By an overhead line「架空」 ー小山ケイの翻訳コーパスから。

⚫️By an overhead line「架空」 ー小山ケイの翻訳コーパスから。

日本語の「架空」とは普通、現実には存在していない人や出来事をさも存在しているかのように表現することをさします。

建築用語にも「架空」という表現がある。

こちらは「空中で掛け渡す」ことを意味するのだそう。たしかに、「架」の字は何かを掛けたり掛け渡すことを表すので、「空に掛け渡す」で「架空」と言うのも納得できます。

で、英訳。

“Overhead”は「頭上の」。

“Line”がついて、「頭上にある線により」という意味になる。たとえば電線が空中に設置されると、「架空で設置」。

建築用語ってすごく面白いですよ。このブログの過去記事をご参照(「犬走り)なんてことばもあります)。

いや。

「架空」って言葉自体が面白いのかも笑。なにしろ、「架空の人物」って「空に掛かってる人」ですから。「空」はきっと、「そら (Sky)」ではなく「無 (Non, Selfless)」のほうですね。仏教用語もしれません。ちなみに「十字架」は「十字に掛ける」でイエス.キリストの磔(はりつけ)です。

⚫️”By an overhead line”の発音。

1 バイ

2 ア

3 (連結発音で)ノゥ

4 「Va」

5 「R」

6 ベッ

7 「D」

8 「Lain」