今日の記事では、いろいろな職業・年代・目標を持った人のための英会話(英語)として「留学を目的としているかた」に向けて書いています。
<目次>
●英語圏への留学を志すかたの「英会話」
●信頼置ける人を見つける。nativeと友だちになったり教授やサポート役の大学院生、事務局の人などに相談したり。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリー分かれています。今日の記事はカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」で書きました。前回同じカテゴリーで書いた記事は下からごらんになれます。
●英語圏への留学を志すかたのための「英会話」。
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英語圏に留学されるかたであればTOEFLを受験するかたが大部分だと思います。日本で生まれ育ち、それまで日本の教育機関で義務教育を受けたかたにはTOEFLはさいしょのうちは難しく感じることが多いかもしれません。私がそうでした。
けれど、留学して分かったのは、TOEFL以上に現地での授業や英会話は難しいということ。もちろんこれには英語圏で生まれ育った方やアメリカンスクール・インターナショナルスクールに通った方、あるいは帰国子女のかたは含まれません。私がいうのは私と同じく、生まれも育ちも日本国内であり、日本の教育機関でずっと勉強していたひとということ。
多くの留学生にとってさいしょの授業はお経にしか聞こえません。TOEFLの試験でListeningがあんなに聞き取れるようになったにもかかわらず。同級生や街の人とのやりとりにしても同じです。相手の言ってることが聞き取れなかったり、自分の言いたいことが英語にできずに悔しい思いをしたり。
小山ケイ過去記事】はじめての海外で授業を受ける。さいしょのコツ5つをご紹介。
TOEFLやNHKなどの語学番組はやっぱり手加減してくれています。TOEFLのListeningなどTOEIC同様、滑舌の良い米国人プロが話していますよね。それもマイクに向かって真正面から(おそらくスタジオ録音)。だから雑音もないし発声もいい。でも現実は違います。
もごもご言ってきたりあるいはやたら大仰に芝居がかった調子で言ってきたりあっち見ながら言ってきたりやたら鼻にかかった発声で言ってきたり。
私も現地で何度悔し涙を流したりフラストレーションを感じたことか。留学後に私のとった方法は以下のとおりです。ほぼすべて同時並行で行いました。ご参考になりましたら幸いです。
1) とにかくしゃべる。会話する。nativeの友達を作ったり留学生どおしで(もちろん、相手の話もじっくり聴く)。
2) テレビやラジオをじっくり視聴する。
3) 相手の言うことが分からなければ、とにかく聞き返す。
4) 授業を「テープ起こし(dictation)」する。しつこいくらいに。
5) アタマではなく「感覚」を大切にする。現地のしゃべりはアタマのキャパを完全に超えています(アタマがいいと言われる名門国公立私大を卒業していながら英語が流ちょうに話せるひとがほとんどいないのはそこだと思います。アタマつかって解決できるレベルじゃないです)
6) 周りに頭を下げて教えを乞う。
●信頼おける人を見つける。nativeと友達になったり教授やサポート役の大学院生、事務局の人などに相談したり。
上記のことはとにかく同時並行で必死にやりました。そのなかでも、1)の「nativeや留学生通しでコミュニケーションをよくとる」はよくやった記憶があります。口語を教えてもらえますし、友達のいうことなので「なに言ってるか聞き取りたい」とモチベーションが高くなるからです。
話しやすくて誠実でしかも頭が良い人と友達になるといいですよ。そしてそういう人に「私の言い方でおかしいところがあったら指摘してね」と頼みます。なぜ頭の良い人かというと、頭が良い人は文法も正しい傾向にあるからです。自分自身の文法も間違っていたり思い込みが激しい人に頼むと、こちらは誤ったことを教えられてしまいます。シビアなことを言うようですが・・・・。
しゃっちょこばった堅苦しい人である必要はありませんが、頭の良いひとは語彙も豊富な人が多いです。私もそんなnativesの友達からいろいろな英語を教えてもらいました。
たとえば「borrow」。日本語で「借りる」と訳されることの多い単語ですが、この言葉には英語がかつてラテン語からさまざまな言葉を借用語(loan-word)として借りたことも表すことができます。
Several English words were borrowed from French.
というように。
これを私に教えてくれたのはnativeの友人です。中学生のときに習った「moreやmost、betterやbestを使って比較級と最上級を表す言葉」の多くはもともとLatinですよね。simultaneouslyとかextravagantとかmatrimonialとか。
口語と文語の違いを教えてくれたり、勉強のやりかたすら教えてくれたりします。それはもちろん、教授やそのサポート役の大学院生なども同じです。事務局の人もノイズの少ない話し方のかたが多いので話しやすい雰囲気があります。
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