自分の人生は自分に委ねる。人ではなく。 ー小山ケイの人生ドリルから。

●自分の人生は自分に委ねる。人ではなく。 ー小山ケイの人生ドリルから。

ある新聞の読者相談から。

それを読んだ私は、ああこのお母さんは自分の人生全てを子どもにつぎこんじゃったんだなぁ、と思いました。

「息子が(日本を代表する)超有名私立大学の附属中高に行ったのに、大学はよその不本意なところに決まってショックです。本人は楽しそうに通ってますが、偏差値もその超有名大学よりも低い大学です」と新聞の投書欄にありました。

私立ならお金もつぎこんでるでしょう。入学前はお受験のための塾に、入学後は学校に。

「こんなにつぎ込んでやったのに、本人は私の意に反して二番手以下の大学に決まってしまった」

お母さんのそんな声が聞こえてくるようです。

息子がその附属に入学できたときは、自分の人生が成功したように感じた。だから、附属の大学に行けなかったときは、自分の人生は失敗したように感じた。息子の人生によって自分が左右されています。

息子の人生は息子のもの。お母さんの人生ではない。親子であっても子どもは自分じゃない。子どもが大人の人間になればなるほど。健常者なのであれば。

自分の人生を人に委ねず、自分で責任持って切り開いていく。自分のために、行動する。私はそう、くだんのお母さんから教わった気がします。反面教師として。

⚫︎たとえば、こんなこと。

1 子どもがどこの学校に行くかは確かに重要かもしれないけれど、自分がどう生きていきたいのかも大切。ゆっくり考えてみる。子どもが成長するほど。子どもが自分の一部なのはその子が生まれてからほんの10年ほど。

2自分の「今」をみてみる。

3自分の持てるものを書き出す。あるいは心の中で列挙する。

4子どもがいようと、パートナーがいようと、 独りは独り。それをつねに、頭の中に入れておく。

5 3、で足りないものや、やってみたいこと(たとえは、学位や教育)があれば、挑戦してみる。