今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「地頭(じあたま)のいいビジネスパーソン:若者編」について書いていきます。
<もくじ>
●【地頭のいいビジネスパーソン】伸びる若者の「5つの特徴」。そしてこの人は伸びないな、と思える若者の特徴も。
●伸びない人の大きな特徴。「お礼を言わない」
(ブログの記事内に掲載の写真はすべて、私・小山ケイの撮影によるものです)
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。
これまでたくさんの若きビジネスパーソンを見てきました。「この人は伸びるな」と思える人、そして実際に伸びた人、がいる一方、上からもあまり可愛がられずに伸び悩む若者もいます。はじめに「伸びる人間」の特徴を5つ、お伝えします。そして、「こういうのはまずいと思う」を今日はお知らせします。
(執筆や翻訳のご依頼は、郵送にてご連絡ください。107-0052 東京都港区赤坂5-5-9 1F MBE114 小山ケイ。eメールやSNSなどでのご依頼は現在、お受けしておりません)
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昨日は下の記事を書きました。
●「この人は将来伸びる」、あるいは実際に伸びた人に共通する「5つの特徴」。
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長年、さまざまなビジネスパーソンを見てきました。「この人は伸びるな」「昇進するな」と思う人には共通する特徴があります。今日は5つ、取り上げて説明していこうと思います。
1)素直
2)頭がいい。
3)チャレンジする。
4)人の話を聞く。
5)挨拶がちゃんとしている。
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1)素直
若者の特権と思われそうですが、わりと物事を斜めに構えてみる人間って多い。それもいっけん、「デキそうな雰囲気」を漂わせている若者。
でも私がこれまで多くの若者を見てきて、いい仕事をするようになった人やどんどん人生の高みに上っていく人はやっぱり、「素直」です。物事を斜めに構えて自己完結するのではなく、いろいろな人からの意見や指摘に耳を傾ける。
自分の知らないビジネスのことを教えてくれる人には感謝する。
2)頭がいい。
話しているとわかりますよ。頭のいい人間は。回転早いし、飲み込み早いし、こちらの意図をすぐに理解するし、質問が的確。だから話していて、楽しい。
どこどこ大学出ました、IQいくつです、ではなく。そんなの関係ない。いわゆる「いい大学」出てても、とんちんかんなこと言うのもいますし、仕事の要領悪いのもいます。
ぼやぁっとした質問をしたり人の言ったことを違う意味で解釈する人にもお目にかかります。「伸びる」若者に共通することはやっぱり、「地頭(じあたま)の良さ」ですね。
小山ケイ過去記事】「地頭の良いビジネスパーソンの『7つ』の特徴」
「頭の良さ」のなかに、「未来を読む」みたいなことを入れたい人もいるかもしれない。それも大切ですが、長年ビジネスの世界を見てきた私からすると、「未来予想」は人生という名の地図のパーツに過ぎない。未来予想が好きな若者が多いのは知ってるけれど。
「表現」として強いてあげると、未来予想は縦糸の一本。でもそれだけでは、「人生」という大きな織物は仕上がらない。さまざまな色や強度、太さの糸を使って、それらをしっかり、織り込んでいく必要がある。
頭がよくて、結果を「継続的に」出せる人間に共通するのは、(無意識であれ)自分の人生を大きな地図としてとらえる「俯瞰の目」があります。そして未来予想以外の人生の部分(つまり、現世でのあらゆる事象)について意識や想いを寄せ、それらについて自分で考える。
未来予想はどんぴしゃり、だったかもしれないが、結婚して自分が作った家族の中で大きな問題が起きたり、自分が病気になったり、人に騙されたり、急に時代の流れが変わってしまったり、株が紙切れになったり、FXですったり、ということも起こりえるわけです。
だって大きな地図だから。人生は。
だから私は以前、このブログで書きました。「どこか、あの世からこの世(現世)を見ているような視点があると、ひらめきや無意識の領域にふってくるものがある」と。
「未来予想」ってわりと、定量分析が好きな人がやりますよね。ようするに、理系の人。おそらく彼らにとって、「未来は現在よりも『先』にある」という発想なんだろうね。私なんかは、「未来はあくまで現在が積み重なった過去である(Present creates the future as its past by Kay Koyama)」となるのだが。時空を超越する。笑
人生という地図の中には、未来予想以外には次のようなものがあります。
◆過去(歴史)を分析してみる。
◆自分と違う世代を見てみる。
◆自文化を考えてみる。
◆異文化を考えてみる。
◆体系だった学問から考えてみる。
◆自分を取り巻く人たちの想いを考える。
◆自然科学を分析してみる。
タレントやミュージシャン、俳優でも、いっときはものすごーく上り調子でいくけれど、あるときにすとーん、と落ちてヤクに走ったり寄行に走ったり駄々をこねてマスコミに「落ちぶれたなになに」と取り上げられたりする。
「すとーん」と落ちる原因は、1)人気を勘違いした(事務所の力だった)。2)事務所の力で主役を張れたけど、実は大根役者だった。3)ブームや時代の流れに乗った人気だった。
など。
3)チャレンジする。
とにかくよくチャレンジします。働きながら大学院に行くのもそう、難しい資格試験を受けるのもそう、仕事の勉強になるからと、違う業界に「出向」したりするのもそう。
ある東証一部上場に勤務する若き友人は、会社始まって以来と言われる、「休職して博士号取得」にチャレンジしました。行き先は、一万円札の顔になった人が作った学校です。
