【おすすめ映画】キャリー(1976年米国映画「Carrie」)

セントアンドリュース スコットランド

今日の記事は、
1976年米国映画「キャリー」について書いています。
●ホラー映画の「名作」
●シシー・スペイセク
●エンディング
そのほかの映画についても、以下のサイトに掲載しています。

●ホラー映画の「名作」キャリー (Carrie)

2013年にリメイク版も出た、

映画界に金字塔を打ち立てたホラー映画です。

原作はスティーブン・キング。

監督はホラー映画の代名詞のような

ブライアン・デ・パルマ監督。

1976年版は、とにかく出演者が「超」豪華です!

どの役者さんものちに

主役をはっているかたばかり。

主人公のシシー・スペイセクをはじめ、

スピルバーグ夫人となる(のちに離婚)

エイミー・アービングや

ナンシー・アレン(監督夫人)、

ウイリアム・カット(ビッグウエンズデー)

そして、ジョン・トラボルタ!

ことあるごとにキャリーをなじる母親役は、

テレビドラマ「Twin Peaks」シリーズにも登場していた

パイパー・ローリーが演じています。

リメイク版が出るほど、

この映画は映画界や映画ファンに

強烈な印象を残した作品です。

狂信的な母親と2人で暮らす

内気な米国女子高生キャリーの話です。

キャリーには不思議な力が備わっているのですが、

それが爆発してしまう後半のシーンは

視覚的にも圧巻です。

ネタバレしてしまうので

あまり詳しくは書きませんが、

ただのホラー映画というだけではなく、

人間が視覚的に恐怖心を抱くもの

状態が上手に使われています。たとえば、

1)無防備な状態となる(まるごし)シャワー室のシーン

(ホラー映画の定番ですね)

2)赤い血

3)華やかなシーンでの惨事

4)生理現象を「罪」と結びつける狂信性、そして

5)心身共に不安定になりやすい思春期を題材にしている点、など。

2013年版を観た方も、

まだどちらも観ていない方も、

ぜひ一度は観てみてくださいね。

●シシー・スペイセク(Sissy Spacek)

ウサギの置物が2つ。木でできています。

「キャリー」で主人公のキャリーを演じたときは、

なんと、27歳!

ググってみると、このときすでに既婚者でした。

どうみても、

アメリカの高校生にしか見えなかった(@_@)

すばらしい女優さんです。

映画の中でキャリーが自分の月経血に心底驚いたり、

いつもなにかにびくびくおびえているようであったり、

男の子と初デートするときに恥ずかしそうにときめいたり、

カッと目を見開いて超能力を発揮したり、

どのシーン、どの表情も、

Teenagerのそれです。

それらが観客だけではなく映画関係者にも

強烈な印象を残したのでしょう、

この映画の芝居でシシーは

アカデミー主演女優賞にノミネートされます。

(数年後には別の映画でみごとに受賞しますが)

私が初めて「キャリー」を観たのは

子どものころ。

フィクションとは思えないほど

とにかく怖くてしょうがなかったのを

いまでも覚えています

(男の脚が2本、

ニュキっと湖から突き出た

「犬神家の一族」のポスターと同じくらい。笑)

撮影中はすっぴんだったのかわかりませんが、

そばかすだらけの顔で

ブルーの目をぎょろぎょろさせたり、

金髪を逆立てるぐらいに怒りを爆発させたり。

もう20年くらい前のアカデミー賞でしょうか、

「子どものころに影響を受けた映画」として

著名な俳優さんや映画人のかたが

その映画のタイトルをひとことだけ言う

という映像が授賞式の合間に挟まれましたが、

シシーも出演していて、

「ゴジラ(Godzilla)」と笑顔で言ってましたね。

野球の松井がニューヨークへ行く

もっともっと前の話です。笑

シシー・スペイセクは、

いまでも私の大好きな女優さんのひとりです。

Sissy Spacek is one of my favorite actresses xxx

●エンディング

人の顔にばってん

死んだ、とおもった人間が

エンディングで蘇る、みたいな映画や

テレビドラマは

いまではよく見かけますが、

その走りはこれ、かもしれません。

きっとこの映画にオマージュを捧げているんじゃないかな。

「エルム街の悪夢」や「危険な情事」、

マイケルジャクソンのPV「スリラー」だって

目の色が狼みたいに変わります・・・。

ウ、ウソダロォ。。。。。(; ・`д・´)