今日の記事では、「英語で意思の疎通を図るコツとして『本音で語る』」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●英語で意思の疎通を図るコツ。「できるだけ本音で語る」
●昨日の記事で書いた英単語「assholes」について。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●英語で意思の疎通を図るコツ。「できるだけ本音で語る」
[the_ad id=”11588″]
もちろん、ビジネスのような切った貼ったの場面もあります。
国際政治の外交問題でも駆け引きがあるでしょう。
国際間で何かの契約を結ぶ際、企業であれ人であれ国であれ、なんでも本音で語ればいい、というわけではありません。
でも、です。
相手とクリエイティブな何かを作り出そうと協働作業をしているとき、あるいは留学した米国大学や大学院でnativesや他の留学生と友だちになりたいと思っているとき、私はできるだけ本音を語ることをおすすめしたい。
昨日のこのブログの記事でも触れましたが、David Cronenberg監督のインタビュー動画を私がいくつか観ていて、「英語で何を言うか」が重視される場面で本音を言うことが多くの人を魅了するということに改めて気づきました。
小山ケイ過去記事】「クソとは仕事をするな “Do not work with assholes” by D. Cronenberg」
だいたい、英語がnativesばりに話せないときは「腹芸」だの「当たり障りのない会話」はできません。誤解されるばかりです。自分が若かりし頃に米国大学に留学していたときの経験からつくづくそう思います。
微妙なニュアンスを伝える言葉もよく分からないし、日本語みたいに「まぁ考えときます」といえば「yes/noどちらの答えとしても受け取ってもらえる」なんて言い回しも知らない。
といって、英語圏や英語で会話をする場面で押し黙ったりあいまいに笑ってごまかすわけにはいきません。
小山ケイ過去記事】笑ってごまかさない。英会話上達のコツです。
であれば、本音で語るしかない。
それが共感されやすい内容であればあるほど、相手には伝わります。私の実感です。
このブログで何度も何度も書いているように、英語圏、とくに米国では言葉(英語)は命綱です。他者とつながったり、自分に必要なものを手に入れるために、言葉を尽くす必要がある。低コンテキスト文化だから。ある程度しゃべり続けていないといけないときもあるから。
それゆえ、あれこれ考えて腹探りをして沈黙したりするよりも、自分が感じていることや思いという本音を直球でもいいから英語で表現していく。意思の疎通を図るために。お互いにクリエイティブで高次元の場を作り出すために。
あまりにも直球であれば(笑)、気の利いたnativesは別の言い回しを教えてくれたりしますよ。
●昨日の記事で書いた英単語「assholes」について
私が長年敬愛しているカナダ人映画監督のDavid Cronenbergのインタビューをずっと過去からさかのぼってみていると、監督はつねにご自身の言葉で自分の思いを語っていることが分かります。
監督はご自身でもおっしゃるようにいわゆるIndependent film maker。映画製作の一連の作業はもちろんですが、資金繰りもご自身で関わっておられる。
これがハリウッドの大手映画会社の幹部相手にファイナンスの交渉でもしているならCronenberg監督といえども腹探りをしながらはったりかますこともあると思うのですが(笑)、腹芸の必要がない聴衆や学生を前にしたインタビュー中に出てくる言葉の数々は、とにかく本音に根差した装飾物のない言葉。
だからこそ、英語として聞いていてもとても面白いのだと思います。人として親近感を感じるから。監督の生の感情が伝わってくるから。人が誰かと友だちになるとき、「あの人と友だちになりたいな」という感情を抱くように。
assholeという英単語は正直、正式な場ではまぁ、使えません。笑
でも使う場面を間違えなければ、使った人の思いを直球で届けてくれる言葉でもある。
以前私はこのブログで「俗語や禁句も調べてみる。nativesとケンカできるぐらいに」と書いたことがあります。
小山ケイ過去記事】英語でケンカしてみよう!ケンカできる語学力を身につけるコツ5つ。
「asshole」はご本人(?)に言ってしまうと大げんかに発展(場合によっては訴訟も)してしまいますが、本人以外に言うなら人間味すら感じさせます。俗語や禁句にはそういう効果もある。だからこそ、英語で少しでも意思の疎通を図るために、あえてそれらを自分の頭の辞書に入れておくことを私はおすすめしたいのです。さじ加減とTPOをあれこれ考えながら。
だいたいさ、さじ加減なんてAIにはできないよ。笑
[the_ad id=”11588″]