今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、自身の翻訳コーパスから取り上げて書いていきます。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●”Intestinal vein”「エビの背ワタ」 ー小山ケイの翻訳コーパスから57.
●”Intestinal vein”の発音。
(このブログの記事内に掲載の写真はすべて、私・小山ケイの撮影によるものであり、著作権はすべて、私にございます。Every photo in every article in this blog is shot by and belongs to Kay Koyama, myself)
●”Intestinal vein”「エビのせわた」ー小山ケイの翻訳コーパスから57
「米国の宝 (American treasure)」故Julia Chileの料理番組を観ていて、登録したのだと思います。
Google翻訳を使ってみると、「エビの背ワタ」は”Shrinp Spine.”
おそらく、料理の専門用語がInternal veinなのだと思います。
たしかに、Shrinp spineに見えるけれど、厳密にはspine(脊髄)ではない。
エビは背中に腸 (vein)がある。
苦くて、臭みがありますよね。
Intestinal = 腸の、
vein = 静脈
料理をするのが好きなこともあってエビの背ワタを取るのがわりと好きなのと、Julia Childの番組がとても気に入っていたので、私はこの「専門用語」を自分のコーパスにわざわざ登録したのだと思います。
<背ワタの取り方>
1) 爪楊枝を用意します。
2) エビを頭としっぽでつまんで、背中が丸くなるようにします。
3) 丸くなった背中のちょうど頂点のあたりに、爪楊枝を横から下5ミリくらいのところに突き刺します。
4) 3)をすぅ~っと、上に引き抜きます。ゆっくり。
5) あら不思議。真っ黒な細い糸のようなものがするり、とエビの背中から出てきました。
6) 人差し指で背ワタをつまみながら、爪楊枝をゆっくり、上に引き上げます。簡単カンナンに背ワタが一筋、取れますよ。
●”Intestinal vein”の発音。
1) イン
2) テ(ここが一番、音程が高い)
3) (母音なしで)「S」
4) ティ
5) (鼻にかかりぎみに)ナ
6) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「L」
7) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Ve」
8) イン
9) イン + テ + 「S」 + ティ + ナ + 「L」 + 「Ve」 + イン