ビジネスパーソンに求められる能力
今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再度、母校の青学(大学院)へ入ってMBAを取得した私・小山ケイが、昨日からの記事につづいて、「ビジネスパーソンに求められる能力」について書いていきます。
<もくじ>
●ビジネスパーソンに求められる能力「潜在意識と顕在意識を融合させる能力」
●計算能力や分析能力と、ことを成す能力は別である。それも継続的に、長いスパンで。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
(小山ケイ:港区赤坂5の5の9 1F MBE114)
●ビジネスパーソンに求められる能力「潜在意識と顕在意識を融合させる能力」
長年、私もいちビジネスパーソンとして生きてきました。
たくさんのひとも見てきました。
ビジネスパーソンに求められる能力はもちろん、一言では表せません。
けれど、何にもまして大きいのが、「潜在意識と顕在意識を融合させること」。
ビジネスパーソンとして飛躍したり活躍したり、大きくことを成したりするうえで最重要とも言えます。
【たとえば】
★どんなに分析・計算能力があろうとも、組織人であればひとりで活躍することは不可能。自分を認めてくれたり引き上げてくれたりする人とのつながりも「無意識の領域で」大切にする。また、それを見抜く能力。上長、先輩、組織の力学のなかで力のある人。影の支配者。組織のボス。発言力・行動力・影響力のある人間。
★設定した目標を叶える力。
★「運」を引き寄せる。
★自分の同僚を大切にする。
★自分の部下や自分の下で仕事をしてくれる人を大切にする。→ 自分のほうが立場が上でも、仕事をしてくれる人がいっせいにいなくなったりした場合、部署はおろか、自分の仕事すらまわらなくなる。下の人間の存在をあなどってはいけない。
★人の感情や思いに敏感になる。
★計算能力のような左脳が優位の能力を高めるために、クリエイティビティを発揮する右脳の能力も高める。その他大勢ではなく、”One and only”となるために。
★英語(語学)の習得。
★頼り上手になる。
★人を手のひらで転がす能力。
★人に好かれる能力。愛される能力。
★雑談力。
★枝葉と骨子を見抜く能力。→ たとえば、部下にこれからやろうとしていることを伝えるばあい、やることをただ伝えたりその言葉の意味に固執するのではなく、やりかたそのものを具体的に教えたり、その目的や背景を伝えるほうが部下も理解しやすい。「この言葉の意味、知ってますか?」と尋ねても、それによってこれからやろうとしていることが相手にしっかり理解されるかどうかは不明。「これやれ、あれやれ」といいっぱなしもしかり。
その他。
今日から何回かにわけて、このことを書いていこうと思います。
●計算能力や分析能力と、ことを成す能力は別である。それも継続的に、長いスパンで。
左脳の領域である計算能力や分析能力は、私が取得したMBAでは必須でした。
これらの修士号をすでに取得している人もいた。
それらを仕事としている人もいた。
科目もそれに特化したものがほとんど。
MBAを取得する大学院は別名、「ビジネススクール (Business school)」と呼ばれます。
だから、ほとんどの人間はビジネスパーソンでした。
そして、左脳の能力がとてもすぐれた人も多かった。
けれど、たとえばビジネススクールで避けて通れることはできない、グループワークであれば、仲間と折り合いをつけて最終地点に到達する必要があります。
★マウントしない。
★グループメンバーに不快は思いをさせずに自分の意見を言う能力。
★いそがしいメンバーばかりのなかで、どう調整していくか。
★くせのあるメンバーをどう、ころがしていくか。
世間では、世の中を分析したり政治について報道したりする著名なかたがたが、中年以降になってみずから命を絶つことがあります。
遺されたご家族やご友人は気の毒だと思いますが、私はよくご本人のことを想像します。
精神的な病におかされていることもあるかもしれません。
でも、よくお身内のかたが「なぜ亡くなったのかわかりません」とおっしゃることもある。
◆喪失感(すでに著名となり、目標がなくなってしまう)
◆「生きること」に対する意識と無意識の領域が分断してしまった。→ それにより、脳内に発生する化学物質も変わってしまう。
◆左脳の領域である「計算・分析・論理性」が優勢となった。
生きることそのものは、「ことを成す」こととも言えます。
人生という道のりを歩んでいく。
長く、継続的な道のり。
ビジネスも同じです。
「ことを成す」ためには、計算能力や分析能力だけではなく、クリエイティビティや自分と人の感情に気づいたり、とおきには「生きること」そのものと結びつけていく必要もあります。
また明日に続きます。