退職や転職して博士課程にチャレンジする人はわりとおられますが、彼は自ら上司やマネジメント層に掛け合って「道なきところに道」をつくってしまった。「今の仕事に役立つことですから席は残しておいてください。学位を取得してかならず戻ります」と。
産休ならぬ「学休」ですね。
4)人の話をよく聴く。
1)の特徴にも通じますが、話をしていると、こちらの話にもじっと、耳を傾けてくれています。途中で口をはさんで、「いや、こういうことじゃないですか?」なんて、小生意気なこといわない(笑)。
そこがまた、人心掌握が上手だなぁ、と思わせられるところでもあります。
意思をもった一個の人間であれば、とうぜん自分の意見があるはずです。それをさしはさむよりもまずは、相手に喋らせる。自分の話は、こちらが質問したとき。あるいは、タイミングが良いときにする。「間(ま)の読み方」がとにかく、上手です。
5)挨拶がちゃんとしている。
挨拶は社会生活の基本です。
アイコンタクトを取って、「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶ができるか。ちゃんと聞き取れる声にして挨拶できるか。もごもご、ではなく。
挨拶が社会生活の基本であることの理由は、「私という人間がいて、あなた(がた)という、私ではない他者であるかたたちが存在している、ということを私は人間として理解しています」と表明するため。自分がいて他者がいるのが社会だから。
そして、こまかいことを言うようですが、人に何かをしてもらったらお礼をいいます。それも、ビジネスの世界で何かをしてもらったのであれば、お礼は少なくとも「3回」言うことになる。
このことは次のパートにて詳しく述べていきます。
●伸びない人の大きな特徴。「お礼を言わない」
伸びない、というのか、なんかぱっとしない人はいます。「伸びる人」の特徴よりも、「伸びない人」の特徴のほうが「ああ!いるいる」、となるかもしれないですね。笑
礼を言ってもらったかどうか、確かめるなんて小さい。そう思いますか?私はそう思わない。ビジネスの世界では、だれかにごちそうしてもらったり、人を紹介してもらったり、仕事を紹介してもらったりしたら、少なくとも「3回」お礼を言うのがよいと思っています。
1回目は、もちろんその場で。
2回目は、家に帰ってから。
3回目は、次回会ったときに。
相手に自分をマーキングできますし、印象も、良い。
「相手が勝手にやったことだからお礼を言うのはおかしい」。そんな「へ理屈」が聞こえてきそうです。何度も言いますがビジネスという営利活動は自分一人ではできない。アフィリエイターであろうとブロガーであろうと、買ってくれる人という「他人」がいてビジネスが成立する。だから、お礼をする。お礼を言う。心を込めて。「いつも最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!!これからもお役に立てる情報をご提供します!!」
相手が勝手にやったこと、という気持ちの人間にはビジネスは向かないと思います。よく接客業で見かけますが、ろくすっぽ挨拶しない店員がいる。店長・社員とおぼしき人間ですらそう。
若い未成年が店員なら、まだ社会を知らないという点で「社員教育を徹底していない会社側が悪い」と思いますが、社員や店長であれば、「誰によって自分がその日のおまんま、いただけているのかわかってないんじゃないか」、と思います。
もちろん食糧は、第一次産業にかかわるかたがまず一番にいてくださるから日々、いただける。そして流通にかかわる人たち。そして、お金を払うお客。社員や店長は、ごはん以外にも、年金や税金、スマホの通信料、ゲーム代、などなどにも給料から支払っている。
お客だけじゃないです。支えてくれてるのは。サプライチェーンの人や宅配業者さんもいます(顧客やサプライチェーン、宅配業者さんなども含めて、専門用語では「ステークホルダー(stakeholders)」と言います)。つねに感謝する。自分の仕事を支えてくれている人たちには。それが「お礼」という具象化です。
人によっては、2回目のお礼は「郵便物」がいい、とか、電話をするのがいい、とかいろいろ言いますが、私は気持ちが早めに伝わればよい、と思っています。「いま家につきました。今日は本当にありがとうございました」とメールする。
電話は強制力がありますので、夜中の12時過ぎに電話をするのはどうかなぁ、と思いますので・・・。あるいはメールの着信も気になる人であれば、夜の送信はぐっと我慢して、翌朝起きたと同時にすぐにメールする。
1回目、2回目のあとに、お礼の手紙をすぐに送る、というビジネスパーソンパーソンもいました。手紙だと投函した翌日に届く計算でしょうか。スマホでメール、の時代に、よけい印象が深くなるかもしれませんね。
1回目のお礼はわりと、たくさんの人ができます。でも、2回目以降となると半数ぐらいに人数が減る。3回目の「次に会ったとき」にはすでにすっかり忘れている人は多いです。
昔の長屋のご隠居みたいに、口酸っぱく言ってくれる人がいなくなった時代です。だから、このブログでひとこと、老婆心から書かせてくださいね。笑
「お礼や感謝の念を表す、というのは、まわりまわって自分のためにもなるんですよ。だいたい何度言っても減るわけじゃない。感謝は、相手の行為に対して自分から愛を表現すること。だって相手と深い精神的なつながりが持てるから。『あなたに好意を抱いています(程度の差はあるけれど)』と言ってるようなものじゃないですか」
もっといっちゃうと、「高い波動」ってやつです。感謝の気持ちや言葉は。「天国言葉」なんて表現するかたもおられます。
先日取り上げた、「NewsPicksで今週いちばん読まれた記事」で、Wiiliam Arrudar氏がForbsに投稿した、「幸福と成功のためにやるべき5つのこと」のなかにも、「感謝することの大切さ」が触れられていましたよね。
小山ケイ過去記事】幸せと豊かな人生のためにすべき「8つのこと」。
明日は、私が朝いちの日課にしている、「感謝するということ」について書いてみます。
ARIGATO THANK YOU , guys!!
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