今日は、昨日書いた、「直感を通してアイデアやひらめきがつねに降ってくるコツ3つ」について、さらに詳しく書いていきます。
昨日の記事は下からご覧になれます。
●ヤクなどやらずとも、降ってくる状態を常に保つ。方法3つ。
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昨日は、「ビジネスで感覚を大切に直感を使うコツ3つ」について書きました。そのなかで、「降ってくる状態を常に保つ」として、下の3つを取り上げました。
1) 人の力を借りる
2) アタマの干渉をできるだけ最小限にする。
3) つねにアンテナをはる。
今日はそのことについて詳しく書いていきます。
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芸能人やミュージシャンでヤク中になる人は多いですよね。
直感に「降ってこなくなる」のを恐れたりあるいは実際に降ってこなくなってしまったりしてスランプに陥ることも原因だと思います。
その一方で、クリーンでいながら、いつもショービジネスの最前線で活躍しているスターもたくさんおられます。
表現者ということなら、作家さんや画家、ダンサーもそうかもしれない。
長年私はビジネス界にいましたが、その中でみたり、勉強したり、自分自身が体験したり、あるいは友人知人から話を聞いたりして得た「降ってくる状態を常に保つ」コツが上記の3つです。
人間ですからつねにアイデアがあふれにあふれているという人はそう多くはありません。
けれど、世界的なスターと呼ばれるかたがある工夫をしていたり、創業者がうまく切り抜けていたりするのを見て、「この法則を書いてみよう」と思い立ちました。
●人の力を借りる。
ビジネス界で「人の力を借りる」のが上手な人として私がまっさきに思い浮かぶのはやっぱり、松下幸之助さんです。
Panasonicが「ナショナル」という社名だったときから、うちの親は「あの人は小学校しかでてないのに事業を成功させた」とよく話題にしたものです。
大学院をでたような研究者のかたにお金を払って社員として雇って、会社をどんどん軌道にのせていかれたことは国外でもよく知られていますよね。
自分が不得意なことは人にお金を払ってお願いすればいい、ということをさいしょに私に教えてくださったのは松下さんだと思っています。
出来る人の力を借りて、さらに大きなこと成功させている人たちはどの世界にもたくさんおられます。
ショービジネスであれば人の力を借りるのが上手な人として私がまっさきに思い浮かぶのは、Madonnaです。
昨年還暦を迎えて「ダンサー」としての俊敏さや切れ味はもちろん若いころのそれとはちがいますが、世界中の若手ダンサーや表現者たちをいまでもひきつけつつ、ダイナミックな「シルクドソレイユ・マドンナ版」のようなライブを繰り広げている姿は、わたしには松下さんと重なります。
Madonnaが40代のころのライブをYouTubeでみたことがあります。激しいダンスを自身で踊ったあとは、すぐに若手ダンサーたちの踊りにつなげて自分は舞台袖に下がるなどで、「intermission」のような時間を上手にとって休憩しています。
もちろん、ものすごく上手なダンサーばかりがその間踊っているので、観ている側はそれがMadonnaにとっての「intermission」とだとはさいしょは気づきません。
ちなみに、Intermissionとはオペラなどの幕間のことです。
けれど、彼女が30になるかならないかぐらいの最高に若いころのライブを私が東京ドームで見た時はたしか、ずっと出ずっぱりだったような記憶があります。そんな姿にも10代の私はものすごくパワーを感じたのだと思います。
還暦となったいまのライブをよく見ていると、わりと激しい踊りを踊っているのはまわりの若手ダンサーたちで、Madonna自身は体でリズムをとりつつも歌に専念しているような印象です。
けれど、表現しているものはやっぱり、Madonnna、そのもの。ダンサーだけではなく、裏方のかたや衣装デザイナー、トレーナー、コレオグラファー、マネジャーなど、たくさんの人たちの力を借りて、「Madonna」が表現されている。
私はいつのころからか「Corporate “Madonna”(マドンナ株式会社)」と彼女のことを呼ぶようになりました。One and onlyはすごいです。松下さんと同じく、Madonnaからも「できる人間の力を借りて事業をどう成功させていくか」ということをいつも教えてもらっているような気がします。
