネットを通してテレビ情報はいくらでも入ってきます。

けれど、やっぱりテレビがないことには変わりはない。

 

今日はテレビのない生活を検討されているかたや、斜陽産業と言われるテレビが今後、どんどん廃れることで将来、どんな生活になっていくのかを想像されるかたのご参考になれば、と思い、実体験をつづってみますね。まずは、「デメリット」から。想像しやすいはずですので。

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【デメリット】

その1) 知らない芸人さん・芸能人が増える。

YouTubeやブログ、ネットの記事などを見ていて、芸能人のかたの名前やそのかたの「持ちネタ」がだいぶ、わからなくなりました。知ってるのはダンディ坂野さんの「ゲッツ!」どまり。大笑 

(坂野さんはすごいかたです。現在、ベタな「ゲッツ」ネタで首都圏内だけでも東京メトロをはじめとする数社の広告に出演されてます。「ポイントゲッツ!」とおっしゃりながら。気さくさと素人っぽさ(すみません、坂野さん)が親近感を誘っているのだと思います。変に作りこんでいないから)

オリラジ中田さんの「YouTube大学」をYouTubeで観ていても、「バブリー」なんとかさん、と中田さんに言われたときにどなたのことだか、私はググるまでわからなかったです。まだJimmy Fallon、のほうがわかる。笑

知らない芸人さん・芸能人が増えると、人との会話で理解できなくなることが出てきます。

といってもおそらくこれは、いま現在のデメリットでしょう。たとえばあの「嵐」ですらYouTubeに公式チャネルを持ったのですから、多くの芸人さん・芸能人のかたはいずれ、オリラジ中田さんやピコ太郎さんのようにYouTubersとなるはずです。5G6Gになれば。

「嵐」のYouTube CM
原宿交差点にて。「嵐」のYouTubeコマーシャル

あくまで、「今現在の」という形容詞付きのデメリット。

ジャニーズ事務所は肖像権管理が徹底しているので、「嵐」がまさかネットで公式チャネルを開設するとは思いもしませんでした。原宿交差点で5人の大きな広告とYouTubeの「あの」赤いロゴマークを見てびっくり)

 

その2)観られるスポーツ中継が限られる。

スポーツ観戦が大好きな私は以前、テレビのある生活をしていたときはよく、テレビでもスポーツ観戦していました。ゴルフ、大リーグ、プロ野球、大相撲、格闘技、サッカー、駅伝、マラソン、そしてオリンピックやワールドカップ。

これらがいま現在は、かなり制限されています。

けれど、どうしても見たいものはお金を払ってケーブルテレビに契約してもいいわけです。私のゴルフ仲間たちは「ゴルフチャンネル」に登録しています。地上波はほとんど観ないようですが。

 

その3)ドラマやバラエティで知らないものが多くなりました。

人と話していて、「あのドラマがどうとかこうとか」と言われても、理解できなくなってきました。私が見るドラマはNetflixを経由した海外ドラマやAbemaTVでやってるテレ朝系のものばかりです。

受信料払ってるのに、NHKのも観てません。笑

ものすごく話題のものは「みたいなぁ」とあの手この手で観られるように画策しますが、たいていは徒労に終わります。

NHK-BSが見られたときは韓流ドラマが大好きだったのですが、それが見られないのがおそらく、スポーツ観戦できないことと合わせて「2大デメリット」だと思います。NHKが選ぶ韓流ドラマは良質のドラマツルギーに満ちていて面白いものが多いので。

 

テレビのない生活のデメリット・まとめ・・・スポーツ中継・NHKBS系の韓流ドラマが観られない(オンデマンド等で血眼になって探さないかぎり)。

 

さて。ではメリットです。メリットのほうが多いから、もう7年も「テレビのない生活」をしています。

 

【メリット】

その1)うちわうけのお笑いを観なくて済む。

むかしの漫才ブームを知っている世代が私の世代です。あのころの芸人さんは本当にすごかった。プロばかりで。タケシさんの半分、「あっち」にいってるようなエッジのきき具合に、私は全意識を集中させて話を聞き取っておなかがよじれるくらい笑いました。

いまはそれぞれの芸能事務所が「企業」になってしまったがゆえに「プロ」ではなく、事務所の序列や芸能界での力関係によって、出てくる芸人さんが決まっているような気がします。

 

その2)「自分の速度」で生活できる。

私はPCをブラインドタッチしています。ハイスペックのPCを使っているのでわりと早く文字変換してくれますが、それでもたまに0.1,2秒遅れたりフリーズしたりする。すると「いらっ」としますね。それほど、私はせっかち。検索結果を待っている時間も惜しい、と思うことがあります。時間がもったいない、と思ってしまうからです。

