学校の英語の勉強(コロナ禍で)ー「バックキャスティング」でいく(最終地点を決める)。Back-casting for studying English

今日の記事では、コロナ禍で英語の勉強をしている学生さんに向けて、「バックキャスティングで最終目標地点を決める」ということについて書いています。

<もくじ>
●コロナ禍の影響下での英語の勉強について。「バックキャスティング」でいく。
●コツは、「ゆっくり、丁寧に。焦らない」

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。

●コロナ禍の影響下での英語の勉強について。「バックキャスティング」でいく。

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「バックキャスティング」という言葉は昨今、実業界をはじめさまざまなところでたくさん用いられています。

  小山ケイ過去記事】直感を使って最終地点を決める。英語の上達方法(バックキャスティング)。

  小山ケイ過去記事】よりよい結果を得るためにとるべき行動に期限を設ける。

  小山ケイ過去記事】バックキャスティングで設定したSDGs目標数値を達成するには?アファメーション。

今日は学校の英語の勉強にもバックキャスティングを利用してみる、ということについて書いてみたいと思います。

バックキャスティングは簡単に言うと、最終的に到達すべき数値目標を設定したり、ビジネスで達成すべき成果内容を設定することなどを意味します。

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コロナウイルスの拡大によって学校の授業に遅れが出ることを心配している学生さん父兄もけっこういる、と聞きました。

青山学院の正門

英語に関しては、年々大幅に違うことや新しいことが行われるわけではなく、多少の上下はありつつもやるべきことややりかたなどにそれほど違いはありません。

そこで今日は、米国大学へ留学し翻訳者として15年以上に渡って活動し、専門翻訳会社を経営しながらMBAを取得した私が考える、「学生さんにとってのこれからの英語の勉強(自習学習)」について書きます。

学生さんのお役に立つことを願って。

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1) TOEIC/TOEFL、大学受験(志望校や興味のある学校)等、当座の最終地点を自分で決める。

2) それまでに出題された内容を参考書などから確認。

3) 1)をブイにして自分で勉強を進める。

4) 1)は柔軟性をもって変化してよい。

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1) 最終目標の設定

TOEICもTOEFLも大学受験も、参考書は手軽に入手できます。

中学生であればそれらの内容を理解できない学生のほうが多いと思います。バックキャスティングという最終地点を設定していくやり方の目的は、いまの自分とその最終地点の間に「なに」があるのかを把握することと、それによって溝を具体的に埋めていくことです。

 

【バックキャスティングの目的】

1 今の自分とその最終地点の間に「なに」があるのかを把握する。

2 溝を具体的に埋める方法の模索。

 

学校の中間・期末試験を最終目標とする人もいるかもしれません。

そうであれば学校の教科書にじっくり、取り掛かります。できれば最後のページまで。進み具合によってはかなりの予習になるかと思います。

目標設定の例:志望校、大検、海外大学、TOEFL/TOEICのスコアアップ、学校の英語

参考書の例:「赤本」、米国製TOEFL参考書、市販のTOEIC参考書、大検参考書、学校の教科書

 

2) 確認作業

具体的な溝が把握できたらつぎに、1)を丁寧に勉強していきます。

はじめはわからないことだらけだと思います。

でもそれが当然なのです。

目的は上記のとおり、「最終地点までの具体策を把握していくこと」です。丁寧に、辞書をつかったり単語帳を作ったりメモに控えたりしながらゆっくり、勉強していきます。

 

3) 自習(復習・予習)

ゆっくり、丁寧に、参考書や教科書をみていきます。

自分がどれだけそれを把握しているか、あるいはしていないか、見えてきます。

青山学院

たとえば。

志望校の試験問題で発音を問う問題が多かったり点数の配分が高いとする。けれど自分は英語の発音がうまく把握できない場合、「発音」を勉強することも自習の強化点となりますよね。

あるいは教科書の内容を見ていく場合。

到達地点は「仮定法過去を把握する」だとすれば、仮定法過去が出てくる部分を重点的に勉強することになる。

 

4) 柔軟に変化

勉強の途中で志望校が変わることもあるでしょう。あるいは体調がすぐれなくてうまく進まないとか、よく理解できない内容が出てきて思った以上に時間がかかるとか、自分が予想したことと違うことがでてくることもあります。

けれど、それも良しとするのがバックキャスティングがうまく機能するコツです。

先のことを「設定」しているのですから途中、紆余曲折があって当然です。

 

●コツは、「ゆっくり、丁寧に。焦らない」

 

よくテストのとき、「回答するまえに問題をまずは最後まで目を通して、それからとりかかること」と先生から教えられませんか?

これはバックキャスティングの目的とほぼ同じです。

「いま」問題がまったくわかっていない状態の自分との「溝」をよく見つめて、冷静な気持ちで「その溝を埋める解決策」を探るためです。

【問題を配布されたときに最後までまずは目を通す利点】

1) 時間配分ができる。

2) どういう内容か把握できることで気持ちが落ち着く。

3) 最初から解かずに、自分が得意で時間配分を少なくできるところから取り掛かれる。

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これは中学高校大学の試験問題だけではありませんよ。

人生すべてにおいての鉄則です。

プレゼンをするのであれば最終地点と自分との間を探って、どういう時間配分で資料を作ったり予行練習したりするか(場合によっては同僚に想定質問を考えてもらう)、自分の得意なところはどこか、時間をかけるべきところはどこか、見えてきます。

スポーツの大会に出るのであれば、「これこれの成績を収める」「こういう状態でゴールをする」と最終地点を設定する。そして「いま」の自分の状態との「溝」を冷静に見つめて、具体策や練習法を実施する。

そしてその根底にあるのは、「冷静に自分の状況を見極められる心」「方法を客観的に見つけられる潜在能力のすごさ」です。

気持ちを落ち着かせることはなにごとにおいても自分を助けてくれます。

学校の授業が思うように進まなくて心配になったり、自分の「将来」への影響を考える人もいるかもしれません。

けれど、気持ちが落ち着いていれば、自分自身を冷静に見ることもできます。そして適切な解決策や対処法を思いつくこともできます。

そのために「バックキャスティング」を利用することが重要なのです。

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