今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「粋」(“Iki” aesthetics)について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから50 – 「粋」(Iki aesthetics)
●”Aesthetics”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから50 – 「粋」Iki aesthetics
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私の好きな日本語のひとつに、「粋」があります。
★粋な人
★粋な生き方
★粋な装い
★粋なふるまい
★粋な計らい
Google翻訳などで「粋」と入力すると“Chic”と出ます。
でもそこで英語の説明文に書かれているように、“Chic”はわりと、服装を表現する言葉として用いられる。
“Chic”はフランス語です。
それを英語が借用 (Borrowed word from French)した。
「しゃれている」とも表される、カタカナの「シック」。
でも、私が思う「粋」は、よりもっと、その人の美学に基づいています。
「今日はあたしがあなたたちを食事に誘ったの。だからワインは全部、あたしのおごり。好きなだけ飲んでちょうだい」
と言う女性の行為(好意)は、「しゃれている」では表せない。
ワイングラスやテーブルはしゃれてるかもしれないけれど。
だから私は、「粋」を”Iki aesthetics”(粋の美学)と表した。
江戸時代の江戸の町人固有の美学としてもいい。
“Iki aesthetics” is rooted to the spirit of Edo people from the 17th to 19th centuries in today’s Tokyo: culture, food, mind, and life-styles.
だからこそ、「粋」は英語やフランス語の一言では表せないと思えます。
日本の、江戸時代の江戸の町人に根差した美学だから。
●”Aesthetics”の発音。
1) エ
2) 「S」
3) (舌先を軽く噛んで「セ」と言うように)「The」
4) テイッ
5) 「KS」
6) エ + 「S」 + 「The」 + ティッ + 「KS」
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