「英会話」や「英語」そのものの上達法。「とにかく、長期の時間を費やす」。鉄則です。

今日の記事では、英会話をはじめとする語学を上達させるために必要なのは「時間」であるということについて書いています。



前回、このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では下の記事を書きました。

このカテゴリーは上の記事から書き始めました。

●アタマよりも「時間」を必要とします。語学の勉強は。

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学生さんは受験シーズンですね。そしてビジネスパーソンたちは4月に向けて新しい仕事が始まったりビジネスが始まったりします。私も英語の勉強についてあらためて考えました。

最近、現役東大生という人が書いた英語試験対策用のブログを読んでみました。アクセントや発音問題について、「出るタンをみたら、発音記号を(目で見て)必ず確認して発音とアクセントをおぼえましょう」と言うようなことを書いてある。

なるほど。気持ちはわかる。でもこれだと来年度以降から始まる、と言われる「speaking」にはあまり役に立たない。アタマで発音やアクセントを確認しているだけだから。その言葉が会話でとっさに出てくることはないから。人間の脳みその働きとして。

  小山ケイ過去記事】英会話の上達方法「しゃべれる英語を身につけよう」

だいいち、問題に出てくる単語をみたとたん、瞬時に発音とアクセントが出てくるレベル、にはほとんどならないです。この方法だと。自分の脳の中で音が「こだま」しない。

つまり、自分の無意識という潜在意識の領域に落とし込む作業がすっこぬけているのです。大きな声に出して丁寧に音読したりnativeの実際の発音を確認する作業。自分の感覚(feeling)をたよりに。

「発音記号を確認して発音とアクセントを覚える」というのは、私がこのブログで何度も書いている「アタマの領域」を使っているだけです

Google Japan in Shibuya, Tokyo

アタマと感覚(feeling)は、両輪。なにごとにおいても。

人生の大半が、この「両輪」を必要とします。

人付き合いもしかり、私設秘書へのものの頼み方もしかり、ビジネスの営業活動もしかり、MBAの取得もしかり。

  小山ケイ過去記事「感覚(feeling)を大切にしよう!アタマと感覚は、両輪です」

そして、英語をはじめとする語学を流ちょうにあやつるために、speaking対策としても、ビジネスパーソンが取引先と英語で会話するにしても、まず必要なのはアタマよりも「時間」です。時間をかけて何度も何度も丁寧に音読して、nativeやロボット音声の発音を自分の「耳」で確認して、それと同時に文字を「目」で確認する。

 

じっくりと机の前に座って静かに勉強する、という英語の試験対策が有効だった時代は終わろうとしています。ビジネス英会話もしかり。机上でアタマだけを使って語学を習得することはまず不可能です。よほどの大天才でもない限り(瞬時に記憶してその単語なり発音なりを一生涯忘れないくらいの人。でもそれはそれで気の毒なのです。一般の人の記憶は「習慣化していないものは忘れる」ことになっています。それが都合いいことだから。なんでも忘れない人は、忘れていい些細なことも忘れられない、という症状を抱えます。一瞬見かけただけの車のナンバーをいつまでも覚えているとか、一度見ただけのテレビコマーシャルの電話番号を一生覚えているとか)

 

1) 大学受験を予定しているのであれば、できれば高校1年のときから「毎日」音読する。けれど、必要な時間は日々3分。メリハリをつける。集中力もみかたにつけて。爆集中(ばくしゅうちゅう)。アタマよりも時間を用意します。

詳しいやりかたは、このブログで何度も触れています。

  小山ケイ過去記事】アファメーションと英会話(感情を込める。大声で)。上達方法

  小山ケイ過去記事】「ビジネス英語」「ビジネス英会話」という本を手にしたら。

2) ビジネスで英語をはじめとする語学の会話力を身につける必要があるかたは、朝活がおすすめです。毎朝出勤されるかたが多いと思いますので、そのときに数分、習慣化してしまいます。出勤を忘れるかた(?)はあまりおられないとおもいますので、とにかくセットにしてしまいます。「出勤するまえにたった数分」「通勤時間中にたった数分」「会社に早く着いて就業前にたった数分」

3) 就活のためにTOEICを受験するという学生さんもそうです。できれば、大学1年のときからTOEIC用に時間を作ってしまいましょう。高得点がとれれば自信にもつながるでしょうし、さらなる語学の楽しみへとつながっていく可能性がありますよ。

 

●つきなみですが、「こつこつ」が生きてきます。だから長期間、日々数分を用意する。語学のために。

先日も書いたように、アタマを使って入試に合格して超有名大学に入っても、「英語がしゃべれません」という人は圧倒的に多い。つまり、語学はアタマではないということだと思います。

今日のタイトルにもつながりますが、私の実体験から、「語学に必要なのは、時間です」。恒久的に使える語学の会話力を身につける際はとくにそう。だからこそ、「たった1か月でぺらぺら話せるようになりました!」というキャッチコピーを見ると「うそこけ」と私は思うのです。爆 

誇大広告でないとすれば、「セリフの暗記」でしょうね。おそらく。セリフのような「型」を覚えて、それを暗記したということ。だから、自分からは「台本」どおりに一方的に話すことはできるけれど、相手が想定外のことを言いだしたり聞きなれないアクセントで話し出したとたん、会話できなくなってしまいます。

先日も書いたように、英語圏のnativeといってもいろいろな国・地域のかたたちがいるので、方言のような言い回しやなまり、アクセント、発音の仕方もさまざまです。米語、イギリス英語ばかりを話すのではありません。

  小山ケイ過去記事】英語圏でも英語はいろいろ。

受験の試験対策であれば、もちろん試験対策として毎年の傾向、過去問、出るタンは何度も確認するでしょう。けれど、会話能力(speaking)も身につけたりwritingスキルも身につけるのであれば、とにかくひたすら、「時間を用意すること」。

ビジネス英語を習得されようとしているのであれば、忙しい仕事の合間のスキマ時間を利用するつもりで、長期的スパンで考える。通勤帰宅時間を利用したり、仲間を作って朝活したりしながら。

就活のためのTOEIC対策、あるいは留学のためのTOEFL対策、GMAT対策も同じです。語学パートは時間を用意して長期的なスパンでこつこつ、積み上げていく。日々要する時間は3分程度でよいのだから。

 

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