今日の記事では、センター試験などでお目にかかる「英語で強く発音するところ」を知る方法2つについて書いています。
このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では前回、下の記事を書きました。
(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!私がひそかに応援してきた島貫温太くん(帝京大)もGMOチームへの参加が決まりました!やった。実業団からも目が離せなくなります)
●英語で強く発音するところを暗記する。
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先日、センター試験の問題集を見てみました。「この中に他と違う単語が入っている。ひとつ選択せよ」という問題。正解率をあげるコツは2つあります。
一つは法則を知ること。
もう一つは覚えられる限りのたくさんの単語を覚えること。
前者の「法則を知ること」は、かなり難しい。私でも知りません。笑 おそらく、nativeの多くも知らないと思います。というのも、法則を知ることはほぼアカデミックなレベルの話だからです。たとえば言語学で研究されている英語とか英語学で研究されている英語とか。
それゆえ、その学問に精通しているかたを除けば、「英語で強く発音するところを知る方法」は、たくさんの単語をひたすら覚えるしかありません。たくさん覚えるごとに、nativeのように「強く発音する法則を無意識で理解できる」こともあります。私などもそうです。
このブログで書いたことがありますが、英国ScotlandにあるCarnoustieという町の名前で強く発音するところは、「nou」のあたりです。カタカナで「カーヌスティ」と書かれる町なので日本語読みすれば「カー」のあたりが強く発音されます。でも現地では通じなかった。スペルを確認して、「nou」のあたりが強く発音されるとわかりました。母音が2つ以上続くところがあれば、それが表れる最初の部分が強く発音されるのが英語の法則だからです(あとのほうにも「ie」と母音が2つ続いていますが、ここは強調されません)
それに。法則を知っていたとしても、試験問題を見たとたんに「瞬時に」わかるようでなければ、試験時間が足りなくなってしまいます。どういう法則だったかな、と考えている余裕はおそらく、ないはずです。それなら、単語そのものをまるまる、しっかりと覚えたほうが時間も有効に使えますし、来年度以降から実施されるという「会話(speaking)」にも応用できます。
【覚えるコツ2つ】
1 一日数分でいいのだから、とにかく毎日、単語を覚える。覚えるときはもちろん、音読。
2 正しい発音をつねに確認する。native、ロボット音声、出る単付属のCDやアプリなど。
難しいことではないけれど、とにかく根気がいるのです。日々こつこつとやるしかない。
●英語という語学。流ちょうにあやつるためにはやることがいっぱい。笑
センター試験の英語問題を見ていても、もりだくさんですよね。これにspeakingも入ってくる。writingもある。
私の時代の入試はよく、「英語は暗記もの」と言われました。英単語の意味を問われたり、慣用句が問われたり、文法が問われたりしたからです。けれど、時代をへて語学が「研究対象としての語学」ではなく「使う語学」の習熟度を確認する方向へシフトしているのだとあらためて感じます。いいことです。
そのぶん、学生さんはやることが盛りだくさんになりました。
よね?
「使う語学」はいろいろなことをやらない限り、習得できない。
以前このブログで私は書きましたが、「私はしゃべりはOKだけど書くのはダメ」とか「読み書きはOKだけどしゃべりがだめ」とかというかたたちに時々お目にかかる。
でもそれは、それは「使う語学」のレベルじゃないです。
「読み書きはOKだけどしゃべりはダメ」って、対面で何か話さなくてはならないときはほとんど押し黙ってるとか通じてないとか相手の言ってることの意味が分かってない、ってことですよね。
相手からしたら、「自分の話している言語が通じてない人」になります。
そのかたがどんなに「読み書き」がハイレベルだとしても。
それをなくして、「使える語学を習得した学生をどんどん増やしたい」といまようやく文科省が動き出したんだ、と思ってます。私は。
付け焼刃がきかないから、受験生であればぜひ、早いうちからこつこつ、取り掛かってくださいね。語学は学問として難しいのではなく、成果がなかなか見えないから継続させるのが難しいのです。
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