⚫️2025年お盆 ーその2
子どものころに東北に住んでいたとき、お盆の夜はそれぞれ家の前で迎え火と送り火を炊きました。後から知ったことでは、お盆に火を炊くのは中東のゾロアスター教の影響とか。
子どもながらに、お盆で炊く焚き火は神秘的な雰囲気があると感じました。ゆっくると暮れていく夏の夕方に、赤い火がどんどん鮮明になっていきます。自分たち人間は夕闇の中で影のように黒くなっていくのと比例して。
年にその時だけに使う専用の「炉(アウトドア用のBBQコンロのような。笑)」に薪をくべて、夕方から火をともします。
本当かどうか分かりませんが、私の父はある時のお盆で、火を炊いていたら少し前に亡くなった友だちが立っているのを見たそうです。「それでどうしたの?」と聞いたら、「やあ!と手を挙げて挨拶してみたよ」。
子どもにとってはその後に続く花火も楽しみでしたね。
⚫️焚き火や炭。茶の湯をヒントに。
1 薪や炭を使うときは、それぞれ燃料となるものの間に空気の通り道を作ります。ぴたりと密着させるよりもより、火がつきやすくなります。空気ぐ火を伝えます。
2 消化用の水や被せて空気を遮断するものを必ず用意しておきます。
3 ときどき専用の箸やトングなどで薪を丁寧にゆっくりとかき回します。