母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「気候変動・地球温暖化・サステナビリティ・環境CSR」に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、今日は、コミュニケーションを図るうえで絶大な力を発揮する笑顔について書いています。
<もくじ>
●コミュニケーションを図るうえで、絶大な力を発揮するのは笑顔です。
●良い笑顔の作り方。
昨日は下の記事を書きました。
●コミュニケーションを図るうえで、絶大な力を発揮するのは笑顔です。
接客に力を入れている各業界では、昨今、声がけや挨拶、アイコンタクトに加えて、「笑顔(スマイル)」を社員教育として徹底しています。
それと思われるところへご自身で行ってみてください。
笑顔の良い従業員がいたり、頑張って笑顔を作っている(?)スタッフがいたりするはずです。
昔の日本は、「笑顔は罪悪」ととらえられているようなところがありました。
とくに政治家などは笑顔を見せると「にやにやするな」とどやされたものです。
武士道や武家社会のなごりなのでしょうか。
笑顔にはそれはそれは絶大な力があります。
心理学などでも研究されているはずですが、私の経験を述べると、人はお父さんお母さんや社会に育てられる過程で、笑顔でたくさん接されているからだと思います。
誰からも怒り顔で毎日、接されている赤ちゃんはほとんどいないはずです。
私たちもよその赤ちゃんであっても「こんにちはぁ!」と笑顔で接します。
乳幼児のときから笑顔を見せられ、そして柔らかいボディタッチや優しいハグなどの身体的な良い感触から、「スキナーの箱(心理学用語です)」のように、人は「笑顔=相手が自分に対して良い印象を持っている。安心感を与えてくれている」と認識するような気がします。
ちなみに、スキナーの箱とは、鳩が箱の中のレバーを押すとエサが出てくることが分かり、レバーを押す=エサが与えられる、と認識するようになるという実験です。
笑顔によって人はそこに安心感や相手との連帯感などを感じるのだと思います。
私が日本の飲食店やコンビニなどに行って、「おもしろな」と思うのは、若い店員の笑顔です。
若い子が、無意識に、誰に笑顔を振りまいていると思いますか?
無意識にですよ。
それは、同僚です。
同じ職場の先輩や後輩です。
その反対に、初対面である客が目の前に現れると、とたんに無表情になる若い店員のなんと多いこと。笑
「いま、自然に、無意識に笑ってた笑顔を、客にも見せれば、あなたは”King/Queen of smile”なんだけどな」
と私は彼らから「あざっしたぁ」と接客を受けた帰り道にいつも残念に感じています。
つまりこういうことです。
人は無意識に、笑顔を振りまくことで自分のテリトリーの人たちと良いコミュニケーションを取ろうとする本能がある。
若い子がいい例です。
街中の高校生の群衆や接客業の子をみてみてください。
怒り顔でつるんでる若い子、私はみたことないです。
だから、良いコミュニケーションを図りたい、と思ったら、まずは笑顔という非言語が基本になるのだと思います。
接客に力を入れている企業も、顧客との良いコミュニケーションを図って売り上げを伸ばしたいから、「笑顔」を社員教育の柱にするのです。
●良い笑顔のつくりかた
5G/8Kで動画の時代が到来することが取りざたされています。
いまもすでに、スターとなったYouTubersのかたたちが日本を含めてたくさん、おられますよね。
でも、私がいちYouTubee(と、私は自分のことを呼びたい)として彼らの動画を見ていて、「いやぁ、残念な人やわ、このかた」と思うのは、顔を隠して出演していたり、無表情で登場されたりするYouTubersが少なからずおられる点です。
**YouTuber=YouTube発信する人、
YouTubee=YoutuberのVideoを観るファン。
語尾に「ee」とつくと、「被」という意味になります。
海外のYoutubersは笑顔の人が多いのですが、残念ながら顔を隠していたり、無表情YouTubersは、日本のかたに多い。
ようするに、笑顔がない。
笑顔を見ることができない。
音声からは
「いま笑ってしゃべってんだろうな」
と分かっても、口角がきゅっとあがって目が三日月になった彼らの笑顔が見えないことにはこちらは彼らから非言語のコミュニケーションを受け取ることができません。
昨日も書いたように、人は他者とのコミュニケーションの約8割以上を、表情を含めた非言語の部分で受け取っているのですから。
照れ屋さんやシャイな方が多いのかもしれませんね。
顔を見せない(隠している)YouTubersたちは。
笑顔は訓練次第でいくらでも素敵になりますよ。
それも、無意識に人に見せることができるような。
1) 鏡を用意します。
2) 鏡を見ながら、口をとじたまま、口角をキュッと上げます。
3) 上の歯だけ見せて笑います。
4 )3)のまま両目を三日月型にします。(難しければ、指を使って、目じりを下げます。
5) そのまま数秒、「イー」と声にだします。
6) つぎに、くちを「あ」の字で大きく広げます。
7) 6)のまま両目を三日月型にします。
これを毎日最低、3セットずつ行うと、自然に笑顔がでてくるようになります。
お試しあれ。