慣用句を使いこなす。クリエイティブに。たとえば、”Do one’s best” ー2024年大学入学共通テスト「英語リーディング」から。

●慣用句を使いこなす。クリエイティブに。たとえば、”Do one’s best” ー2024年大学入学共通テスト「英語リーディング」から。

以前私はこのブログで、「人を励ます意味で”Do one’s best”はあまり聞かなかった(留学中に)。」と書いたことがあります。なんとなく、押しつけがましい感じがするからかなぁ、とも。「それよりも自分に対して使う気がする」とも。

今回の大学入学共通テスト「英語リーディング」には”Do one’s best”が出てきます。

やったことに対して、ほめる意味で使われています。「よくやったね!」と。

++++++++++++++++

Do one’s best→ 「最善を尽くす」

学校ではそう、習うと思います。慣用句として。

私はさらっと無意識に読んでしまったのですが、「そういえば」と問題文にある個所をよく見てみると、「よくやったね!」という意味で使われている。でも学校では、”Do one’s bestってまるで命令形のように習う気がします。主語もなく。つまり、「最善を尽くせ」と。

たぶん、使いこなせないと思う。”Don one’s best”をそんなふうに覚えてたら。

クリエイティブに、慣用句を使いこなしてみる。それには、いろんなシチュエーションをイメージして、主語と考えたり、副詞を利用したり、時制を考えたりする練習が必要かもしれない。”Don one’s best”を「よくやったね!」という意味だと理解するには。無意識に。潜在意識の領域で。

★ I did my best やれることはやったよ!

★You are doing your very best, I know. よくやってるね。知ってるよ。

●”I did my best!”の発音。

1) アィ

2) ディ

3) (母音なしで)「D」

4) マィ

5) ベ

6) 「ST」

7) アィ + ディ + 「D」 + マィ + ベ + 「ST」