今日はビジネスパーソンへエールを込めて、「社会人が英会話学校へ通う場合のコツ」について書いています。
Q)働きながら英会話学校へ通います。コツはありますか?
A) 3つご紹介します。
1) できるだけ休まずに通う。
2) ご自身の「現場」に即したことをつねに想定する。
3) 気心知れた間柄になってきたら、講師の先生に対して「ネイティブが話す速度でおっしゃっていただいて構いません」とあえて、自分に負荷をかけることをお願いしてみる。
昨日は下の記事を書きました。
●社会人(ビジネスパーソン)が英会話学校へ通うとき。成功させるコツを3つ、ご紹介します。
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社会人が英会話スクールへ通うのであれば、おすすめは老舗のベルリッツがまずはあげられます。そのほかに最近はGABAやライザップイングリッシュなども頑張っているようですよね。広告や口コミを見たり聞いたりしている限りでは大手はそれほど外すことはなさそうに見受けられます。
ただし、私の好みではありますが、若干、「ものたりなさ」も感じる学校もあります。私が「ビジネス英会話」と聞いた瞬間に思い浮かべるのは、困難な契約や交渉も通訳さんなしでしっかりこなすことができて、しかもよい商談としてまとめあげることができる英語の能力です。ネイティブでタフな交渉相手ともちゃんと話ができて、win-winでビジネスができる英会話能力。
だから、英会話スクールで「英文メールの書き方を習う」と聞けば、「それは外資系でいえばsecretary levelの人がすることでは・・・」と思ってしまいます。もちろん日系企業の中には明確にポジショニングしていないところが多いので、メールもご自身で書くところが多いですが、高額なお金を払ってせっかくの英会話スクールで習うこととしては、時間とエネルギーが少し、もったいない気もします。
ちまたには英文メールの書き方を教えてくれている書籍もあるのですし・・・。
生身のネイティブ講師を前にして英会話学校に通われるのですから、講師を困らせるぐらい喋りつくそう、くらいの気概を持って参加されると、ビジネスパーソンの英会話としてはものすごく実り多い結果がついてくると私は思います。
あ、ちなみに、社会人(ビジネスパーソン)の英会話スクールでは、「ネイティブの先生にお願いする」のが前提ですからね。私が10代のときに通ったカルチャースクールでは、日本人の大学教授が講師でした。高校生には安心感がありましたが、「英会話」の能力はすみません、まったく上達しなかったです。笑
この点はスクール側にしっかり、事前に確認してくださいね。
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【社会人が英会話スクールで成功するコツ3つ】
1) できるだけ休まずに通う。
2) ご自身の「現場」に即したことをつねに想定する。
3) 気心知れた間柄になってきたら、講師の先生に対して「ネイティブが話す速度でおっしゃっていただいて構いません」とあえて、自分に負荷をかけることをお願いしてみる。
では説明してまいります。
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1) できるだけ休まずに通う。
定期的に通えば、定期的に英会話を話すことになります。そうすると、私がこのブログでいつも述べているように、語学にとって最重要な反復練習を英会話学校がわが提供してくれているようなものですから、ペースキーパーになります。
休まずに通う、というのはとても初歩的なことで「あたりまえ」だと思われそうですが、社会人ともなると仕事をしながらですから、休まざるを得ないときもでてきます。
だからこそ、英会話スクールを二の次にせずに、仕事と同じくらいのプライオリティをもって時間のやりくりをすることをお勧めしたいのです。
これは、私が通ったビジネススクールにしても同じです。ビジネススクールは学費が英会話スクールよりも高額ですし、「学位」が授与されますので社会人ビジネスパーソンもわりと必死になりますが、英会話スクールはしばりが少ない分、「二の次」になりやすい。そう思いませんか?
