(私が長年、寄付をしている「国境なき医師団 (Medecins Sans Frontieres)」が、ウクライナ (Ukraine) での活動を開始しています。下記サイトからは寄付も可能です。)
https://www.msf.or.jp/news/detail/headline/ukr20220302nt.html
You can donate for Ukraine through the above website of the Organization.
今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「さいきんの大学生就活事情」について書いていきます。
(おかげさまで、一日に1,000PV前後読んでいただけるブログに成長しました。このブログを推奨してくださったかたもいらっしゃいます。ありがとうございます!)
<もくじ>
●さいきんの大学生就活事情(2022年4月現在)。
●「組織」には「組織の論理」がある。とくに日本企業。大手であればあるほど。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
(執筆や翻訳のご依頼は、郵送にてご連絡ください。107-0052 東京都港区赤坂5-5-9 1F MBE114 小山ケイ。eメールやSNSなどでのご依頼は現在、お受けしておりません)
●さいきんの大学生就活事情(2022年4月現在)
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数日前、就活中の大学4年生としばらく話す機会がありました。
(余談ですが、関西では「4回生」、ですね)
すでに4,5社うけているけれど、まだ内定はもらっていないとのこと。
友達の中には、3年時から就活をはじめて、もう20社以上、面接を受けている学生もいるそうです。
「いやぁ、出遅れた感がありますよ」
4年生の4月で出遅れた感、なんだ・・・。
別の大学生に聴いたところでは、いまの就活は、4年生になるまえにインターンシップから入ってそこから就職という流れもあるのだそう。>中年以降のかたがた。
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彼曰く、そのほかにもいろいろ「出遅れた感」があるとのこと。
なかでも、「英語」。
とにかく彼は「英語」を強調します。
「英語ができるとやっぱり、強いんですよ。あと留学。いまは(コロナ禍で)難しいけど、留学の経験があると強みとして見てもらえる。というのも、日本の市場が小さくなっていく分、世界市場で事業をしようとする企業が増えてるからです。そのときに英語の出来る人間がそこで仕事をする。だから企業も学生を見るときに、英語や留学の経験を重視するんです」
ちなみに彼は、私がプロの翻訳者であることや、米国大学を卒業していることはまったく知りません。
だから、「私仕様」に意図して英語の話題を振ったわけじゃない。
それなのに、「英語」を強調する。
「だれそれは英語ができる(共通の知人)」
「だれそれは英語がしゃべれるのにどこどこに就職したのはもったいない。もっと英語が使えるいいとこ行けたのに(笑)」
「だれそれは海外ボランティアの経験がある」
ふむふむ、と彼の話を聞けば聞くほど、「なんだ、んじゃあたしってどっからもひっぱりだこだわ」と思ったのでした。大笑
*だから、というわけではないのですが、現在、英語を勉強する有料メルマガの発行を企画中です!(^O^)/ ゴーサイン出ましたらこちらでお知らせしますのでよろしくお願いします~!
●「組織」には「組織の論理」がある。とくに日本企業。大手であればあるほど。
組織には組織の論理があります。
とくに日本企業の場合。
それも、相対的なもの。
このことについて私は、このブログで何度も触れています。
くだんの知り合い大学生と話していて、共通の知人である別の大学4年生が、1年時からずっとアルバイトをしていたある企業で就活の面接を受けたところ、落ちたそう。
「え。そこのアルバイトで知り合った社員の推薦とか口添えとかなかったの?」
「大手はそういうの、きかないんですよ」
「どうして」
「どんなに現場で知り合いの社員がいても、実際に採用試験をするのは本部の別の人間です。その人が直接あいつを見て、深いことを聴いてきて、それについて明確な答えが得られないとボツ、ということになる」
その話をきいたとき、「日本はやっぱり組織社会なんだわ」とあらためて感じました。
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指示系統や業務、意思決定の権限等がすべて、組織の論理で動いている。
昔はよく、コネクション(つまり、コネ)が幅を利かせましたが、もしかしたら今は、そのコネクションも「組織の序列」にしたがって、序列のよほど上の位の人から以外は効力がなかったりするのかもしれません。
とくにいまの時代、売り手市場ではなくなっている。
というか、「買う」ほうも目が肥えていたり能力が高かったりで、しっかりと学生を見ている。だから、裏を返すと、優秀な学生は何社からも内定をもらえる。
あるいは大学受験と同じで、筆記試験でふるい落とす方法をとるところもある。
くだんの大学生からきいた話です。
採用試験を受ける学生が多い人気企業を受けてみたら、面接以前にやたら細かい計算問題をたくさんさせられた。そして落ちた。意気込んでいた面接試験にすらたどり着けなかった。
「しゃべりで勝負しようとおもったんですけど・・・(泪)」
その計算問題がどう、のちのちの実際の業務に生きてくるのか、私にはさっぱりわかりませんが(笑)、それも「組織の論理」です。
また別のところで聞いた話では、ある業界に一発で採用試験に合格したという女性いわく。
「面接で落とされたことがある、という男性と少しだけ話をしたことがあるんです。なんか彼と話してて、謙虚さが足りないなと思いました」
率直な意見に思わずふふっと笑いつつ、反面、彼女の意見はしごく的を得ているとも思えました。
面接官もア●じゃない。
まだ入社するまえから自信満々に、「あなたの業界のことはすべて存じています」オーラを出されると、「こいつ大丈夫か」と思います。私なら。
ばぁろー、と。
机上の空論で知識として得たことと、先輩社員なり先人なりが長年、現場で経験したことは、若干なりとも違う。齟齬があることもある。
そのことに思いが至らない、というのは致命的。
人として。
なにより、現場は人・対・人で動いている。
知識を振りかざす以前に、目の前にいる人を大切にできるかどうか。
「しっかり勉強させていただきます」と頭をさげて教えを乞うことができる人は、あらゆる組織の中でスイスイと泳ぎ回ることができる、というのが長年の経験から得た私の感想です。
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【さいきんの就活事情から】
★英語力をつける。笑
★試験対策(たとえば数学)。どーしてもその企業に入りたければ。
★「謙虚さ」を大切にする。
★組織の力に敏感になる。
★就活は、そこを「ゴール」にしてバックキャスティングする。活動はインターンを含めて3年時にはどこかで働いてみる。
★くだんの私の知り合い大学生のように、「やりたいことがまだ分からない」というのであれば、「起業」も視野にいれてみる。あるいは海外ボランティアや海外留学。
→ つぅか、20歳くらいで「人生かけられるくらいのやりたいこと、見つかってます!」って子のほうが少ないよ。笑
(見つかってれば将来は大富豪!(^O^) イーロン・マスクとかウォーレン・バフェットは小学生のときから商売してたんだよ~!あたしがYMO聴いたり楽器いじったり友だちとアイススクリーム食べたりしてたときにさ。スゲ・・・)
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