今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「Hake frame」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから29 – ”Hake frame” 「メルルーサの骨」
●”Hake frame”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから29 – Hake frame「メルルーサの骨」
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米国留学中に大好きで観ていたJulia Chileの料理番組をさいきんYouTubeでも見ていた時だったと思います。
“hake frame”と言いながら魚料理をしていました。
「日本だとどんな魚かな」
と調べてみると、
「メルルーサ」とあります。
「メルルーサ」
初めて耳にした魚の名前です。
女性の名前か、ギリシャ神話の神様の名前か、あるいはコーヒーショップかスイーツの名店か美容院の名前か。そんなものを私はイメージして身もだえしたほどです。笑
「へぇ~、メルルーサ、なんて名前の魚がいるの」
メルルーサ、メルルーサ、メルルーサ♪
私は頭の中で輪唱しました。
そして英語では「メルルーサ」ではなくhake。
このそっけなさ。
DIYの道具か、米国の高速道路標識に書かれた「分岐点」「荷下ろし場所」「追い越し車線」などなどの一種のようにお堅くて情状酌量の余地もなくて無機質。
“hake”をトントンと金づちでたたくとカラーンという中が空洞の金属の音がします。
いや、魚(メルルーサ)ではなく言葉そのものが、です。
hakeという言葉を金づちでたたくのです。
トンカンと。
いっぽうのメルルーサは、地中海あたりの日差しが気持ちよい浅瀬の海で、尾ひれをリボンのようにひらひらと漂わせながら優雅に泳いでいるイメージが私の頭に振ってきます。
hake = メルルーサ
そのギャップが私にはなんともおかしくておもわず登録したのでした。
自分がまだまだものを知らない(そして外国語も)、ということを改めて教えてもらった瞬間です。
メルルーサ:ググると、頭が大きくて顎が長い魚、と英語で書いてあります。釣りをやったり魚に詳しいかたならご存じなのかもしれませんね。ぼうぼう、のどぐろ、わらさ、さより、なんて日本語の魚は私も知ってるのですが、「メルルーサ」はカタカナですし伸ばす音が入っているので、外国由来の魚でしょうか。
「骨」を”Frame”と言ってしまうところも、なんともおかしい。
がちゃがちゃと音のする肋骨状の「フレーム」を体全体に覆った魚みたいに見えます。
私には。
★★★★★Quoting from the official YouTube video of “Seafish’s”★★★★★
●”Hake frame”の発音。
1) ヘイ(ここが一番、音程が高い)
2) 「K」
3) (上前歯で下唇の内側炉軽く噛んで)「F」
4) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「Rei」
5) (上下の唇を合わせる音をさせて、母音なしで)「M」
6) ヘイ + 「K」 + 「F」 + 「Rei」 + 「M」
★★★★Quoting from the official trailer of “Julia” created by Sony Pictures Classics on YouTube★★★★★
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