★できる人たちが近寄ってきてくれるようなブランド、ネームバリュー、自身の魅力をつくりあげる。
★ちゃんとお金を払う。
★自分よりできる人がいれば、その人たちに任せる。
★力を貸してくれている人たちひとりひとりに「当事者意識」とモチベーションが高まるような工夫をする。
★「みんなでつくりあげている」会社。
●アタマの干渉をできるだけ最小限にする。
おとなになるほどに人はアタマの干渉を受ける、と私はこのブログで以前書きました。アタマはつぎのような干渉をします。
★恐怖心
★論理的・現実的に考えようとする。
★直感の力を否定しようとする。
★ひらめきやアイデアを否定しようとする。
俳優のクスリ中毒は「主役がとれなくなったらどうしよう」という恐怖心や、「依頼が来なくなったらどうしよう」という恐怖心をけすためのものでしょうか。
ひらめきやアイデアなどがふってきても恐怖心があると「直感」は気づけません。
恐怖心のインパクトが大きすぎるからです。
アタマとはようするに、顕在意識で考えたりすることです。
論理性や現実性はもちろん大切ですが、これらの力は有限です。
キャパが無限大と言われる「直感」をつかさどる、潜在意識の領域を解放するためには、アタマの干渉をできるだけ最小限にしなければなりません。
子どものころの私たちがアタマの干渉などほとんど受けずに、自分の望むものをなんなく手にしていたときのように。
●つねにアンテナを張る。インスピレーションを与えてくれるのは他人ばかりではありません。過去の自分ということもあるのです。
私が長年敬愛する「ガンズ(Guns N’ Roses)」の面々も、わかかりしころはクスリづけだったようです。艶のある音と華麗な演奏スタイルが「さいこーにカッケー(super-COOL)」エレキのSlashなどはヤクの売人もやっていたとのこと。
クスリに頼らないと「感情のほとばしり」を演奏や歌では表現できなかったのか。
それともガンズを取り巻く世界があまりにも急激に変化してしまったがゆえに自分たち自身で恐れおののいたのか。
いまでも「ロック史に残る人気ロックバンド」の10位内に入っています。復活はめっちゃ嬉しい。ファンとしては。
あんなにちっちゃなお尻のおにーさんだったのに(笑)いまではすっかりメタボなおっちゃんになったvocalのAxl Roseですが、声はまるでカウンターテナーのようなクラシカルな艶っぽさが加わったような気がします。
子どものときに聖歌隊で培った「7オクターブ」と言われる音域の広さと「七色」のカラフルでパワフルなAxkの声もガンズの大きな魅力でしたが。
ガンズは数年前、不死鳥のごとく復活しました。
過去に自分たちが培ったものからインスピレーションを得た、といえなくもない。
自分たちがヤク中になっても注ぎ込んだ魂と、それにこたえてきた大勢のファンとで作り上げた「Guns N’ Roses」。
中年になったかれらが表現するロック魂は、若いおにーさんたちの表現とは一味も二味も違う、深みのようなものすら感じられます。
経験とかまろやかさとか、人が自分の魂を貫くカッコよさとかでしょうか。
「ゼロから一を作り出すのは大変。そうではなく、イチからさらに上のものを創ることをやってみる」
昨日のブログで私はそう書きました。
ガンズは過去に自分たちが作り上げた「イチ」のうえにさらに新たなものを加えて、パワフルで重厚な世界をいま表現しています。
★他の同業者、あるいは異業種の人と話をしてみる。
★他のアーティスト、ビジネスパーソンの表現物をゆっくり見てみる。
★これまで自分が「魂を注いできたもの」をふりかえってみる。
★「ゼロからいちを生み出す」発想ばかりではなく、すでにあるものに何かを加えたり、刺激を受けたりしてみる。
★★★★★マイブーム、Niko Slashさん。ガンズが作った「イチ」の世界にさらに「自分の世界」を加えてユーモアすら感じさせるvideoになっています。お仲間だわぁ。現在登録者数11万人。My favorite video of Niko-san xxx (quoting from the official video of French “YouTuber” Niko Slash’s★★★★★
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