米国大学に留学する渡航前の準備(書類、物品)について(オレゴン大学留学経験者によるブログ)

都営地下鉄の大門駅

今日の記事では、
留学の渡航前に準備するものや
たったひとりで行くことに
迷いを感じている若い子に向けて
実際にどうなのか、
イメージがわくように書いていこうと思います
●渡航前の準備(書類)
●渡航前の準備(物品)
●渡航前の準備(心身)
以下のサイトから始まっています。

●米国大学への渡航前の準備(書類)

留学する前はTOEFLの提出以外に、

私は青学からの成績証明書以外にも

高校の成績証明書を用意しました。

いずれも英文です。

そのほかには、

1)健康診断の診断書(英文)

2)預金残高証明書(英文)

が必要でした。

場合によっては、推薦状が必要なところも

あると思います。

 

銀行で預金残高証明書を出してもらう際は、

窓口の中年男性にとても嫌がられたのを

いまでも覚えています。

あまりにも腹が立ったので、

その銀行の苦情係へ電話したくらいです(笑)。

いまは時代も変わって、

外国人のかたが日本の銀行で口座を開いたり

日本のかたが海外へ赴任されたりで

英文の預金残高証明書は

だして頂きやすいと思います。

1)の健康診断書は、長期にわたる学生生活で

健康に学業が送れるかどうかを

確認するのだと思います。

米国はとくに保険がききませんので、

任意の学生保険に入るとはいえ、

その点も考慮するためではないでしょうか。

私も歯を一本治療してもらうのに、

1万円以上かかり、

本当にびっくりしました。

それから、子供のころにうけた

予防接種のことなどにもこたえる

質問用紙があったと記憶しています。

 

●米国大学への渡航前の準備(物品)

渡航前は、どんなものを持参したらよいのか

正直よくわかりませんでした。

卒業して帰国したいま、

必要最低限のものだけにすればよかった、

と後悔もしています。

別便で送ったので

送料がかなりかかったからです。

そのいっぽうで、

あって助かったものや、

もっとあればよかったというものも

ありました。

「あれはいらなかった」

「これはあって便利だった」

など、さまざまなものがありました。

箇条書きにして記していきますね。

【いらなかったもの】

●カップやお皿

(私は陶器のカフェオレボールまで持って行って

しまい、日本人の友人に笑われました・・・)

●書籍

(授業が始まると、それ以外の本を読む

どころではありませんでした)

(教科書は「Used」で手ごろな価格のものが

Bookstoreで流通するシステムが

学期毎にちゃんとあるので、

とくに日本から用意する必要は

ないと思います)

●大量の衣類

(現地でいくらでも手に入ります)

●大量の文房具

(大学のBookstoreでいくらでも

かわいいものや便利なものが手に入ります。

日本製のものもあります)

 

【あれば便利だとおもったもの】

●日本語で記された辞書(最初のうちはあると便利です)

●保存のきく日本食

●生理用品(女子)

●ちょっとした日本のお土産

(ホームステイ先や

あるいは日本文化を紹介するようなイベント、

仲良くなったアメリカ人や外国人の友達、

などにあげることができます)

 

友人のうちのひとりは、

「日本が恋しくて、

こっちに来ても聴いてるのは

日本の音楽ばっかり」と言っていました。

好きなアーティストのかたがいれば、

そのかた(たちの)曲や写真集などは

カルチャーショックを少しでも

やわらげてくれるかもしれませんね。

●米国大学への渡航前の準備(心身)

 

たったひとりで、

海外生活をする、という決断をするのは

勇気のいることです。

それが語学留学であっても、

高校生活であっても、

大学生活であっても、

長期にわたって、

文化の違う国や地域で生活をすることは

ストレスを感じるので、

心身に変化として現れることがあります。

不眠症になったり、

生理不順になったり、

病気がちになったり、

食欲不振になったり、

じんましんがでたり、

吹き出物が出たり、

へんな汗が出たり。

それは、私たち人間がそれぞれもつ

ホメオスタシスの機能がちゃんと働いているから、

というでもあります。

 

私も渡航したときから、

体にさまざまな変化が現れました。

私の友人たちもそうです。

 

私が心がけていたのは、

一人で抱え込まない、

ということです。

やっぱり友だちや人の力は大きい。

私は「幸いだった」と思うのですが、

日本人の仲間がたくさんいてくれたので、

「どうしてなんだろう?」

ということやささいなことも、

いつも日本語で日本人の友人たちに

相談していました。

日本語が通じない地域に留学するひとも

いると思います。

そのときも、

ホームステイプログラムを利用して

ホストファミリーの人に相談したり、

学校のカウンセリングを利用したり、

気の許せそうなアメリカ人の友だちに相談したりして、

とにかくまわりに声を出してみてください。

学校の課題も「鬼出し」なので、

耐えられないと思ったら、

教授や補助を担当している大学院生の人

(オレゴン大学ではGTFと呼ばれています)

に相談すると、

代替案を出してくれることがあります。

とくにアメリカは一般的に、

自分から声をだした人には

手を差し伸べてくれる人が多いです。

声を出すこと=出る杭、生意気、とされやすい

日本社会にいると、

声をだすことに勇気がいる場合もあると思いますが、

自分ひとりで抱え込むよりはずっといい。

そして、

「黙っている人間はそこに存在していない」

かのように扱われるよりは、もっといい。

ものをいうこと、言葉を発していくことが

よしとされるような雰囲気のある米国社会で

無視されてしまうと、カルチャーショックや

環境の変化による心身の傷がさらに深くなってしまいます。

Just speak out.