今日の記事では、英会話を上達させるために「書き起こす」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●スピーキングや英会話を上達させるために、「書き起こす」。
●大切なことは「細部に注意する」。そして日々、「音読する」。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●スピーキングや英会話を上達させるために「書き起こす」。
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このブログで以前、「英語教材(として選んだ類似のものも含めて)をヘビーローテーションでかけてみる」として記事を書いたことがあります。
小山ケイ過去記事】【英会話上達のために】お気に入りの動画・映画・音楽をヘビーローテーションにしてみる。
今日はそのヘビーローテーションで聴いているものをさらに、「書き起こす」ということについて書いていきます。
書き起こしは「ディクテーション」として英語アプリなどでも課題として取り上げられます。
私自身も米国大学に留学していたころ、教授の授業をちくいち「書き起こす」ことで自分の英会話能力が飛躍的に伸びたことを体験しています。
前述の私の過去記事では「ヘビーローテーションはゆるーくでもいいから日々聴いてみる」としています。この方法でも「スピーキング」や「英会話」で自分の言葉として出てこないわけではないですが、書き起こすことでその言葉がさらに自分のなかに定着します。
書き起こす行為が「パテ」や「糊付け」のような役割を果たす。
より瞬時に、より能動的に、より効果的に、ヘビーローテーションの言葉が出てくるように。
方法は以下の通りです。
1) ヘビーローテーションで聴いているものを、ワードやノートなど、自分のやりやすい方法で書き起こす。
小山ケイ過去記事】あえて手書きで英文をディクテーションしてみる。
2) このときに大切なのは、「なんとなく書き起こす」ではなく、「細部をも漏らさずに書き起こす」ということ。
話者がなんとなく放った一瞬の言葉にも意味があります。その細部をもnativesはちゃんと聞きとって理解し、笑ったりうなづいたり感動したり。もちろん、日本語でも同じですよ。
“then”
“not”
“I’m”
“no”
日本語であればたとえば、「そ(ぅ)(so)」「食う(ku)」「ちゃう(chau)」「しゃ(sha)!」。
状況と言い方によっては笑いが取れます。笑 だって日本語nativeは意味をちゃんと理解しているから。
例)2020年大学箱根駅伝第4区(平塚・湘南海岸のあたりです)にて。青学走者・吉田裕也は見事な走りをして区間新を出しました。そして1番でゴール。アドレナリン放出の彼はこぶしを突き上げてこう言い放ちました。
「しゃーっ!(Shah!)」
3) 自分の力で、書き起こす。
分からない言葉があれば殴り書きして、後でしっかり、調べる。
4) 聴き取れない個所は、何度も何度も、聴き返す。
これがのちのち、自分の大きな力となります。
●大切なことは「細部に注意する」。そして日々「音読する」。
上記の2)でも書きましたが、細部に意味があることがあります。それをも聞き漏らさずにしっかり、かきつけることを心がけると、自分にとって聴き取りはもちろん、話す力においても相当のものになります。
このあたりは日本の受験勉強などでもおなじみかもしれません。
come up
fill in
drop in
to go
go out
take off
take on
tune in
tune up
up and about
いずれも、ひとつの単語としても表すことができますが、それぞれ中学生ぐらいのときに習う単語でありながら、組み合わせによってそれぞれに違う意味が生まれます。
さらに大切なことは、自分で書き起こしたものを日々、「音読する」。
音読によって言葉が接着剤でしっかり固定されます。笑 書き起こしだけでももちろん喋る際の力にはなるのですが、音読することによって言葉が無意識の領域に定着して、さまざまな能力を発揮してくれます。神秘的ですらありますね。自分がアタマで考えるよりもすごいことが起こるからです。
【音読による効果(私・小山ケイの実体験より)】
★nativesの言葉が自分のなかで言葉を超えた「意味」としてヒットする。
(うーん、この意味はなんだっけ、という「アタマ」で考える段階をすっとばしながら・・・)
★相手が次に言おうとする言葉が自分の中で英語となってこだまする。
★自分が瞬時に感じた感情が「英語」という言葉になって口をついて出てくる。
★会話しているときに、「あ、こういうことを言いたい」と思った瞬間、アタマで考える段階をすっ飛ばして英語が自然に出てくる。
お楽しみに(^_-)-☆
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