今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・気候変動・地球温暖化」等に特化した専門翻訳会社を経営する私・小山ケイが、TOEICの聴き取りや英会話で使うために、英語の連結発音を練習してみる、ということについて書いていきます。
<もくじ>
●英語の連結発音を練習してみる。方法4つ。
●ひたすら、聴く。ひたすら、練習する。そして無意識の領域に落とし込む。連結発音を。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●英語の連結発音(liaison)を練習してみる。方法4つ。
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またもやというべきか、昨日は私の知人であるおにいさん(30代前半)もTOEICを勉強していてびっくりしました。
カバンからちらっと見えたTOEICの分厚い本。仕事ではTOEICはまったく関係ない人だと思っていたのですが。私の身近な若者もどんどん勉強している印象です。
「えっ、TOEIC勉強してるの???」
「あら、見えちゃいましたか。わっはっはー」
それ以上深くは聞きませんでしたが、転職を考えているのかな、と思ったり。
今日はその知人である●●●くんや同年代のおにいさんおねえさんたちにエールを送るつもりで書いていきます。
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もともとはフランス語でいわれていたようなのですが、いまでは英語でも使われています。単語と単語の間が続いて発音されることを「連結発音(liaison)」と言います。
連結発音は、慣れてしまえば自分でももちろん発音しますし、nativesなどの言うこともよく聞き取れるようになります。
私が考える「連結発音がなぜ英語に存在するのか」。
★ 話す速度が速くなる(nativesにとって)。
→ 日本語でも連結発音に似た音はたくさんあります。たとえば、文字にすると同じ母音が並んでいるとき、声に出して発音するときは音楽用語でいう「スラー」をかけて発音しています。
「言っていい」itte-i-i- (いっていー)
★そのぶん、情報が詰め込められる。
→ 省略語にも通じる発想です。言葉を省略することでその分、少ない言葉数で情報量が増える、みたいな感覚。
コンビニエンスストアでスマートホンを使ってモバイル決済してポテトチップスを購入した。→ 「コンビニでスマホ決済してポテチ、ゲット」
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★まどろっこしさが回避される。
What you can depend on is your alliance. → 連結発音をせずにすべての単語をひとつひとつ発音すると、まるでロボット音声で組み合わせたようななんとも不思議な音になってしまいます。だから連結発音をする。カタカナであえてかくと、「(H)ウァッルューキャンディペンドニズュォーアライアン(s)」。
連結発音を自分の無意識の領域に落とし込められると、「あ、これは連結発音だ」などともちろん「アタマで(顕在意識で)」認識せずとも、あたりまえのこととして理解できるようになります。
そのためにはnativesの発音を音声の教材なりで何度も何度も聴き返したり、自分でも声に出して練習するしかありません。
具体的な練習方法として、こんなことを考えてみました。
1) 利用している教材や動画から、連結発音の個所だけを抜き出して、何度も聴く。
n+母音→ ナ・ニ・ヌ・ネ・ノと聞こえる。
t+母音→ ラ・リ・ル・レ・ロに近い音がする(タ・チ・ツ・テ・ト・よりも。とくに米国英語)
d+母音→ ダ・ディ・ドゥ・デ・ドと聞こえる。
r+母音→ 舌の中央部分を喉の奥のほうに引く音とともにラ・リ・ル・レ・ロと言っているように聞こえる。
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2) 1)を文字にして書き出す。
3) 2)を実際に自分で声に出して何度も練習する。
4) 3)を練習する際は、連結発音部分を集中的に練習しつつ、それが全文のなかで同聴こえるのかも随時確認する。
●ひたすら、聴く。ひらすら、練習する。そして無意識の領域に落とし込む。連結発音を。
TOEICやTOEFLを何度も受験しているかたならお分かりだと思いますが、試験中は正直言って、「あ、この音、どういう意味だっけ」と考えているような時間的な余裕はありません。
聴いたら、瞬時に反応する。さくっと。
でも、このレベルに達するには私がこのブログで何度も何度も書いているように、ひたすらこつこつと聴いて、自分で練習するしかないのです。
(だからこそ、先日お目にかかった、電車内の若いおにいさん@ソーシャルディスタンシング中、も耳にイヤホンをつけて、参考書にたくさん付箋を付けて、TOEICの聴き取り練習をしていた)
小山ケイ過去記事】細かいところに注意してみる。たとえばTOEICの勉強。
もちろん、TOEIC専門の講師の先生や研究者のかたたちは、「こういうときはこういう発音がされている」「こういう音がする」などなど、プロならではのショートカットを教えてくれます。
けれど、それを「ああそうなんですか」と言っておしまい、では宝の持ち腐れ。
せっかくプロの参考書を購入したりアプリで講義を観るようになったのであれば、ぜひそれらを「自分の潜在意識の奥底に落とし込む」という能動的な行動も起こしてください。
アタマを使って難しいことなんか考えなくてもいいのです。ひたすら、聴いて、練習する。ゆるーくでもいいのだから。
応援してます!>●●●くん。
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