<翻訳者の能力その4>段取り

小山ケイが自分で書いた手書きの英文

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、長年のなりわいである「翻訳」をとりあげて、「翻訳者の能力その4ー段取り」について書いています。

<もくじ>
●翻訳者の能力その4。「段取り」 
クライアントがもとめるもの、とは。

 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままに、ひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

●<翻訳者の能力>段取り

小山ケイ本人が書いた英語の筆記体です。Written and taken by Kay Koyama.

段取り、はあらゆることで必要とされます。

まだ社会に出ていない学生さんにはわからないと思うけれど、段取りができる人間は社会で重宝がられるし、地頭が良いひととも呼ばれる。

アタマがよくたって段取りができなければ、入試勉強のピーキングを持ってくるタイミングをまちがえるということもありえます。

翻訳者でいれば、段取りとは次のようなこと。

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1) 納期をまずは最終地点に定める。(事実)

2) 原稿をよく確認する。(感覚)(認識能力)→ ちなみに、ここが「日本語能力」「外国語能力」と呼ばれるところです。

3) 感覚でとらえた2)を頭にいれて、自身が他に抱える仕事やプライベートな事情を

 a) スケジュール管理しているもの

 b) 家族・友人知人の事情、健康、「性格」

 c) その他、イレギュラーなケースが発生する確率(自分の体調も含めて)

と照らし合わせて、そこに1)も重ねる。

「この納期、この原稿でこなしていく速度、資料、辞書はどうあるべきか」

(判断能力)(計算能力)

 

4) 3)から、用意するものを準備。(段取りのキモ)

→ 頼るべき人が必要ならその人にあらかじめ相談。(これも、段取り)

→ 辞書

→ 根回しが必要なら、根回し。

(準備能力)(行動力)

 

5) 「急な変更を言い出しかねないクライアントかどうか」(勘)(人を見抜く力)

 

6) どこから訳すか。→ いつもしょっぱなから、とは限りません。(暗黙知)

 

7) クライアントのご希望をつねに、思い出す(人の要求を理解する能力)。

 

8) 確認作業(慎重さ、丁寧さ)

 

9) 納品(エンドマーク)。(忍耐力)

 

上記のように、段取りには、

★事実を把握する能力

★感覚

★認識能力

★判断能力

★計算能力

★準備能力

★行動力

★勘

★人を見抜く力

★慎重、丁寧

★人の要求を理解する能力

★「エンドマーク」がでるまでやり抜く、粘り強さ(忍耐力)

 

が求められる、と私・小山は長年のプロとしての経験から、そう思うのです。

 

ご覧いただいてお分かりでしょう。

これらの能力、どんなことにも対応可能です。

つまり、段取りができる人は鬼に金棒なのです(力説)

●クライアントがもとめるもの、とは。

アンダス虎ノ門

これまであまたのクライアントとお仕事をさせていただいてきました。

基本的なことは同じでも、細かい部分で求めておられることが違ったり、事情が違ったりします。

ちなみに、基本的なこととはもちろん、「質」「専門能力」「言語能力」そして「コミュニケーション能力」(クライアントとの協調性も含めて)。

クライアントが求めるものの例

★早くほしい(短納期)

★ラフでもいいから、出来たところから欲しい。

★意訳

★下役(先様にておこなわれたもの)の修正

★先様の同業他社と比較して見劣りしないもの(笑)

★カッコイイもの

★イケてるもの

★やわらかい翻訳(子ども用)

★かたい翻訳(大人用、学術用・法律用)