今日の記事では、
青山ビジネススクールをはじめとした
「専門職大学院」であるビジネススクールと、
社会人大学院、そして学部学生からすぐに入学可能な大学院、
それぞれの違いについて書いています。
昨日の記事は、以下のサイトからごらんになれます。
●青山ビジネススクールをはじめとする「専門職大学院」
以前、このブログでも書きましたが、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科、つまり「青山ビジネススクール」は文科省のくくりでは専門職大学院になります。
上記のように、青学以外にもたくさんの専門職大学院が存在します。専門職大学院には法科大学院や会計大学院なども含まれますが、専門職大学院の設置目的は、「高度専門職業人の養成」とされています。
ビジネススクールであれば、高度な専門性を持つビジネスパーソンたちがさらにその専門性を高め、国内外で活躍できることに主眼がおかれているのが青学をはじめとしたビジネススクールに課せられた使命と言えます。
それゆえ、ビジネススクールは従来の大学院と比べると理論だけではなく高度な実務の座学や体験学習が豊富です。
とくに青山ビジネススクールの特徴としては、教授や講師の先生に「実務家」やビジネス経験者がたくさんおられる、ということです。それは、先生がたのご経歴から一目瞭然です。
アカデミックな大学院の先生方はビジネス経験がほぼ皆無であり、国内外の研究機関で長年、研究に専念されているかたがほとんどですが、青山ビジネススクールの先生方は上場企業や外資系企業などに勤務されたご経験がおありです。
なかにはご自身で事業をされているかたなどもいらっしゃいます(学校で教えるよりそっちのほうが儲かんじゃネ?と若者からつっこまれそうな投資家もいますよ。大笑)。
ご自身の豊富なご人脈からスピーチゲストを呼んでくださったり、会社訪問へ連れて行ってくださったり、なんてことはZARA、いやザラです(ZARAの分析もやりました)。
私自身は青学から一円ももらっていないので青学PRしてもしょうがないのですが、いちビジネスパーソンである私にとって青山ビジネススクールの魅力のひとつはその点でした。
他ビジネススクールに通う友人たちから話を聞くと、同じように実務家の先生がたを抱えている学校もありますし、わりとアカデミックな雰囲気のところもあるようです。
専門職大学院の魅力はなんといっても、前回も申し上げたとおり、自分のビジネスに生かすことができる点だと思います。
私自身は青学のビジネススクールしか通っていないので、青学での経験しか書けませんが、その他のビジネススクールについてもぜひ、ご自身で積極的に情報を収集して、比較してみてくださいね。
●「大学院」や「社会人大学院」について
青学のビジネススクールである国際マネジメント研究科が文科省から「専門職大学院」として認められるまえは、国際政治経済学部と同系列の大学院であった、と聞いています。
日本で最初の社会人のための夜間大学院を設置したのが青学です。
大学院では修士論文を提出することを卒業要件としているところがほとんどではないでしょうか。
青山ビジネススクールでは修士論文の提出は卒業要件には含まれていません。ビジネススクール以外にも社会人のための大学院が青学にはありますが、そちらでは修士論文の提出が求められています。そこが両者の大きなちがいの一つだと思います。
研究者として学問の道を進まれたり研究機関で従事されるかたは大学院や、ビジネススクールではない社会人大学院へ行かれるかたが多いのではないでしょうか。
以下が、私が調べたり、人から話を聞いたりした大学院、あるいは社会人大学院の特徴です。
【ビジネススクールと一般大学院との違い】
1) 修士論文の提出
2) 教授のバックグラウンド(ビジネス経験の有無)
3) 入学に際しては、ご自身が研究したい分野の担当教授が存在するかどうかを調べる必要がある。
4) 3)と絡めて、研究課題が新規性ある分野かどうか。先行研究が存在するかどうか。(つまり、博士課程の前期にあたるということだと思います)
5) 実証研究と理論研究について考える場。