必死さ加減とプライオリティを上げると、成果はついてきますよ。「危機感を持つ」状況があるとなおいっそう、いいですね。たとえば来月にでも英語圏へ海外赴任する事情があるとか、外国人と難しい交渉をする部署に配属されるとか。
簡単なことなようでいて社会人だからこそ難しいことです。「休まずに通う」のは。
2) ご自身の「現場」に即したことをつねに想定する。
社会人ビジネスパーソンができるだけ実り多い英会話のスキルを身に着けるためには、ご自身の現場に即したことを意識されるのが大切です。
実際に講師やスクール側へ依頼できるようであれば、「こういうロープレをしてほしい」とか「こういう状況のときに使う言葉を徹底的に教えてほしい」と伝えましょう。
もしカリキュラムが決まっているとしても、そのなかからご自身の現場に即した言い回しに直して自習したり、自分自身で頭の中でシミュレーションしたりします。
学生のように「教えられるままに飲み込む」だけでは、経験も豊富なビジネスパーソンとしてはもったいないです。ご自身の経験も利用しながら能動的に英会話スクールを利用してください。効果が断然違います。
3) 気心知れた間柄になってきたら、講師の先生に対して「ネイティブが話す速度でおっしゃっていただいて構いません」とあえて、自分に負荷をかけることをお願いしてみる。
マンツーマンや少人数のクラスでないとなかなか依頼はできないかもしれませんが、講師の先生やスクールに慣れてきたら、可能な限り、自分の負荷をかけることを講師やスクール側に依頼してみてください。
人間はものごとがマンネリ化するとモノを学ばなくなります。負荷がかかると少し大変にはなりますが、ご自身の能力は飛躍的に伸びます。断言します。
以前も触れましたが、英会話スクールは生徒側の能力にあわせてくれるので、英会話になれていないかたが生徒であればあるほど、講師の先生が話す速度はネイティブが話す速度よりもかなりゆっくりめにになります。
そのほかの「負荷」としては、以下のようなことを考えました。ご参考までに!
★発音や文法の間違いを逐一、指摘してもらう。
★意味が伝わっていなければ伝わっていない、とつねに指摘してもらう。そして、どういう言い回しがいいのか、おしえてもらって、それを自宅なりで何度も復習する。
★授業毎に「必ず」1,2は質問する。英語で。ご自分の力になります。積極的になにかすることで緊張もしますし気持ちも張るため、「記憶」に定着しやすくなります。
●ビジネスパーソンであれば法人契約が利用できることがあります。
以前このブログで私が触れたとおり、それぞれの大手英会話学校ではやはり、法人契約をしているそうです。すべての英会話学校ということではありませんが、私が首都圏の広告をつぶさに定期的に見ている限り(笑)、「ビジネス英語」で広告を掲載しているスクールであれば、「法人契約もあります」と書かれていたりします。
ご自身の会社で法人契約があれば、ご自身が学費を支払わなくてもよい場合があります。人事部などで確認してみてください。
法人契約があれば、「取引履歴がある」ということでスクール側が御社に即した授業内容を提供してくれたり、どういう傾向の受講生が多いか(海外出張が多いとか、理系出身者あるいは文系出身者が多いとか)も把握してくれている可能性があります。
スケジュールの無理を言うこともできるかもしれません。
「履歴を作る」ということは世の中で生きていく基本でもありますよね。英会話スクールだけではなく、ビジネスもそう、人とのおつきあいもそう、なじみの店もそう、行政への相談もそう。
AIをはじめとする最先端技術が発達していますが、社会の基本はかわりません。SNSであれば「足あと」としてもいいと思います。あるいはレスとか。
英会話スクールを利用するときも、御社のOBOGが作ってくれた「履歴」という「足あと」があるかもしれません。それが有利に働くこともあるでしょう。利用しない手はありません。
ぜひ能動的に、「あらゆることを利用してやる」つもりで、英会話スクールの授業を楽しんでくださいね。行動するものに神様は力を与えてくれますので・・・。
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