ホンモノになる。国内外名門ゴルフ場の例

St. ANdrews

昨日は「ホンモノ」ということで、アマチュアゴルフでホンモノの人について書きました。今日は「ホンモノのゴルフコース」について書いていきます。

昨日の記事は下のリンクからご覧になれます。

●国内外のホンモノ名門ゴルフコース「”Old Course” in St. Andrews, Scotland」

スコットランド・セントアンドリュース

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数年前にゴルファーの「聖地」、ScotlandのSt. AndrewsにあるOld Courseで私がプレイしたことはこのブログで以前、記事として書きました。

  小山ケイ過去記事】Scotland, St. Andrewsゴルフ旅行記

 

Old CourseやSt. Andrewsの街はあらゆる面で、ホンモノでした。Old Course付近は景観をそこなわないように電柱・電線の地中化がなされています。倉敷や埼玉・川越のようです。

セントアンドリュースの風景

街はゴルフを愛するゴルファーが世界中からやっています。そして、その日の約半数のプレイ枠は、「抽選(ballot)」と呼ばれる無作為の抽選方法によって割り振られます。

朝の真っ暗な時間から、コーススタッフによってフェアウエイは大きなトラクターのような整備機できれいにならされていきます。こういう表舞台には決して出てこない多くの人たちの力ぞれがあって、プレイヤーは日中にゴルフを存分に楽しむことができる。

「public courseであるがゆえに、だれもがほぼ等しい条件で、平等にプレイできるように」

St. Andrews Old Course

随所に見られるゴルフスピリットにOld Couseがホンモノであることを感じました。たとえば:

1) 日曜は地元の人たちに開放される(だから、地元民以外はプレイはお休み)

2) 抽選に外れた人のために、そして心からゴルフを愛するシングルプレーヤーのために、「飛び入り参加」が認められている(朝の5時くらいからスタート小屋付近に並んで、その日のプレイ枠をすでに獲得している人たちと交渉する「権利」を獲得する)

3) コースの中を一般道が通っている。「人の生活のなかにあるゴルフ」。地元民は普通に犬の散歩をしたり歩いたりしている。

4) その日にプレイ枠を獲得できた人たちは「Team “Old Course”」。最初の組から最後の組まで日が出ているうちにプレイできるよう、「チーム一丸となって」ファーストプレイを心がける。駅伝の発想とほぼ同じです。神がつくりたもうたこのパブリックコースで誰もが楽しくプレイできるように。白い球の行方がちゃんと見えるうちに。

(ゴルフ場側の都合で「たくさん詰め込んでプレイフィーをたくさんかせぐ」ためではないです。大笑 バブル期の日本のゴルフ場ではありません。「早くプレイしろよ。今日は30組、つめこんでんだ、うちのコース」)

5) コース関係者も、日が暮れれば、近くのパブでいっぱいだけひっかけて、家路につく。とっぷり暮れた夜は家族とともに。「今日はオールで」はありえません。ここも、働き方改革を進める日本では参考になることもあるのでは。

St. Andrews

●米国ハワイカウアイ島Princeville

 

全米OPENが開かれたこともある、名門かつ難易度の高いコースです。「この木なんの木」のような大きな木がロゴマーク。

プロショップもスタッフも解放感があって気さくな雰囲気がありました。ただし、コースはやっぱり、相当難しい・・・・。ロングや打ち下ろしも多く、コース慣れしているベテラン同伴者たち(女性)は確実に丁寧に刻んでスコアをまとめてました。

そのなかに、さらに数年前にPrincevilleでプレイしたという人間がいて、彼女いわく、「前のほうがもっと難しかった」。工事してすこし難易度が下がったようです。

私でもPer5打ち下ろしDog legでツーオンしたので、難しいコースだからこそ、思わぬ力を発揮することがあったりで、楽しませてくれるのがPrincevilleの魅力かもしれません。人気コースですね。

「ティータイムはいつ?」が「お茶の時間」を聞かれてるのではなく、「プレイ開始時間」を訪ねる英語だと知ったのもPrincevilleです笑。TeeもTeaも、同じ発音。素敵な初老の紳士スタッフの質問に、「あらもしや」とときめいたのもつかの間。

“When is your tee/tea time?” 

“Oh….. You are to go out with me,sir?” (asking in my head)

“No, I need to set your caddie bag (lol)” 

 

オアフとは違い、さすがにここまでくると日本語の通じるスタッフはほとんどいません。もちろんジモティも英語しか通じない。

だからこそ、ホンモノにならなくてはならないのです。プレイするこちらも。

 

 


●静岡「葛城」

葛城の日本家屋

名門コースです。富山などから移築した古民家を改造した宿泊施設が併設されています。宿泊施設もコースも一流です。

コースはプレイ中であることを忘れるほど、とにかく自然が素晴らしい。自然の中に作られた人間のアート作品のようです。井上誠一設計です。この点はまた、St. Anrewsとは少し違った趣があります。St. Andrewsは自然そのものを生かしているコースですので・・・。

宿泊施設も古い木造建築ながら廊下の隅々まできれいに清掃が行き届いていて、ベテランで一流ゴルファーである友が、その清潔感を指摘してくれて、「やっぱり葛城は名門なのだ」とあらためて知ることができました。

ホンモノのコースは、一度でもいいので、実際に体験されることをおすすめします。自分自身の五感があらゆることを感じ取っていきますので。

 

 

●The Royal County Down Golf Club (UK) 北アイルランド「ロイヤル・カウンティ・ダウン」

Tigerもよく訪れるという北アイルランドの名門コース。1889年開設だそうです。いや、名門コースは名門コースですが、それ以上に、”What a tough course!!” lol

だからこそ、Tigerのような一流プレーヤーも「挑戦(もちろん、調整もかねて)」しにくるのだと思います。

とにかく、写真をご覧くださいませ。笑

「ラフ」って、これはほとんど、「森」。ヒースがすごい・・・

造形前、じゃないですよ。これが、courseです。ハザードがぱっくり、口開いて待ってます。

お世話になったcaddieさん。

 

 

 

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