【英会話】笑ってごまかさない。英会話上達のコツです。

今日の記事では、英語圏に旅行や留学、商談などで行く際に「質問が分からないからと笑ってごまかさない」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●笑ってごまかさない。英会話上達のコツです。
●沈黙しない。とにかく言葉を発していく。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。




●笑ってごまかさない。英会話上達のコツです。

日本のかわいい道路工事標識

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昨日の記事で私は、「初めての米国旅行・留学では、相手の言葉が分からなければ聞き返す」と書きました。

分からなくても聞き返さずに笑ってごまかすと、自分のためになりません。相手にも不快な印象を与えることがある。最悪の場合は、「今晩OKよ」と受け取られかねない。女性の場合。

日本語でも同じだと思います。

会話をしているのにあいまいな返答しかなくて、よくわからないところで微笑まれたり変な笑顔を浮かべられたりすると、「会話が成立していない」と思えることがある。

とくに米国は言葉が命綱のような役割をはたしているところがあります。言葉の額面が日本よりも重視されていて、言葉を尽くしてそれぞれの思いを表現しあったり意思の疎通を図ろうとしている。私が米国大学に数年間留学したとき、日本との違いとしてその点を強烈に感じましたね。

だから、笑ってごまかそうとすると明確に指摘する人もいます。

私が10代でLAにホームステイした際、一緒にいた日本人の友人がホームステイ先のお母さんの言ったことを「私に」日本語で尋ねたことがあります。それを私がお母さんに「いまこう聞かれたの」と何気なく英語で言ったところ、「わからなければ聞き返してって言ったでしょ」と詰問口調で言われました。

なんとなく不愉快に感じたのだと思います。自分たちだけが分かる言葉(日本語)でこそこそとやりとりしているような。お母さんは私たちと会話をしていたつもりだったのに。

なんだか私まで怒られたような気がしてしょんぼり。笑

あのときはなんとなく感じたことだったけれど、いま中年になってみるとわかる気がします。英語という共通項を使ってお互いに会話を楽しもう、意思の疎通を図ろうというときに、「笑ってごまかす(あるいはわかりませんので教えてください、と質問しない)」のは同じ土俵に乗ることを拒否しているように見えるからです。

もちろん、なにじんであっても、いろんな人がいます。嫌な奴もいる。性格の悪いのもいる。だからコミュニケーションが成立しないこともあります。成立させないようにしよう、という意図を持っていることもある。

けれど、私が経験したようにホームステイ先のお母さんであれば、私たちの間に「意思の疎通を図る」という土台が共有されています。ましてやお母さんは私が英語の勉強をする目的で米国に来たということもよく理解してくれていました。

たとえばこんなとき。もし相手の英語が分からなければ「笑ってごまかす」をせずに、ちゃんと聞き返して会話を成立させてみてください。あなたが大人と呼ばれる年齢であればあるほど。

★職場の同僚との英語での会話において。

★取引先との英語により打ち合わせ。

★ホームステイ先との英語での会話。

★米国のカフェで注文するとき。

★留学先で教授と会話するとき。

★米国で警察官とやりとりするとき。

★米国で免許を取得するとき。

★見知らぬ男にやたらなれなれしく話しかけられたとき。

★自分の直感から「なんかへんだ」と思えたとき。

★英語圏の病院で診察を受けるとき。

●沈黙しない。とにかく言葉を発していく。

サントリーホールの舞台裏

私も経験があるのでわかるのですが、「何を言われているかわからない」ときは一瞬、沈黙してしまいがちです。文字通り、きょとんと。

けれど、いわゆる低コンテキスト社会で沈黙は残念ながら誤解されることがある。

よくできた地頭のいい人や日本やアジアに留学・駐在経験のあるような人ならちゃんとわかってくれるのですが(笑)、人間、そうできた人ばかりじゃありません。なにじんであっても。

  小山ケイ過去記事】高コンテキスト社会vs. 低コンテキスト社会

言葉が分からなくてきょとんとしていると、「なんでそうおとなしいんだ」と嫌味をいわれることもありますし、むっとされることもある。

笑ってごまかす行為はきっと、沈黙はいけないと思ったり相手からなんとなく返事が待たれているような圧力を感じるのだけれど、何言ってるかわからない、どう返答したらいいかわからない、という気持ちの表れなのだと思います。

笑うことは言語コミュニケーションではなく非言語コミュニケーション。だから英語でなくてもいい。

でも英語圏の多くは低コンテキスト社会です。だから英語という共通項を発していくということが社会生活の基礎にあります。

相手が自分と人種や文化、生まれた環境や地域がたとえ違っても、「英語」という共通項ではそれぞれつながれる。だから英語をハブにして相手とつながっていく。そういう感覚です。

相手のことを事前に調べられればよく調べておく。言葉以外に共通項が見いだせないか。強烈に好きな趣味の世界やアイドル・タレント・アーティストなど。

◆ビジネスであれば、お互いの業界・仕事についてはとことん、しらべておく。専門用語や業界でよく使われる言葉が英語で何というか、しっかり暗記しておく。

◆英語圏の病院で診察を受ける際。事前に自分の病状や症状について英語で言えるように言葉をよく調べておく。あるいは考えられる言葉・専門用語を英語で調べる。

◆旅行であれば、旅行英会話などの本を使って、よく使われる言い回しや、自分が使うであろう言い回しを事前によく練習しておく。

◆免許を取得するのであれば、専門用語や交通法そのものをよく調べておく。

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