テレビのあるときもほとんど見てはいませんでしたが、たとえば昼間の情報番組などでは同じことを繰り返したりします。「再現シーン」がそう。コマーシャルのまえに再現シーンがあったかと思ったら、コマーシャル後にもまた、同じ再現シーンが繰り返される。

あれが、ものすごーく疲れてしまうのです。本当に頭痛がしたときもあります。なんでかな・・・。

 

その3) 生活に余計な情報(ノイズ)が入ってこない。

物理的にテレビのない生活をしていますので、欲しい情報は自分で動いてとってきています。テレビのある時はテレビをつけると、一方的に「向こう側の人たち」の判断基準や選別で番組が流れてきましたので。

テレビはどんな感じなんだろう、と興味を感じたときには、たとえば銀行に行ったときにかかってるテレビを観るとか、どこかの施設で流されているテレビを観るとかすれば、把握できることが多いです。いまはYouTubeをはじめとする公式動画がネットで観られますし。

 

その4)他人(芸能事務所)のおもわくに振り回されなくて済む。

なぜか同じタレントが何クールもドラマで主役をはったり、同じ芸能事務所のタレントが多数の番組に出ていたり。独禁法が及ばないのが日本のテレビ業界なんじゃないかな、と思いますね。競争のない世界。ビジネスでは考えられませんが。

さらに。テレビ局という「会社」に就職した会社員なのに、テレビアナがやたらタレントのように持ち上げられるのも理解できません。優れた人ももちろんいますが、「タレント」とは”talent”であって、このアナにいったい、どんな才能(talent)があるんだ、と首をひねったものです。テレビのあったころ。

「気の利いたコメントも言えてないよ」と。

テレビを観なくなると、テレビ局の局アナという会社員さんを持ち上げようとする「テレビ局」のおもわくにひっかからなくて済むことが多くなりました。

 

メリットその5)テレビがないからこそ、「ネットで代替を探す」。必死に。

時代は確実に、「ネットのある生活」へと向かってますよね。政府も、学校も、そうなるように動いている。IoTしかり、プログラミングしかり。

であれば、「ネットでなんとかする」という行動は、確実に将来に生かされます。

試行錯誤をしながら、テレビのかわりになる合法的な方法を探したり、その過程で便利なガジェットを見つけたり、話題のツールを試しに使ってみたり。

このあたりの試行錯誤については私オリジナルのものもあると思いますので(とくに、海外とのつながりかた)、また時間を割いていずれ、書いていきますね。

●ネットのある生活。

「ネットのある生活」なんて、なんかコピーライターさんのコピーみたいですが(笑)、ネットはいまや、私のインフラです。水道や電気とまったく変わらない。

ネットによって私の生活は大きく変わりました。Nomad (ノマド)& remote workを可能にしてくれたのも、ネットです。

仕事は、ネットにつながってさえいれば、どこででもできます。そして、そうなるように、私は努力してきました。多くのお仲間ノマドさんたちもきっとそうだと思います。

以前、ファミレスでPCに向かって仕事をしていた時、「へぇそうやって仕事してんの。いいねぇ」と見知らぬおっちゃんから半分、「棚ぼた」か、皮肉か、批判か、そういうみょーなエネルギーを込めた口調で言われたことがあります。

「つーか、そうなるようにこちとら、努力したんだってば」と言いそうになりました。笑

ネットは慣れるまではすこし勉強する必要があるかもしれないけれど、慣れてくれば車と同じです。「法を守る保守的利用者」として利用しつつ(あぶなげなところにはいかない・閲覧しない・かかわらないなどなど)お互いにプラスアルファなおもしろいことができる人たちとは出会いを大切にかかわっていく。

自分の生活を大幅に変えることなく、「生活しながら」ネットにかかわれる。

子どもを育てたり、親を介護したり、自分のあらゆることにかかわったりしながら、利用できます。

住む場所も選ばず、自分が利用できる時間にいつでも利用できて。

英語ができればさらに、ネットの世界は広がります。Captionの出るものもありますが、Twitterあたりだとでないの、ありますよね。たとえば昨日私がソニーの公式witterからこのブログにリンクを張った、Lou(ise) Tomlinsonのtwitter。

「みんな、ずっと応援してくれて本当にありがとう~!ようやくファーストアルバムが出ることになりました!2020年1月だよ~むちゃくちゃうれしい。ほんと、ありがとう!」

というようなことを、イングランドなまりの英語で言ってます。笑 Funky、なんて言葉が英語圏の若者の間で流行ってるんでしょうか・・・??使い方おもしろい。

このあたりの英語によるネットの広がりについてもまた、「英語(潜在意識を味方につけて)」でじっくり、取り上げていきます。

ネットのメリットや「将来への広がり」については書き出すときりがないので、今日はこのくらいにしておきます。