今日の記事では、英語をはじめとする語学を上達させるためのひとつの方法として、「本を読む」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●「本を読むといい。言葉を覚えるから」
●私が米国大学へ留学していたころ。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●「本を読むといい。言葉を覚えるから」
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さいきんふと考えてみました。「そういえば私は母国語の日本語をどうやって習得していったんだったかな」と。
そうしたら、そういえば小学校の時に親や先生などから「本を読むといい。言葉を覚えるから」とよく言われたことを思い出しました。
小学校のときなど、それを促すようなしくみが実際にありました。
たとえば、学校だか教育委員会だかが推薦している新刊図書リストというものが年に1,2回、各学年のレベルに合わせて定期的に配布されます。それを見ながら自分が読んでみたい本があればそのリストから事前に注文し、その本が後日に学校に各児童あてに届けられるというしくみです。
強制ではなかったはずですが、うちでは親も本が好きだったことがあり、いつも数冊、購入してもらっていました。
そのほかには、学校の図書館で本を読むという授業もありました。最初に手を洗うところから教わって、本を大切に扱うことなどが伝えられると、自分が読んでみたい本を選んで授業中に読み始めるという内容だったと記憶しています。
小学校の頃の話なので記憶があやふやのところもありますが、よく覚えているのは、とにかく親や先生から「本を読みなさい。言葉を覚えるから」と言われ続けたことです。
親などは私が中学高校へ進学しても「本の中でわからない言葉があったら辞書をひいて調べるといい」とも言っていたように覚えています。
そのときはもちろんよくわかりませんでしたが、今思うとたしかに、私が母国語である日本語を身につけていったひとつの方法は「本を読むこと」だったようです。
そしてこれは外国語においても言えることだとあらためて気づきます。
本を読むことだけで語学が喋れたり自由に操れたりするわけではないのだけれど、ひとつの方法として選択枝のなかにしっかりと入れておくといい。今日の記事ではそのことをお伝えしようと思います。
●私が米国大学へ留学していたころ。
私が米国大学へ留学していたころ、どの授業もとにかく本を読む課題がたくさん出されました。
その多くは、授業の内容(概要)を事前によく把握するためのものでしたが、数か月のtermのなかで平均して数冊の本が割り当てられています。1冊だけ、というのは私の記憶違いでなければほとんど存在しなかったように思います。
こうした本の読み方については以前、このブログで「コツ」として書きました。
小山ケイ過去記事】分厚い英書(assignment)を読むコツ5つ。
授業毎に大量のassignmentが出されます。それによって読むたびに読み方も慣れて、出てくる言葉も次第になんとなく覚えていきましたね。
上記の過去記事にも書いてあるのですが、自分の頭のなかに思考の流れを作っているせいか、言葉を自分の感覚という「無意識の領域」に落とし込みやすかったのだと思います。
とにかく必死。
そしてがむしゃらだったからこそ、集中力もあったのかもしれません。
こうした私の実体験から、私は「外国語を覚えて読み書き聞く話すなどで使えるようになるひとつの方法は、その言語の本を読んでみる」ことは有効だと感じています。
ビジネスパーソンであれば日々忙しくされているかたが多いことでしょう。通勤の行き帰りにアプリや参考書を勉強したりPodcastingを聴かれたりされているかたもいると思います。
そのなかで本を読む時間をさくのはなかなか難しいかもしれません。
でもたとえば、テレワークをすることになって突然、ぽっと何かの拍子に時間が空くこともあります。打ち合わせの時間が延期されたりキャンセルになったり。あるいはプライベートな予定が変更されるなど。
そういうときに「時間があるときにぜひ読みたい」という本を手元に用意しておくと便利ですよ。あるいはKindleなどで手元においておく。
通勤の行き帰りでアプリや参考書を利用していないかたであれば、通勤時に本を読むことも可能になるかもしれませんね。
いつもはやることがたくさんで慌ただしく過ぎていくとしても、あるときにぽっと出来たまとまった時間にその言語で書かれた本を読む。
【その言語で書かれた本とは】
1) 書店や経済誌の書評などで話題になっているもの。
2) 自分の仕事に活かされる専門書。
3) ビジネスパーソンであれば、経済学や経営学に関する書籍。
4) 本以外にもビジネス系の専門雑誌。
5) ノーベル経済学賞受賞者による書籍。
なぜこうした本が良いかというと、ビジネスパーソンであればご自身の興味関心に直結しやすいからです。興味関心を感じれば、「本を読む」、それもかなり硬派な書籍(雑誌)も苦にならない可能性があります。
「その言語で書かれた本を読む」ことの目的は、まずはその言語の言葉を覚えるため。その言語を使えるようになるためです。日本語を母国語とする私を含めた多くのかたたちが、日本語で書かれた書籍を読むことで言葉を習得していったように。
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