青山学院の社会人大学院「ビジネススクール」でMBA取得後、他(MBAをどう生かしたか)

今日の記事では
青学「青山ビジネススクール」の仲間たちの
MBA卒業後について書いています。
●青山ビジネススクールの仲間たちの「その後」
●青山ビジネススクール以外の仲間の「その後」
●「社会人大学院」であるビジネススクール
昨日の記事は以下のサイトからごらんになれます。

●青山ビジネススクール(青山学院)を卒業した仲間たちがMBAをどう生かしたか。「その後」(転職、他)

St. Andrews, North Sea
スコットランド「セントアンドリュース」の北海です。

MBA取得後、つまりMBAをどう生かしているか、をすこし書いてみたいと思います。

よくネットで「MBAは生かせるのか」「日本企業では評価されないMBA」等々見かけますので、なにかご参考になりましたら幸いです。

MBAを取得したのちに変化があった人(辞めずに同じ会社の同じ部署に勤務、という「変化のない人」以外)でいちばん多いのはやはり転職だと思います。

同じ業界の他社へ転職したり、まったくことなる仕事を始めたり、中には教員になったりする人もいました。

ただ、ひとつ言えることは、日本企業から日本企業への転職、というよりは、外資系へ転職する人が私のまわりには多いように感じます。

このカテゴリーで以前書いたように、同級生によるヘッドハントで日系企業から外資へ転職した人や、もともと在学中から外資系に勤めていて、卒業後は別の外資系企業へ勤めたり。

外資へ転職してからまた日系企業へ、という人もいますが、卒業直後は外資系が多いかもしれません。

この点は、ちまたで言われているように、MBAを評価する割合は、日系企業よりも外資系なのかもしれません。

その次に多いのが、会社内の他部署への異動です。

MBAコースで学んだことが存分に生かせるマーケティング部門やIRなどに移りました。

さらに大きな変化を遂げた人としては、海外の学校や企業へ移って、さらに学位を取得したり就業したりしています。

卒業後に博士課程(青学、他校どちらでも)へ行く人もちらほらといました。

会社を興したひともいます。

興味深い人としては、卒業後に青山ビジネススクールの「講師」になる人がいます。

生徒の側から教える側に移ったんですね。

高い専門性を有した人ばかりですので、プロとしての豊富な経験を生かして教えられて、学生側も現場に即した実務を学べるので好評のようです。

ちなみに、青山ビジネススクールを卒業しているので、全員、TOEICは卒業要件の730点以上を取得しています。

●他の社会人ビジネススクールを卒業した友人の「その後」(MBAの生かし方)

下田の旭
下田のプライベートビーチ

他の社会人ビジネススクールに通っていたある友人は卒業後、東証一部上場の製造業から、慈善団体の国際NPO法人に転職しました。

老舗のような大手製造を辞職しての「華麗な転職」だったのでまわりも本当に驚きました。

忙しそうに年中、国内外を飛び回っています。

ビジネス感覚抜群で頭も切れる彼のような人材が慈善団体へ入れば、収益性を考えたり「ビジネス戦略」も立てられます。

これから彼のような優秀なビジネスパーソンが社会的に価値の高い組織へ勤務する動きはもしかしたら増えるかもしれませんね。

さっこん、「ブラック企業」やパワハラをはじめとするハラスメント、劣悪な労働条件など、日本の営利企業の負の側面がクローズアップされています。

やりがいや社会性をもとめて仕事をしたいと望む社会人であれば、彼のあとから続く人は必ずいると思います。その団体自体、大学生をはじめとした若者の海外でのボランティア活動等を支援しているからです。

●「社会人大学院」であるビジネススクール

椿屋カフェ
新宿「椿屋珈琲店」

結局、青山ビジネススクールをはじめ、ビジネススクール自体が仕事をしているビジネスパーソン、社会人を相手にしているのですから、その学位がどの修士号よりも活かせている、と言えるのではないでしょうか。

「大学院」そのものはアカデミックな側面が大きいので、ビジネススクールはやはり、「専門職大学院」と(文科省では)呼ばれているほどですから、特殊だと思います。

次回は、「大学院」「社会人大学院」そして「ビジネススクール」の違いなどについて書いてみたいと思います。