ここしばらくこのブログでは、私の長年のライフワークといえる、「感覚(feeling)や直感を大切にすること」「リズム感を大切にすること」「アタマと感覚は、両輪である」などということについて書いてまいりました。今日は、「良い結果を得るためには、期限を最初に設けておく」ということについて書きます。
ここまで、以下のような記事も書きました。よろしければ参考になさってください。
●良い結果を最初に設定する。そして期限を設ける。バックキャスティングしかり、英会話の上達法しかり。
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「バックキャスティング・バックキャスト」なる小難しい横文字を知らぬとも、「自分が望む最高の姿を、『最初に』思い浮かべて行動を開始することが大切である」と知っているかたは多いと思います。私を含めて。それが直感であれ感覚的なものであれ。
厳しいことを言うようで申し訳ないですが、アタマで何事も解決しようとする人(たとえば大学教授や研究者など)は、「ひとが感覚としてわかっていること」をあえて封印・否定しているように私には見えます。
でもアタマは人間が持つ能力の、ほんの一部でしかありません。一説では何万分の一の能力だとか。だから、アタマ以外ののこり何万分でわかっていること、感じていることを信じて行動すると、それが大正解ということはよくあります。
「最初に最終到達地点の最善の姿を思い浮かべて行動する」こともそうです。
そして今日はさらに、「その行動に期限を設ける」ということについて書いていきます。自分の潜在意識に「その結果を得るために行動する」ことを植え付けるために。何万分の能力が120%発揮されるように。
「いついつまでに、こういう最高の結果を得る(得ました)」と。
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●明確な期限があると良い理由。
卑近な例だとスポーツ選手が挙げられます。「ゴールまでに何分何秒(以上)の結果を出す」と明確に「期限」を設けて、本当にそれを実現するアスリートがいますよね。
そのほかにも、「試験日までにこれこれを覚える」とか。試験日は明確な期限です。
明確な期限があると良い理由は、期限があることによって、「いつか達成させる」が「いつまでに、達成させる」にかわります。「いつか達成させる」、は「永遠に達成しない目標」ということ。願い事についてよく言われます。
「いつまでに」という期限は、たとえば以前、私がこのブログの別カテゴリー「働きながらMBA」で私自身の体験として書いたように、「その期限までにかならず仕上げなければならない提出物」のデッドラインと同じです。
小山ケイ過去記事】国内ビジネススクール(MBAコース)への提出書類準備
●「達成しなければならない」という必然性があると良い。
しかしながら、「いついつまでに達成する」と決めても、実際には達成できないこともあります。自分のなかで必然性がないために「火事場の馬鹿力」のような思わぬ能力を発揮したり是が否でも達成しようという行動力に結びつかないからです。
だから、必然性のある「最終地点」であればあるほど、その目標なり願いは叶います。
持続可能性の目標値を会社で達成する場合は、トップがしっかり手綱を握って、各部署当事者の主体性を引き出し維持するような心構えと仕組みが必要です。「必ず達成しなければならない数値」として。まるで営業成績や売上目標値と同じく。
起業家が良く言う、「橋を焼く」「退路を断つ」のも最終目標を達成しやすいです。
★いついつまでに、英語圏の大学院に留学する。だから、その大学院から求められているTOEFL、GMATのスコアを最低ラインに達成しなければならない。
★いついつまでに、営業成績をトップ5以内にする。自分のクビがかかってるので。
★全体練習までにこの譜面を暗譜する。暗譜すれば次のステップである、指揮者の先生からの指示もしっかり飲み込めるので。
●期限の設定は、アタマと感覚で。
アタマの良いかたが陥りやすいのは、すべてをがんじがらめに事細かくアタマで決めてしまうこと。この点も以前、このブログの別カテゴリー「働きながらMBA」で書きました。
小山ケイ過去記事】MBAを取るために、あればあるほど良いと私が思う能力
ものごとは機械仕掛けで動いていきません。機械仕掛けの電車でさえ、人為的な事故で遅延が発生したりします。
この世は、人が中心になって作っている。そして人は機械ではない。エラーをおこしたり体調を崩したり、エゴが出たりして、予定調和にはいかないことばかりです。
だから「最高の最終目的を達成する期限」を設定するときは、アタマだけではなく、感覚も十分に利用しなければなりません。それを達成するために良い期限はいつか。計算するだけではなく、自分の「感覚」にも聞いてみる。
自分の感覚に聴くやりかたはこれまでこのブログでさんざん、書いてきました。よろしければそちらもぜひ、参考にしてみてくださいね。
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