ビジネスパーソンのための英語。その2 「コツをつかむ」How do you find the way to enjoy studying foreign languages as business persons in Japan

Japanese Sakura 2020

今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、以後、15年以上に渡ってサステナビリティ・ESG投資関連の翻訳会社を経営していながら再度、青学(大学院・ビジネススクール)へ戻ってMBAを取得した私・小山ケイが、ビジネスパーソンが英語を身につけるためのコツについて3点取り上げて書いています。

<もくじ>
●ビジネスパーソンはどうコツをつかんで英語を勉強していくか。
●成果が感じられる工夫をするとさらにはげみになります。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は英語(潜在意識を味方につけて)」で書きました。昨日は同じカテゴリーで下の記事を書きました。

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●ビジネスパーソンはどうコツをつかんで英語を勉強していくか。

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1) 目標に沿った勉強方法。

2) 読む、書く、聴く、話す、と言われるうちで得意なものを足掛かりにする。

3) 自分の仕事に引き寄せる。

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1) 目標に沿った勉強方法。

昨日はビジネスパーソンがどう英語を勉強していくか、ということについて「目標を明確にして一点集中でいく」と書きました。

日々忙しく仕事をしているビジネスパーソンだからこそ、語学に関しては寄り道・脇道に逸れずに目的地めざしてまっしぐらでなければなりません。

だとえゆるくであったとしても。

一点集中していると突破口がじょじょに見えてきます。そのときに少しずついろいろなこともやりはじめればいいのです。英単語の覚え方と同じです。成果があまり感じられないうちからあれもこれもと手を出してしまうと挫折することになりかねません。

たとえば、毎日Podcastingを英語で聴いているかたであれば、Podcastingを教材として集中的に利用します。参考書やTOEICの問題集もやってみたくなるかもしれませんが、私の経験からするとツン読になりやすい。笑 さいしょのうちほどきばる必要はもちろんありません。楽しくゆったりと、けれどできるだけ毎日、欠かさずに聞く。英語に対して苦手意識があるかたであればなおさらです。

そして、聴いているうちにわからない言葉が出てくればメモを取ったりその場で調べてみたりします。

一点集中とは:

◆目的を絞る。

◆教材を絞る。

◆毎日、ピンポイントでやる(時間)。それも短時間。ちょこちょこ。

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2) 読む、書く、聴く、話す、と言われるうちで得意なところを足がかりにする

Podcastingを聴いておられるかたの多くはおそらく、「英語ではListeningがいちばん苦手。だから必死に聴いています」というかたは少数派なんじゃないかな、と思います。

ところどころ聞き取れない部分があるかもしれないけれど聴いていて面白いし、自分の仕事にも生かせそうな話がトピックとして取り上げられたり英語圏の時事や流行、サブカルなどがnative同士のフランクな雰囲気でやりとりされるからすごく興味を感じたり好奇心を刺激されたり。

違いますか?

私はそうです。Podcastingやネットラジオは自分の好奇心をすごく刺激されながら楽しく聞いています。

お仲間は多い気がするのですが・・・。

英語のなかではListeningがとにかく苦手。読み書きは大好きだけれど」という人に向かって、「英語の勉強のためにPodcastingを毎日必死に聴きなさい」などと言うつもりはもちろん毛頭ないです。

ともすると日本の風潮として、「自分が得意なことばかりではなく、不得意なことはなおさら一生懸命、必死にやらないといけない」ということがあるように感じます。無言の圧力で・・・。だからできる人とできない人を全体的にならそうとする人が出てくる。その人(子・児童・学生)にとって得意なことを伸ばすよりも不得意なところをわざわざ指摘してそこを集中的にやらせてみたり。

そういうことがもちろん大切なこともあります。たとえばMBAコース。1年時などは自分の不得意な分野(未知の分野)を必修科目を通して学びます。そうしていっせーのせで同級生たちとスタートラインに立つ。おたがいビジネスリーダーを目指して。

けれど、英語をはじめとする語学は自分の得意なことを足掛かりにしていいのです。語学は苦行じゃないのだから。楽しく、が基本。語学のキモである継続性を維持するために。

自分が得意なことや好きなことを足掛かりにすると成果が出やすいですし、成功体験を積みやすくなります。




たとえば、米国MBA取得のためにGMATを勉強する場合、自分の得意なものがReadingであれば、GMATの参考書は最初から米国製のものを選ぶとか(数学パートであっても英語でしか書かれていないので)、Verbalのパートをしつこいくらいに何度も何度も解き始める、ということを足がかりにします。

あるいは文法の勉強がすごく大好きという人。そして目標が「仕事で必要なビジネス英会話を習得する」ということであれば、「聴く話す」よりも、「読む書く」を足がかりにされると目標に無理なく近づいていけるように思います。私の実感として、「聴く話す」をしているときは文法はほとんど意識していないからです。

もちろん、意識しないレベルにいたるまでには英会話習得の基本である「音読」による潜在意識への落とし込み作業があるのですが、さいしょの足掛かりはご自身の得意なもの、好きなものを選んだほうがいい。

3) 自分の仕事に引き寄せる。

多くのビジネスパーソンがされていることだと思います。上記の1)2)をご自身の仕事につねに紐づけていく。理由は以下の2つです。

i) 効果が出やすい。

ii) モチベーションがあがりやすい。

●成果が感じられる工夫をするとさらにはげみになりますよ。




GMAT受験やTOEFL、TOEICなどであればスコアとして可視化されるので成果が感じられるでしょう。けれど、日々聴いているPdcastingやネットラジオから自分が英語(外国語)の能力をどう向上させているのか、はともするとなかなか把握しづらいと思います。

でも工夫によっては成果が見えることもあります。成果は語学をさらに続ける楽しみとなります。もし語学を「できればずっと続けたい」と思われるかたはぜひ、成果ということにも意識をむけてみてください。

★Pdcastingやネットラジオで聴いたことを海外の旅先で英会話として使ってみる。

★聞き取った話題をnativeの同僚や取引先、オンラインの友人などに数日内に言ってみる。「鉄は熱いうちに打て」

★世界各地の支店責任者との英語によるオンライン会議に、日本からの担当者として手を挙げてみる。

★映画や動画であれば、字幕・scriptでの確認をしてみる(ご自分がどれだけ聞き取ったかの確認)。

★思い切って、表現者となってみる。YouTuberになったりブログを英語(外国語)で書いたりTwitterやInstagramで英語で表現したり。

★語学ボランティアをしてみる。




1年前のちょうど今日、この記事を書きました。