【英会話を上達させる】お気に入りの動画・映画・番組・音楽をヘビーローテーションにする(みうらじゅんさんの言葉をお借りすれば「マイブーム」とする)Play your favorite film, music, YouTube video etc as heavy-rotation airing

今日の記事では、英会話を上達させるために、自分のお気に入りの映画や動画、音楽、番組などをヘビーローテーションで毎日掛ける、ということについて書いています。

<もくじ>
●英会話を上達させるために、自分のお気に入りの動画・映画・番組・音楽をヘビーローテーションにする。
●一回ぽっきりの聞き流しもいいけれど、こういうヘビーローテーションで何度も何度も聴くのもものすごく力になりますよ。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事はカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」で書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。

このカテゴリーはこの記事から書き始めています。




英会話を上達させるために。自分のお気に入りの動画・映画・番組・音楽をヘビーローテーションにする。

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いま私のヘビーローテーションは数年前に上映されたBroadwayのある芝居に関するインタビュー動画です。時間にして約1時間でしょうか。

演出家をはじめとするそれぞれのかたの話がとにかく面白くて、私もまるでひとりの観客のようにして話に吸い込まれています。

これを見ていると、芝居も、小説も、映画も、物語は「人を描くことである」ということを改めて感じますね。

登場人物たちがしっかりと描かれている作品は、どのような形態の物語であってもやっぱり面白い。

そのインタビューの芝居自体は、物語の社会的・政治的・文化的な背景とか時代設定が複雑に絡み合っていることと、それぞれの登場人物がいっけん不可解な行動をとりながらも、史実であることもあって、「なぜ」を同じ人間である観客に説得力をもったアートとして表現しえていることが大きな魅力として挙げられると思います。とにかくパワフルな作品です。

それゆえ、私も参加者たちの話をどうしても理解したい、と知らず知らずのうちに集中して聴いています。大いなる共感と感銘を覚えながら。




こうして何度も聴いているこのインタビューはまた、私の脳内の引き出しに大切に保管されて、nativesとでも英語を話す何かの拍子にそこから言葉が無意識にポン、と引き出されてくるのだと思います。

こんなふうにしていつもどおり、自分の興味の赴くままに英語圏の動画を見ながら思いました。おそらくこうやって、ヘビーローテーションで好きなものを気兼ねなく毎日のように聴くことも、外国語を喋る能力を向上させてくれている。

自分だけの世界で自分の好奇心や興味に忠実に楽しみながら。

みうらじゅんさんがおっしゃった、まさに「マイブーム」の外国語版みたいな感じです。映画や音楽、動画、テレビ番組でそういうの、多かれ少なかれ誰でも持っていますよね。筋書きはすでに分かってるのに、好きなミュージシャンが出ているから掛けっぱなしにしているテレビドラマとか。好きな芸人さんのコントのDVDとか。

人にはわざわざ打ち明けないとしても、自分だけのひそかな、けれど日々の大きな楽しみとしていること。

それを、英会話の上達にも役立てましょう、ということが本日、私の言いたいことです。




 

★できれば1時間以上のものがいいです。

短いと語彙数も少ないですが、たとえば私のヘビーローテーションであるBroadwayインタビュー動画はインタビューですから1時間びっちり、参加者がクリエイティビティとインスピレーションあふれる英語で話をしています。

ミュージシャンのアルバムであれば1枚およそ1時間ですよね。それを完璧に、そらで歌えるようにする。1曲だと繰り返される言葉があったりで語彙数は少なくなりがちですが、7,8曲もあれば相当の語彙数となるはずです。

映画なら普通はだいたい2時間です。セリフのないシーンもありますが、セリフのある個所もそらで言えるようになるには、聴き取りだけではなく、そのセリフの意味や必然性も理解しているはずです(登場人物がなぜ、そのセリフを言うのか、という必然性)。




 

★当然ながら、自分の興味のあるものを。それも、時間を忘れるぐらい面白いと思えるものを。

Podcastingでものすごく好きな番組があれば録音しておいて、それをヘビーローテーションで何度も何度も聴いてみる。聞き流しでもいい。可能であれば文字でも追う。

好きなアーティストのアルバムであれば、全曲を一気にかけながら歌詞を覚えていく。意味を理解しながら。

Louis Thomlinson

 

★気張る必要はないです。語学の基本どおり。けれど、ヘビーローテーションのものはできれば、いっきに1間なら1時間、かけたほうがいいですよ。

面白さを感じていれば、1時間も苦になりません。集中力と大いなる好奇心を利用して、自分の感覚を完全に解き放ちます。楽しい、面白い、わくわくする、知的好奇心がくすぐられる、などなどという感覚。アタマの領域じゃないです。




●一回ぽっきりの聞き流しもいいけれど、こういうヘビーローテーションで何度も何度も聴くのもものすごく力になりますよ。

東銀座の歌舞伎座

一回ぽっきりで聞き流すもののよさは、はじめであればあるほど、発音に慣れたり、決まった言い回しを知ったりできることです。

けれど、ある程度「耳」も慣れて、自分でも能動的に(actively)言葉を発する力を与えてくれるのは、音読の反復練習と同じく、同じ言い回しを日々何度も何度も耳にすること。

私はそれを30年近くも前、映画で実感しましたね。そのことについてはこのブログで以前、触れています。

小山ケイ過去記事】洋画を字幕なしで観る英語勉強法「10個」

歌舞伎座

*(うんと若かりしころにある友人から、「ケイはきわどいの、好きだったよね」と言われたことがあります。

  私自身は人間の深層心理や不可解な行動をアートや表現として作品化されたものにとてもクリエイティビティと共感を感じていたのですが、「ふぅん、きわどい、の一言で片づけてしまうひともいるんだな」と思ったものです。笑 ホント、若かりし頃の思い出。

  他人からは「きわどい」と言われようと、それがいずれ、人に共感と感動を与えられるone and onlyな表現につながっていくこともあります。そして語学上達の側面から見れば、そういう表現物を自分ひとりの教材として選ぶことは私はとても効果的な方法だと思っているのです。人を傷つけるわけでも迷惑かけるわけでも親や家族を泣かせるわけでもないのですし・・・)

そしてこれは、自分のnative languageでも多くの方が幼いころから身につけたやりかたのはずなのです。

中にはなんとなくあいまいに理解する言葉も出てきます。でもそれは母国語でも意外とそうですよね。私などは意味を間違って覚えていた、なんてことすらあります。そのたびに「あーまたやっちゃった」とひとりで大汗かくのですが・・・。

こだわる、とか、失笑する、なんて日本語もわりとあいまいに覚えて使っている方が多いんじゃないかな。私も含めて。これらの言葉は昔に使われていた言葉の意味とは少しずつ違って使われている、とよく言われますよね。

アタマは文法を考えたり文章構造を考えたりするときにすごく力を発揮してくれます。でも、英会話をはじめとする語学は、何度も私が書いているように、感覚の領域をいかに解放させられるか、がカギだと思います。

歌舞伎座 東銀座 東京

あいまいな部分が多いとしても、とにかく「なんとなく覚えている」「なんとなく使える」言葉をどんどん増やしていく。自分が実際に声に出して能動的に会話するために。

それには、自分の大好きなコト・モノをヘビーローテーションで日々、長時間聴いてみる・観てみることは、短時間の日々の音読反復練習と合わせて、私が実体験としておすすめしたい方法の一つなのです。

自分ひとりのひそかな楽しみとしてぜひ、勉強している言語圏の表現者の表現物にどっぷり、つかってみてくださいね。

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1年前の今日、この記事を書いています。