ファンケルを買収したキリン。キリンに買収されたファンケル。

⚫︎ファンケルを買収したキリン。キリンに買収されたファンケル。

セブン&iの買収に関してこのブログで記事にしたときのように、今後もやはり、どんどん大型買収が発生するのだと思います。

ひとことで言って、キリンのファンケル買収は、自社が弱い、「健康美容分野」の強化。キリンのドメインは「ビール会社」。一般消費者にとって。もともとビールを売ることから創業しています。アサヒと同じです。

★キリンにはサプリブランドがない。同じビール会社のアサヒには「ディアナチュラ」がある。「一本満足バー」や「クリーム玄米ブラン」などの健康を謳った食品もアサヒにはあるがキリンにはない。

★明治や森永には古くから医薬品研究の部門がある。キリンは近年になって、外部企業と資本提携などを行うようになった。

★もともとはウイスキー会社から始まったサントリーも健康食品やサプリ、美容関連に注力している。セサミンやエイジングケアの化粧品など。

★消費者のビール離れ。健康志向に加え、高い価格。ビールは価格の大部分が「税金」。税金が高くなるほど、価格に転転嫁せざりるを得ない。よって、ビールの売り上げの大部分は税金となる(納税)宿命を背負っている。税率が高いのは、「嗜好品」だから。必需品ではない。国の捉え方では。タバコとおなじです。「嗜好品」扱いとなったとたん、課税対象となる。物価高の中で購入が控えられる。昨今の健康志向もしかり。よって企業は第三、第四、のビールを開発していく。