今日の記事では、英会話上達のコツとしてお堅い言葉や宗教関連の言葉を口語に使ってみるということについて書いています。
<もくじ>
●「英会話上達のコツ」お堅い言葉・宗教関連の言葉ほど、口語で使ってみる。
●表現力を磨いてみる。会話の表現力。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●【英会話上達のコツ】硬い言葉・宗教関連の言葉ほど、口語で使ってみる。
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このブログを書くようになって自分の好きな英単語をあらためて振り返ってみると、こんな特徴があることに気づきました。
★もともとは宗教関連の言葉。
★もともとはアカデミックな言葉。
★感情がダイレクトに伝わる言葉。
★もともとはお堅い言葉。
上記のような言葉を英会話という口語に用いることで、本来の意味をもちつつも、別の意味を付加してユーモアや皮肉、感情などを表現することができます。
これは実は、英会話に限りません。
日本語においても同じことが言えます。
「お天道様」
「儀式」
「献金」
「お参り」
「お守り」
「お祓い」
「悟り」
「修行」
「挙動不審」
「逮捕」
「尋問」
「化学反応」
「DNA」
「実験」
「テスト」
などなど、とにかくたくさん。
これらをその本来の意味ではなく別の意味で口語として使うと、言葉がいきいきと相手にダイレクトに伝わることに気づかれるかたも多いと思います。
「彼って難しい人だね(性格が)」
「トリセツ(取扱説明書)がいるよね」
「過激な発言するよね、彼」
「『取り扱い注意』(の札)、張り付けとかなきゃね」
「ごっつい体格と性格だね、彼」
「魔除けにいいね」
昨日ご紹介した“Ritual”。本来の意味は「宗教儀式」ですが、私たちが日々、繰り返し大切に行っていることや自分の手順に従って習慣としていることなどを表すこともできます。
◆毎朝、自分で丁寧に豆を挽いてゆっくりコーヒーを楽しんでいること。
◆スキンケアを毎朝毎朝、懇切丁寧に30分かけてやっていること。
◆出社するとき、会社の建物についたら手を合わせて「今日も誰それ部長が怒鳴りませんように」と祈る。
もともとが宗教関連の言葉であることが分かっているから、違う場面で使われることで聞き手もそのギャップを無意識に理解して面白く感じたり相手の意図からその感情を受け止めたりするのだと思います。
●表現力を磨いてみる。会話の表現力。
英会話について言えば、もともとの意味を把握しつつ、それが一般的に使われる場面とは違う場面で意図的に使う、ということは、その言葉の「もともとの意味」を把握している必要があります。
“Ritual”にしても意味を知らなければそのユーモアや皮肉が分からない。
ある程度の語彙力がついたひとのほうがその表現に幅が出るとは思います。
けれど、中学生高校生であっても、たとえば今日習ったお堅い言葉や宗教関連の言葉を使って、自分の頭で考えて「こんなふうにつかえるかな」と思いつくことはできます。
それが表現ということ。
そしてとてもクリエイティブな作業と言えます。
会話は本来、その人の表現活動でありクリエイティブな行為です。だからこそ、英会話を上達させるコツの一つとして、お堅い言葉や宗教関連の言葉をあえて会話のなかで使ってみる。
相手と良い感情のやりとりができるまでになるために。
機械にはなくて人間にはある感情をやりとりできるようになるために。
1) 今日知ったお堅い言葉を会話にどう生かすか。
ビジネスで知った難しいマーケ用語もしかりです。海外取引先との英会話でどう生かすか。
中学生高校生であってもそれは同じです。
習ったら、自分の頭であれこれ考えてみる。「こういったら面白く応用できるかな」「感情のやりとりまでできるかな」と。考えるのはゆるーくでいいのだから。
2) お堅い言葉や宗教言葉も積極的に仕入れる。
お堅い仕事やアカデミックな職業につく人ばかりではなく、一般ビジネスパーソンであっても中高生・大学生であっても、難しい言葉を仕入れる。
そしてそれを1) のように「どうやって使うか」あここれ考えます。楽しく。
ご自身の英会話が生き生きとしてきますよ。
なにより、語彙を増やすことは語学の上達には欠かせません。本来の意味もしっかり把握しつつ、クリエイティブに楽しく「応用編」を考えてみましょう。
(上記の「仕入れる」という日本語にしたって、元来は商売用語のはずです。けれど、日本語会話の中にいくらでもいきいきと使えますよね)
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