Q) 英語を話しても、どうにも会話が続きません・・・どうすれば、ネイティブや英語を話す外国人と、「英語で」話がつづけられますか?
小山ケイの回答) 最初はそうですよ。私もそうでした。こんな方法はどうでしょう。
1) まずは、話を聞く。
2) 深く共感しあえるような話題がないか(共通事項)。
3) 相手について褒めてみたい点、
会話を続けるには、自分が喋るだけではなく、相手の話を理解して相槌をうったり、共通の話題が見つかったらそれについて話を盛り上げていきますよね。日本語でも。
今日は、英語で会話をつづけるということについて書いていきます。
昨日は下の記事を書きました。
●英語という外国語を使って、相手と会話を続けるということ。
【具体策】
1) まず、相手の話を聞く。
2) 深く共感しあえるような話題がないか(共通事項)。
3) 相手について褒めてみたい点、
興味を感じる点(のぞき見趣味ではなく)
私が米国大学へ留学したとき、新学期が始まるまでの間、オリエンテーションの一環として、ネイティブの大学院生が自然散策に連れてってくれました。
そのかたは話しやすい優しい雰囲気のかたで、途中休憩のときに私は彼女に聞いてみたいことや話したいことなどを少し、英語で話しました。その間、1,2分だったでしょうか。
それを見ていたほかの日本人の友人がこう言ったのです。
「いいな。私も彼女と話したいけど、会話が続かないよ・・・私の英語力じゃ」
それを聞いたとき、私は彼女に共感しました。いまでこそ、私も英語で言いたいことをいったり話したりしていますが、留学当初はなんだか、自分の言いたいことを言って終わり、相手の言うこともよくわからない、なんてことはしょっちゅうでした。
同じ寮に住むアメリカ人の子に話しかけても、会話がまったくはずまなかったことは以前、このブログで書いたとおりです。
【小山ケイ過去記事】英会話では、相手に波長を合わせてみよう。
くだんの大学院生との会話も、話しているなかで一瞬、沈黙があったり、相手は大学院生でこっちは学部生ということもあり、勉強(研究)に対するアプローチレベルも異なっていたので(自分が大学院生になってわかりました)深く何かを共感しあいながら、とは至りませんでしたね。
でも、気づいたのは、会話は何語であっても、相手との感情のやりとりであるということ。それがうまくいけば会話は続きますし、「なんとなくうまがあわない」ときは続きません。
だから、極論を言うと、深く共鳴しあえる共通事項があるのであれば、片言の言葉でも通じるということ。「言葉はいらない」と言われるゆえんでしょう。
ただ、そうはいっても、社会生活を営む上で、たとえば英語圏に住んだり、職場の同僚となったりして、ネイティブと会話をしなければならないことも出てくるかもしれない。
子供を通して。
仕事を通して。
教会の集まりを通して。
チャリティやボランティア活動を通して。
そこで、上記の具体策を実践してみることになります。
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1) の「相手の話を聞く」は、会話の基本ですね。相手が何を言いたいのか、耳を傾ける。自分の話をするよりも。それによって、共感できることがあったり、質問してみたいことが出てくる場合があります。
2) の「深く共感しあえる点を探す」は、1) でじっくりと相手の話を聞いていたときに見つけたり、相手の話し方や服装、ヘアスタイル、持ち物などからも見つけることができます。相手を大切に思い、注意深く、かつ丁寧に扱っていれば、共感できる点は意外とたくさん見つかるものですよ。
★自分も好きな作家の本がカバンから覗いていた。
★カバンが自分の好きなKate Spadeだった。
★来ているTシャツが「Crazy Shirts」のだった。
Oregon州Portlandへ行ったとき、「Made in Oregon」というオレゴン州内のあちこちにある、Oregon産の製品を扱うお店で買い物をした帰り、見知らぬネイティブの白人女性から、「それはどこにあるお店なの?」と、とても興味深そうに話しかけられましたね。。
緑色のショップバックに大きく、「Made in Oregon」と書かれているので。
Made in Oregon Stores – Enter to Win Broken Top Soap | Candle Collection! No Purchase Necessary · July 15th – 21st, Drawing July 22nd! pic.twitter.com/BlQ8kxisPf
— Made in Oregon (@MadeInOregon) July 15, 2019
自分の世界が広がり、なおかつ他人ともつかの間の感情の交流を誘うような「好奇心と興味」は、いくつになっても持ち合わせていたいですね。
3) は、1) と 2) を丁寧に行っていれば、見つかることのほうが多いです。
★瞳がきれい(どの人種のひとであっても)
★笑顔が素敵
★話しやすい雰囲気をしている。
(米国大学の学生だったとき、私は日本語を勉強しているアメリカ人の友人から、「ケイはすごく話しやすい。だから、日本語でも恥ずかしがらずに話せる。だいたいケイはPanickyにならないから」と言われたことがあります)この場合のPanicky = 「ちがうちがう、そんな日本語じゃダメ!」と、頭ごなしに否定すること。
ちょっとカッコつけて言わせてもらえば、「相手と良い感情の交流をしたい、友だちになりたい、お近づきになりたい」と心から思えば、自分でも信じられないような、心を打つ英語が口から飛び出てきたり、相手をとっさにHUGしたりするようになりますよ。
●自分の共感を伝えたい、相手を心から褒めたい、とおもったとき、言葉がほとばしり出ますよ。感情という「Vehicle」に乗って。
「A Streetcar Named Desire (Tennessee Williams!) 」みたいな見出し文になりましたが↑(笑)、「A Vehicle Named “Emotions”(「感情という名の乗り物)」とさしづめ英訳させてください。
私がこのブログで何度もお伝えしているように、感情に素直になると、言葉が自然に出てくることがあります。
この人からどうしてもこれを聞きたい、私のこの思いを伝えたい、などという「胸の高鳴り」に乗せて(笑)、相手と英語で会話をしようとすると、次のような言葉が口をついてでてきます。
Could you tell me
I’m so much curious
I love you
I wanna tell you
You’re so special
Oh, my gosh.
I’m impressed
I’m so much interested in
だから、むりして「続けよう」と思わなくていいのです。「相手のことを知りたい」とあなたが思えば、会話は続いていきますし(たとえボディランゲージだとしても)、「どうもそりが合わない」と思えば、会話はそれでおわりです。
抽象的な内容になりましたが、一般の人たちが社会のなかで英語による会話を相手ととぎれさせずに行うには、日本語の会話と同じことが言えます。
明日の記事では、ビジネスパーソンに向けて、「商談で英会話をつづける」と題して、今日よりはより具体的なことを書く予定です。