今日の記事では、私が卒業した母校青学の青山ビジネススクールで経験した、「期末一発勝負(笑)」の授業について書いています。
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●私が卒業した青山ビジネススクール(青学MBAコース)で「期末一発勝負」だった授業
私が在学中、一発勝負の授業がひとつだけ、ありました。
出欠もとらず、ひたすら座学の授業で、成績は期末試験だけで判断される、というものです。
いっけん、楽そうにみえますよね。
でも、自分が専門としている分野の科目ならまだしも、私の場合は、学部でほとんど勉強しなかった経営・経済学系の授業だったので、困りました。
しかも、必修科目。
落とすわけにいきません。
まわりも、「いったいどんな試験になるんだ」と戦々恐々としてましたね。
また講師の先生が行動を読めない人だったので(笑)「山カン」を使おうにも予測すら不可能でした。
結果として成績は「A」をいただけたので対処のしかたが合っていたのだと思います。
これから青山ビジネススクールで学ばれる予定のかたや、あるいは他ビジネススクールのかたでご参考になれば、と思い、その方法を記しておきます。
1)授業は必ず出て、その場で記録をした
(私は紙のノートに書きつけましたが、PC、タブレット等でデータ化するというかたもおられるでしょう)
⇒ 全神経が講師の先生の話に集中します。その場である程度理解することができます)
2)復習は必ず行い、不明な点が出てきたら、講師の先生や友人たちに相談する。
3)理解力のある友人に頼んで、勉強会をしてもらった。
⇒気ごころ知れているので、気軽に質問もできます。
4)参考図書として指定されていた本をしっかり読み、さらに自分でも別の本を探して読んだ。
最後はひたすら、自分を信じました。
もちろん、講師の先生も。笑 「授業以外のことは出さないよね」と。
社会人の大学院なのですから、「自分」がしっかり授業内容を理解する努力をしていれば、試験といえども外さないだろう、と信じることにしました。
試験内容は記述式のものが中心だったので的外れなことを書いてないか、正直心配しながら書きましたが、記憶違いでなければ、「独創的な回答を」みたいなことを設問文中か、講師の先生から口頭で指示されたので、Creativityならまかせろ、ぐらいの気持ちで開き直りました。
●青山ビジネススクールの試験
他スクールもそうなのかもしれませんが、青山ビジネススクールではマルティプルチョイスの試験はそれほど多くはありません。
ここが学部入試とは違うところ。
当然、といえば当然ですが、授業での発言が求められるのと同様、自分の考えを、自分の言葉で、言語化することが記述試験でも求められます。
講師の先生によっては厳格な「てにをは」、構成、クリシンに基づいた記述などを求めるひともいますが、上記の1)-4)をしていれば、的外れな回答をすることはないと思います。
自律的に自分で考え、言葉で表現し、そしてプラスアルファとして新規性あることを記述する。
その目的は、博士課程のような学問もそうですが、先行研究がそれほど存在していないような課題の発見、ビジネスであれば、新規事業を起こしたり、起業したり、ということにつながる発想を鍛えることになります。
すべては自分のため。
社会人大学院のだいご味だと思って、ぜひ能動的に試験対策をしてくださいね。