ビジネスパーソンのための英語。その3-ビジネスパーソンの英語だからこそ自由度が高い。







●ビジネスパーソンの英語だからこそ自由度が高い。クリエイティビティをぜひ解放させてください!

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私が青山ビジネススクールの学生だったとき、ある教授からさらにうえの博士課程(DBA)への進学を何度か勧められた話は以前、このブログの別カテゴリー「働きながらMBA」で書きました。

  小山ケイ過去記事】MBA取得のために母校青学ABS(Aoyama Business School)を選んだこと(1)。

けれど私はそのたびにやんわりとお断りしたのです。私には自由度が少なく面白さが見いだせなかったから(すみません、DBAのかたがた)。

学者の世界は良くも悪くも自由度はそれほど高くはありません。論文の書き方、発表の仕方、世界的なジャーナルへの投稿の仕方。そうした基本的なことですら、こまごまとした決まり事ががんじがらめにあります。クリエイティビティや自由な発想なんて求められていない。

でもビジネスの世界は違います。決まり事を重視しなければならないときももちろんありますし杓子定規に解釈する人間もいなくはないですが、お役所とは違い、とくに時代を動かしたり時代の先端を行くような仕事であればクリエイティビティや自由な発想も同じくらい求められます。型やコツはあるけれど。

それはビジネスのさまざまなシーンについても同様です。対面の営業の際であったり、人脈を作るときであったり、部下に働いてもらうときであったり、上司に気前よくハンコ (ゴーサイン)もらうときであったり。プレゼン、勉強会、呑み会、根回し、腹芸もしかり。

クリエイティビティや自由な発想はビジネスの随所で生かされます。だから私はビジネスの世界が大好きなのです。笑




新人さんはさいしょのうちは型やコツがわからずに四苦八苦したり上司から嫌みを言われたりすることもあるかもしれません。でも石の上にも3年で必死に試行錯誤して食らいついていくと不思議なくらいビジネスの現場が面白く感じられるようになりますよ。

このクリエイティビティや自由な発想は外国語を習得するときにも使えます。ビジネスパーソンにとって外国語の習得は他の分野、年代の人よりも身に着けやすいように私は思えるのです。といのも言葉は人のクリエイティビティや自由な発想によって意思の疎通を図る道具だからです。




★文法はいったん忘れてみる。それも受験勉強の。→ 超有名大学に入る前に塾や予備校でたくさん勉強したかもしれません。あるいはそのまえの義務教育でも。けれど、ビジネスパーソンのための英語ではいったん、受験勉強の文法や義務教育の文法は忘れてみる。

そして第一の目的を「ビジネスの現場で流ちょうに話せる外国語を身につける」ことにしてみる。

★クリエイティビティや自由度が高いからこそ、極論は「ブロークンでも通じることがある」ということ。

★ビジネスでの共通語は英語だけではない。「ビジネス」そのものも共通言語であるということ。→ これはアスリートや音楽家の世界もそうかもしれませんね。それぞれの世界に共通言語がある。専門性がたかければたかいほど。

★だから英語をはじめとする外国語を自分に引き寄せられやすい。

●クリエイティビティと自由な発想でたくさん「仕込む」。




もちろん、ビジネスパーソンのなかには博士号を有しているひともたくさんいます。でもそれは多くの場合、研究職のはずです。シンクタンク、なんていわれるところに勤めてマスメディアに出てくる方々の多くだって、博士号取得者はあんまりいないんじゃないかな(森永卓郎さんって博士号、持ってなかったはず・・・??)

私がいいたいことは、学者然としたビジネスパーソンよりも、同僚や取引先を含めた人間関係のなかで丁々発止の切ったはったをしたり感覚を頼りにアタマもときどき使っているビジネスパーソンが多いんじゃないか、ということなのです。

意思の疎通を図れるぐらいの流ちょうな英語を身につけるための決まりごとはありません。アブストラクト(Abstract)もありません。条例もありません。

クリエイティビティと自由な発想でたくさん仕込む。ビジネスでもそうしているように。

ここで仕込んだことは、語学そのものに生かされるだけではなく、英語で相手と話すときのスモールトークとして生きてきたり、ご自身の人間としての魅力となってくれたりもするのです。




★英語で書かれた分厚い学術書をしょっぱなから読み込む必要は(まったく)ない。

★ざっくばらんを基本に。

★ゆるーくPodcastingやネットラジオを毎日聴く。

★同僚や外国映画・動画を参考にボディランゲージを勉強してみる。

★禁句や下ネタを仕込んでみる。

★ケンカ言葉を調べてみる。

★たまにはビジネスパーソン御用達のスラングも調べてみる。笑

「(気)難しい人間」は英語でも”difficult person”というらしい。米国人コンサルタントさんによるYouTube広告でそう言ってました。なんだぁ、日本語とおんなじだわ。親近感を感じます。言葉は違ってもビジネスでの人間関係はおんなじですね。

Difficult person = (Ki) Muzukashi-i hito in Japanese

そこからいろんな調べ方ができます。難しい人間とは:

「冗談が通じない」

「KY」

「カタブツ」

「一緒に仕事してるだけで息が詰まる」

「ねちっこい」

「ふりまわし」

「やたら論理性を重んじて話が盛り上がらない」

「重箱の隅をつつく」

「細かい」

「自分が場の中心にいないと許せない(とくにトップになるほど)」

これらをどう英語で表現するか(いいたいほうだいですね。大笑)

★世界各国各地域のビジネスパーソンたちはどんなアフターファイブを楽しんでいるのか。英語で調べる。

★世界にいるビジネスパーソンの間ではどんなファッション、アクセサリー、バッグが流行っているのか。英語で調べる。

★どんな雑誌が読まれているのか。新聞は?webは?動画は?

TIME Magazine

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1年前のちょうど今日、この記事を書きました。