今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、俗語の「Freak out」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから26 – ”* Freak out” 「(俗語で)イライラさせる、パニくらせる」
●”Freak out”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから26 – “Freak out”「(俗語で)イライラさせる。パニくらせる」
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これも、昨日の記事で取り上げた、「*False(頭にアスタリスクをつけて登録)」と同じです。
自分で登録していて、読み返すとけっこうおもしろいことが書いてある。笑
”イライラさせる、パニくらせる、→ 曖昧な言い回しなので、ネイティブ級でないならあまり用いないほうがいいと思う。聞いてるときに理解できる程度で十分。”ー小山ケイ自身のコーパスから引用。
“Freak”という英単語自体は、日本語でもさっこん、「フリーク」というカタカナになって使われますよね。
なになにフリークと言えば、なになにに夢中とかなになにのことをものすごくよく知ってるという意味。
それが、”out”している。
だから、この場合の”freak”は動詞として使われている。
“out”だから外へ向かって「なにか」が解き放たれるイメージを私などは抱きます。
“chill out”と言われれば、「自分の中にある冷たい落ち着いたエネルギーを解き放つ」。
つまり、「頭ひやせよ(まぁそうカッカしてねーで)」。
“go out (with)”であれば、「(誰かと一緒に)出掛けたい、というエネルギーを解き放つ」。
だから、”Go out with me.”と言われれば、「デートしてくれ」(笑)。
“Freak out”であれば、”Freak”というエネルギーが外に向かって解き放たれる。
夢中でめろめろな人・ものに対するエネルギーを解き放つ。
ただでさえ、冷静さが吹っ飛んでるような状態 (Freak)なのに、それがさらに、外に向かっておしだされるもんだから、「イライラしたりパニックにおちいったりする(Freak out)」。
おそらくそういう意味で、英語圏のテレビドラマかラジオ番組で使っていたのだと思います。
そして私はそれを、自身の翻訳コーパスに登録した。
とは言いつつ。
俗語は英語に限らず、何語であっても使い方が難しい。
たとえば日本語の「やばい (Yabai)」。
若者が使う「やばい」とおっちゃんおばちゃんが使う「やばい」はびみょーに意味が違いますよね。
どうですか?
(びみょーという言葉にしたってそう)
“Freak out”もなんとなく、明確な意味が英語圏のnatives間で把握されているようには私には感じられなかった。
他の言い回しに比べると。
だから私はこの言葉を、「聴いている分に理解すれば十分」としたのだと思います。
そして非nativesにとっての「俗語」はそれでいい。
自分が会話をしている相手であるnativesと気持ちが通じ合えれば。
あるいは楽しく見ているテレビドラマが理解できれば。
その言語を用いる社会で意味がしっかりと共有されている他の言葉をnativesばりに流ちょうに使えるレベルになるまでは。
●”Freak out”の発音。
1) 上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)(母音なしで)「F」
2) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「Ri」
3) (連結発音で)カゥ(ここば一番、音程が高い)
4) 「T」
5) 「F」 + 「Ri」 + カゥ + 「T」
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